2023年10月13日
本日公開の大雪海のカイナ ほしのけんじゃを早速観てきました。
昨日のグレンガランと比べると、まぁ、ずいぶん大人しい映画です。
映画自体はテレビ版の続編とのこと。
いや、最終回パート。
だから、完全に初見殺し(笑)
ガンダムで言えば、いきなりララァが死ぬところからスタートみたいなもんです(笑)
ちなみに、よくあるこれまでのお話的なものは一切ないので、テレビアニメ見てからじゃないと訳わからんから、始まります。自分、この状況から見ました・・・
で、率直な感想は、まぁ、そこそこ面白いし、映像も綺麗だけど、どっかで見たり聞いたりしたものばかり・・・
ナウシカとエヴァ初期映画版と、ラピュタをクロノトリガーの音楽でアルジュナの世界観で作って、90年代後半~2000年代のSFCやPS1のRPGのエッセンスをふりかけて、セガに発売させたゲームって感じと言えばわかりやすいと思います。
というか、セガでこういうゲームあったよね・・・?
というようなもの。
あと、ラストはラピュタのアレやりたかったんでしょうね。
散々予告編やってたので、面白そうだけど予想できるね。って部分を何一つ超えることはできなかったものですね。
まぁ、40代には懐かしい旋律とストーリー、映像です。
でもさ~前日にグレンラガン見ちゃうとさ、
巨大ロボ!ドリル!合体!
とりあえずあとは勢いで何とかなる!!!!
には敵わないねぇ。
ちなみに、今年一番のアニメ映画はサイコパスです。
初見殺しが全くないし、それまでのあらすじもないけど、冒頭見ているだけで、なんとなく全部理解できる神構成!極上のSF近未来警察物(絶対日本のアニメでは外れ無し!)で最高でした。
まぁ、カイナは、初見でも突っ込みどころが多く、なんか詰めが甘いなぁって感じでした。やりたいのはわかるんだけど、そういうのは宮崎駿監督や庵野監督、富野監督などがやったことを、そのままやってもダメなんですよ。
素材は良いのですが、調理する人のレベルがその素材を調理するところまで行ってないって感じです。
例えば、今年の宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか?」は正直、単なる、ありきたりでNHK教育でやってそうな、少年向け夏休みファンタジー小説を、極上の料理人が調理すると、あんなにとんでもない映像と芸術作品にまで昇華させてしまいました。私は正直YouTubeなんかで見られる複雑な考察なんかないと思います。話自体はホント少年のひと夏・一晩の夢の冒険譚です。洋画なら、スタンドバイミー、グーニーズですね。意味なんかそうなく、少年が一晩冒険をすることで少し大人になるというストーリーです。そこを見誤ると、めんどくさくなります。
カイナは要素や設定は悪くない。でも、それを生かせる監督じゃなかった。
Posted at 2023/10/14 12:39:20 | |
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