やっぱり、ほむほむの救済としては、こうするしかなかったんだろうな~というのが感想。
ほむほむは、まどかが一番大事。
まどかが幸せならそれでいい。
けれど、それは、まどかの親友として。
しかし、まどかは宇宙の概念になってしまった。
概念ということは、ほむほむ「だけ」が特別な存在ではない。
ほむほむは、何故か記憶が残る。
何回もループしてきて、やっと救えたまどか・・・
でも、その瞬間に「概念」になってしまった。
自分しかその存在がわからない。
わかるのに、会う事もできない。
それは、本当にほむほむの望んだこと?
望んでいたのは、概念とかそういうものではなく、
ただの友達でいて欲しかった・・・。
概念になった以上、会う事も、話すことも、日常を過ごすこともできない。
まどかの願いは叶ったが、それは、ほむほむにとっては、
なまじ、気を利かされて、記憶などが残ったばかりに、ほむほむにとって、
これほどの惨い仕打ちはない。
だったら、私のものにしてしまえ!
そして、この世界を書き換えてやる!
そうです、マーク・デイヴィッド・チャップマン化したわけです。
円環の理から、まどかが出てくる瞬間、悪魔に魂を売ったわけです。
セバスチャンを呼んだ・・・おっと。
ただ、悪魔ほむほむの色気や、妖艶さは、このまどかマギカの世界では、異質であると同時に、
それが、ほむほむがもう、人間ではないことを示しています。
ほむほむを絶望から救うには、まどかと同じように人ではなくなること。
対等な存在であること。
この2点でしょう。結果として、この映画の結末としては、神になったまどかの対になる存在。
つまり悪魔になる。
神がいるからこそ、アンチテーゼとしての悪魔が存在します。
ほむほむの絶望から彼女を救うには、ルシファーとするしかなかったのです。
音楽面では、梶原節がこれでもか!と炸裂します。
とにかく、梶浦さんの特徴のそのシーンを音楽で包み込んではじめて、そのシーンが完成させる。
そのものです。
とにかく、凄い。
ただ、エンディングは、この曲がよかったかな。
蒼氓 山下達郎
実は、エンドロールの時に頭の中に響いてきた曲は、この曲でした。
本当に、合うんです。
カラフィナの曲もいいのですが、あれだけの物語なら、このような余韻のある曲で終わりたいものです。
歌詞も、なんかほむほむを象徴しているような・・・
Posted at 2013/12/21 00:11:32 | |
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