Cカーの咆哮

昔なんかの時に日産・トヨタ・ポルシェ・ザウバー・ジャガーのCカーのガチサーキット走行を間近で見たことがあります。

一般人を入れない何かのイベントの前の練習走行。

マシンはワークスチームと有力チームが運用。

GTとは違う、FポンやF1とも違う。

モンスターの咆哮。

旧富士だったので、本当の全開。

練習走行だからこその全開。

数台が纏まってくると、ものすごい圧だった。

私がいたのは、全開区間の300Rのアウト側。

痺れたね。

当時ゲームでしか聞いたことのないCカーのサウンドとその圧。

しかも、ほぼ1日自分ひとりだけで、フェンスの内側で鑑賞。

そう、まさに鑑賞なんだ。

トラブルもあるかもしれないが、結果として何もなかった。

あれ以上の興奮は、新世代ＷＥＣのスタートくらいかな。
と、同時に、あのＷＥＣは私が見た中でベストレースと言えます。
トヨタとアウディ。
普段同じチームの中嶋一貴とアンドレ・ロッテラー。
お互いに知り尽くしたドライバー同士、
お互いに知り尽くした秋晴れの富士スピードウェイ。
ほぼ2人で走行し、6時間のワークス同士のガチバトル。
余計な策略なんかない、力と力、両チームともに持てる力を全てぶつけあう。
そんなレースでした。
正直あっという間の6時間でした。