もしかして、庵野監督はAimerさんのファンなのか？

絶賛公開中のシン仮面ライダーですが、
ここで印象的な女優さんの、ほぼ主役の浜辺美波さんと、準ヒロインの西野七瀬さん。

個人的には予告編の頃から、浜辺美波さんとあの雰囲気は、Aimerさんと梶浦由記さんの組み合わせの世界観にぴったりだなと思っていました。

また、西野七瀬さんが劇中で浜辺美波さんの親友役で出てきたときに、それは確信になりました。

全体に流れる憂鬱でねっとりとする空気感は、まさに梶浦ワールド。
さらにそれを闇深くどろっと歌い上げるAimerさんのＭＶによく起用されているのがこのお二人です。

ＭＶでのドロドロネトネトの世界観にぴったりの演技で定評があるお二人です。

正直上映中、頭ん中でAimerさんの歌声が聞こえるような気がしたものです。

仮面ライダー見た後に、ONE AND LASTと、I Beg You,花はゆく、花の唄のMVをみると、映像や歌詞を見るとゾクッとしますよ。※YouTubeで公開されてます。

まるで今回の彼女たちのストーリーのように思えるほどです。
※Fateなどの他の映画の主題歌ですが。

先のブログで他の映画が補完していると書きましたが、それは男性陣で、
女性陣はこれらのMVが補完しているように思えます。

てか、庵野監督絶対見てるよね。

そうじゃなきゃ、あの浜辺美波さんの闇を持った透明感や、西野七瀬さんの演じた友人に逃れられない闇から救ってほしいと切に願いながら、一見するとそれを絶対に見せない気丈な敵役の組み合わせはできないと思う。

賛否両論凄いですが、偶然にも補完している作品を観てしまったために、十分に楽しめましたね。

そう、人類補完計画、この映画すら、何かを相互に補完していると考えると、良作ですが、アクションライダーやストーリーを考えるなら、アギトやクウガを知っている平成ライダー世代や、それらを見てきた人にはちょっと違うものと思った方がいいと思います。

多分出来としてはアギトやクウガの方が上だから。
ヒーローとしてのライダーとしてのかっこよさ、技のキレ、怪人も含めての造形の凄さ、ヒーローものとしての華やかさはずっと上なんです。
シン仮面ライダーはヒーローですらありません。
ただ、恩師とその娘との約束を果たす、それだけです。
ショッカーの目的も曖昧です。
なので、全体的にエヴァのようなもやっとした感じになっているのです。