iPhone16eの立ち位置

iPhone16eの立ち位置が情報を纏めると、なんとなく読めてきた。

アップルストアでは128Gが99800円。

確かに少し足すと普通に16買えます。

でも、この日本の価格、かなり考えられているのでは？と思うのです。

①キャリア価格はともかく、アップルストア価格で10万いってない。

これは、一括で買うような個人ではなく、法人向け。
これは、経理の人と話していて、そういえばそうだ。と。
詳しくはいろんな所で出ていますので割愛します。

また、個人では分割で買う人用です。
それは10万超えると審査が厳しくなって、購入できない人もかなりいるのです。
※これが今の日本の現実だよ・・・。いくらキャリア投げ売りが安くても無理な人はマジで想像を絶するくらい相当数います。
なら、安いandroid買えばいいだろうがボケナス！と、私も思いますが、
アップル社としての立場なら、シェアの高い日本市場を中華androidに奪われたくないのです。また、虎の子のアップルインテリジェンスを広めたい。
となれば、最廉価帯は10万超えるのはご法度。
アップルストアで本体買って格安SIMで運用することを想定です。
※恐らく上記の人に対してのみかなり審査は甘い（友人のカード会社勤務の人より）そうです。
性能的にはA18チップに日本仕様は16プラスを遙かに超えるバッテリー性能を持たせていることが、それの証拠と言えますね。そのためにMAGセーフを搭載しないでそこにバッテリー詰めて容量アップさせているのですから。

②アップル社自社製モデムのテスト

このモデルからアップル社自社製の通信モデムが採用されています。
今まではクアルコムのモデムを使用していましたが、新たに開発した自社製の通信モデムです。
アップルとしては、ナンバリングモデルの17シリーズの前にそれなりの規模で実証テストをしたいのでしょう。
製品として完成はしましたが、さらなるバグだしをしたい。
ならば、日本独特の周波数、バンド１１，２１非対応なのは理解できます。
そもそもこの２つのバンドはauとドコモ、ソフトバンクが対応してますが、
auはほぼ拾いに行かないです。無理やり拾うように調整しないと無理だそうです。ソフトバンクも同様。なので、このバンド１１は何のためにキャリアが確保しているかが不明です。個人的には今後の展開のスターリンク用だとは思いますが。
バンド２１はドコモですが、これは普通に拾いにいっているようですが、全体からすれば非対応でも問題ないレベル。
17では多分全て対応するとは思いますが。

つまり、アップルとしては細かいエラーの洗い出しをしたいということでしょう。

③デザインで選ぶ人。

近年のiPhoneに限らずスマホはやたらカメラが多い見た目になっています。
未だにiPhone最高のデザインは４や５辺りと言われるくらい、見た目が醜くなっています。これを嫌という人が実際かなりいるのです。故にシンプルなSEシリーズをずっと購入しているひともいるのです。
さらにダイナミックアイランドの微妙さ。動画やゲームなど全画面表示にすると、ノッチのあったころよりも端っこが見にくくなってしまいます。
そういう人はまだノッチの方がマシという意見も多いくらいです。

デザインでみれば、16eは非常にシンプルで高品質な筐体デザインです。
特に16シリーズのパステル系のカラーバリエーションは特に社会人男性には持ちにくいという意見もあるようです。
確かに学生とかならいいですが、私のようなおっさんにはちょっとファンシー過ぎます。とはいえ、Proモデルほどの高性能は要らないという人の需要があると思います。なんせ、512ギガまで設定があります。たんなる廉価版とは言えません。
16eのモノトーン展開は、そもそも、99800円が高いとかいうガキは相手にしてないとも言えます。特にブラックは案外かっこいいです。


④何はともあれバッテリー最優先

16eはバッテリーが16シリーズ最強です。14サイズの筐体に、＋より大容量のバッテリーがぶち込まれています。
マグセーフ削ってでも入れたかった狂気のバッテリーです。
興味深いのはアップルインテリジェンスが一部地域で運用が始まってからの16eです。16eは16シリーズの廉価版と思われがちですが、一番のベーシックモデルです。そのベーシックモデルがこれだけの大容量バッテリーが必要な理由は、

アップルインテリジェンスがものすごくバッテリー消費が大きいのではないでしょうか？

実際、調べれば調べるほど、16eは、廉価版と言うよりも、実験機の性格が強いモデルです。

今後の展開は、eシリーズがベーシックモデル、無印ナンバリングが中間モデル、Pro系がハイエンドモデル。となるのは多分確実です。

GALAXYで言えば、ハイエンドクラスの、ナンバリングは前の型ですが、S24FE、S25無印、S25ウルトラに相当するラインナップといえばわかりやすいと思います。これにより、iPhoneのラインナップの整理も同時に行われたのがその証拠でしょう。

ハイエンドエントリーはどこのメーカーも驚異的なバッテリーを積んでいますからね。


まとめ

16eは実は結構魅力的な、近年のiPhoneでは珍しい、アップルらしい挑戦的なプロダクトモデルだと思います。12以降殆ど変化の無かった惰性だった、iPhoneが新たに変化に動き出した狂気じみたモデルであると考えるに至りました。

実機が発売されるとなんか、評価が一転しそうな感じがします。