ガンダムジークアクス観た

新しいガンダム、ジークアクスの映画観てきました。

率直な感想は、庵野監督が考えて、奥さんがオシャレに味付けした、出来の良い同人誌。


まず、Seedまでの従来の路線が好きな人は、
ちょいしんどいかなぁ。

面白いかどうかと言われたら、ガンダム付けなければ面白い。

ですね。


Gガンダムほどぶっ飛んで、作っても良かったんでは？

と思います。


やはり、昨年のSEED FREEDOMと比べる程ではない。

まぁ、第一話という側面もあるんで、全体の評価も出来ないけど、
同じようなやり方でも、完璧な構成で完全で完璧で完結している、推しの子という映画がありました。一話でありながらちゃんと完結している。

今回は単なる第一話でしたね。
キャラや設定の掘り起こしはないから、
全て顔見せ。

映画で見せるほどのものではありません。

特に最新の一時間は、何度帰ろうかと思った程。
正直、怒りしか無かったです。庵野監督、エヴァをこんなにされたら怒り狂うだろ？って感じですよ。

あと、とにかく、SEEDの後にやるならさ、かっこいいメカを出せよ。

庵野監督が関わるといって一番危惧していたのが、メカが絶望的にカッコ悪いです。
庵野作品だと、ガンバスターだけでしょ。かっこいいの。

あの洗練されたSEED FREEDOMの後だけにね。


ただ、BGMは特に中盤以降、最高。

というか、中盤以降、急にオシャレなミュージックビデオに変わります。米津さんをはじめ、疾走感あるEBM系など、これぞ旧ガイナックスの真骨頂とも言える、サイバーパンクな舞台を縦横無尽に駆け抜ける主人公を追いかけるかのような爽やかかつ、ダイナミックでエッジの効いた画角とクソオシャレな映像を見せてくれます。
トリガーをはじめ、旧ガイナックスでエヴァとか作ってたカラーの庵野グループの実力を、見せつけてくれます。

後半、とにかくオシャレな映像が、前半の悪ノリ同人誌を駆逐するかのような、疾走感とカメラワーク、主人公の女子高生の爽やかな魅力がたっぷりです。

だいたい、バディ組むイケメンがオシャレ過ぎんだよ！
多分キャラ設定、エンドロールには出てこないけど、
奥さんがやってるだろ！ってくらい、作画やキャラデザのいつもの美少女オタク面子から見ても有り得ないオシャレさなんですよ。
画角からしても、男性オタクじゃない。
奥さんが全部みてるんじゃない？

まぁ、佳作って感じかなぁ。