古代史ミステリー 「御柱 最後の縄文王国の謎」 (2016年NHK)
時々ある、NHKの神番組です!
この番組・・・凄く良いです。
御柱際のことなんですが、映像もよければ、ナレーションもよい。
学術的な内容を巧く織り込みながら、
見終わったあとに、なんかほっとする。
そんな素晴らしい神事の話。
ちなみに・・・東方好きな人は思わずニヤっとする内容もそれとなく?織り込まれています。
というよりも、元ネタがよく解ります。
というよりも、元ネタの壮大な説明番組でないかと・・・
とはいえ、こういうお祭りに感動を覚えるのは、実家の頼政神社のお祭りと通じるものがあるからかな。
一応日本史学科卒なんですが、
在学中に、この神縄の頼政神社の祭りを調べたことがあるのですが・・・
正直驚きました。
まーねこさんは参加したことあるので、わかると思いますが・・・
似てませんか?御柱際と。
実は、番組中に描かれる、巨木に通じる祭事なんです。
神社裏にある、トチノキの古木。
縄文人の主食は・・・トチノミ。
また、あの地は、小さな社(祠)が集落を取り囲むように実は密集しています。
恐らく・・・発掘調査をすると、
私が大学生のときでさえ、発掘できれば、確実に縄文文化の遺跡があるといわれていました。
そして、それを裏付けるかのような古代の墓場のあとが、農道工事で発見されています。
そして、注目はドンドン焼きです。
他方と違い、一番太い竹を引きずって道祖神近くの広場で、まさに御柱を立てるんです。
また、同じ1月には山ノ神と言って、裏山の社で社を囲むように立てるんです!
また、遺伝子的な違いもあるそうで、弥生系よりも縄文系に近いそうです。
まぁホント謎が謎を呼ぶ、不思議な地域で、少なくとも鎌倉時代よりはるか前から、
人が集落を作っていたようで、交通の要衝だったのは、間違いないようです。
歴史がつまらん。という人もいますが、身近な歴史を紐解くと、
結構謎だらけで面白いんですけどね。
まぁ、本来統計学や自然科学に近い学問を単なる暗記科目にしてしまった、
日本の教育制度がおかしいと思いますけどね。
いいくにつくろうかまくらばくふ。なんて、今は通用しませんし。
鎌倉幕府の始まりは、1192年にする理由が殆どないからです。
実際の幕府運営は、1192年では既に鎌倉で政治の中枢でしたし。
少なくとも、今の内閣府といえる、政所はとっくにできて機能しているわけですね。
Posted at 2016/06/27 22:56:45 | |
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銘言 | 日記