2024年05月28日
敢えて言うなら、新海誠監督版王立宇宙軍
先週、「空の向こう、約束の場所」という、2004年公開の新海誠監督の作品の再上映を観てきました。
これは当時は観てませんでしたが、ヤンマガかなんかで一話だけ漫画を読んだ事がある程度です。
君の名は以降の新海誠監督作品しか知らなければ、かなり尖った作品だと思います。
しかし、新海誠監督作品のエッセンスが完成された作品でもあります。
ヒロインとイケメン男性二人、そのうち一人は無条件にいいやつ。
あと、椅子と、猫。
それに超綺麗な背景に切ない空気感とBGM..
新海誠監督の長編映画初のもので、細部に渡るまで新海誠クレジットがされていますね。粗削りですが、悪くなかったですね。
ちなみになんですが、2004年でこのクォリティかよ!という感想が結構ありましたが、当時のヒットアニメ映画としては、超絶クォリティの宮崎駿監督のハウルや当時のSFの最高傑作、押井守監督のイノセンスや大友克洋監督のスチームボーイ、当時のアニメ映像の最高傑作ディズニーのファインディングニモ、洋画では超絶大ヒットのラストサムライ、邦画でも大ヒットの今逢いにいきます。などがあって、別に当時としてもそこまでハイクォリティとは言えませんね。
テレビでも、ストーリーで遙かに上を行く、ガンダムSEEDディスティニーや、伝説の始まり、ふたりはプリキュア、ブリーチ、あと、忘れてはいけない、魔法少女りりかるなのはといった歴史的名作揃いということを考えると、全体的には、信者はいいかもしれませんが、アニメファンとしては、当時としては、この手の話は本当にゲーム含めてたくさんあったので、そんなに目立つものではありませんでした。
なんなら、同じような雰囲気の蒼穹のファフナーや、攻殻機動隊という超高クォリティ作品が放映されてましたからね。
OVAまで入れると、マクロスゼロの4巻の発売だったり、というか、このころのOVAって90年代の名残でクソクォリティが高いのです。
特に全体的にマクロスプラスやこのゼロをオマージュしていますね。というか、始まって数分で、んんんこれマクロスプラスやん!と思ってしまいました。
いろいろ言われるストーリーも当時としても10年前のストーリーかなと思いました。
なんせ、この頃には世界系の最高傑作と言える、「最終兵器彼女」がありましたからね。結構これを参考にしたのかな。もう、タイトル書いただけで涙腺崩壊するんですけど・・・
当時の感覚に戻って考えてみても、光るものはありましたが、処女作ということも相まって、もう少し・・・ということを考えてみました。
まぁ、その後のヒットメーカーになるので、スタート地点を見た感じがしました。
でも、当時からラストのスペクタクル性は弱いのは続くんだなと思いましたね。
多分、私は、同時間に上映していたプロメアの方が好きです。
やっぱり映画館なら最強の音響とデカいスクリーンでドカーンとやってもしいものです。
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Posted at
2024/05/31 11:58:24
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