
みなさん、こんにちは!
10月3~6日の4日間で岩手から山形の東北を楽しんできました。
最大の目的はハイドラのCP累積系バッジの取得。今回の岩手で本土は集大成となります。
そして観光にも重点を置きました。岩手の八幡平と三陸海岸、山形の山寺と蔵王(宮城県境)は特に時間を取って巡りました。
台風18号の影響で天候が不安でしたが、結果的に快晴とはいきませんでしたが、ほとんどの箇所を傘なしで巡ることができました。
タイトル写真は遊覧船から望む浄土ヶ浜の絶景です。
<10月3日(木)第一日 ~名古屋-紫波-早池峰-盛岡-雫石-田沢湖-八幡平~>

名古屋から岩手は自走ではメチャ遠いため、3日の日付変更前に出発(^^;)
高速を延々と走り、第一目的地の紫波町「志和稲荷神社」まで約900km。
志和のおいなりさんと呼ばれ社殿前の赤い鳥居には藤の輪がかけられており、この輪をくぐって(茅の輪くぐり)参拝すると汚れが取り除かれるそうです。果たして1回だけで完全に取り除かれたかは自信がありませんが、無事に今ブログを書いているので、御利益は授かったと思ってます(笑)

同町内の「道の駅 紫波」CPをゲットして山道(県道25号)に入ります。20km強進んで花巻市「道の駅 はやちね」に到着。写真の早池峰湖ほとりにあるので、ついでに早池峰ダムも見学しました。

県道25号はダムを過ぎると険道に変わります。早池峰国定公園内を進むのですが、標高が上がるにつれて周辺が赤く色付いてきます。今旅で一番の紅葉を楽しめました。

早池峰ダムから50kmほど山岳路を走り、宮古市「道の駅 やまびこ館」に到着し、しばし休憩。宮古市といっても太平洋側までまだ35kmぐらいあります。写真は山側の展望台です。

ここからはR106を盛岡市内に向け西進。宮古市「道の駅 区界高原」まで25kmほど走って、さらに20km進んで写真の盛岡市「ふれあいランド岩手」へ。これにて公共建築100選コンプで神様バッジGETです(^_^)v

R46を西進し、御所ダムに寄り道してダムカードをゲットしてから雫石町「道の駅 雫石あねっこ」へ。岩手では錦秋湖と並んで秋田県寄りの道の駅で、コンプを目指すには難所となります。

そこでこの難所を逆手にとって、秋田側から八幡平に向かうルートを思いつきました。秋田県に入ると直ぐに田沢湖がお出迎え。今回は写真の「蓬莱の松」を観賞しました。

R341を北上し秋扇湖のダム公園に立ち寄りましたが、鎧畑ダムも湖も見えませんでした。それでもさらに北の玉川ダム管理所ではダム越しの美しい宝仙湖を拝めてリベンジ成功。

そして
玉川温泉です。今回のルート作成にあたって、みかりんさんご夫妻から絶対のオススメとして一番留意した場所です。教えていただいたとおり、pH1.2と日本一の強酸性を誇る温泉水は強烈の一言。体にキズがあると痺れるほどヒリヒリ、、「効きの湯」にじっくり浸かりました。

R341も秋田八幡平に近付くと周囲は黄色に染まってきました。

ついに念願の八幡平アスピーテラインに入ります。まずは後生掛自然研究路を散策しました。雲仙地獄にも勝るとも劣らない景観に圧倒されました。温泉たまごも美味しかったです。

メインの八幡平山頂駐車場展望所到着時は、残念ながら小降りからしっかりとした雨に変わってしまいました。鏡沼(ドラゴンアイ)や八幡沼は次回の宿題となりました。まあ駐車場からの景観を楽しめたので良しとします。

クルマから降りることは諦め、源太岩は助手席からのカメラです。

さらに東進してアスピーテライン車中からの紅葉です。

岩手側に下りきって名水「金沢清水」CPをゲットして、宿の「Active Resorts 岩手八幡平」にチェックイン。部屋から望む岩手山山頂は残念ながら雲に覆われていました。

夕食前に会社からまさかのシステムトラブル報告。リモートでの対応を余儀なくされました(泣)。1165kmロングドライブと相まって食後の記憶はありませんzzz
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<10月4日(金)第二日 ~八幡平-葛巻-九戸-久慈-田野畑-岩泉-宮古~>

宿の温泉に浸かり朝食を摂ってチェックアウト。八幡平市「道の駅 にしね」から岩手町「道の駅 石神の丘」と立ち寄って写真の葛巻町「道の駅 くずまき高原」で小休止。

ここからは南北へジグザグ走行。九戸村「道の駅 おりつめ」まで約50km北上すると謎のオドデ様がお出迎え。九戸村の守り神だそうです。

南下して一旦久慈市に入り「道の駅 白樺の村やまがた」では巨大な卵が。 山形村に生息しているといわれる未確認生物「ガタコン」の卵だそうです。

今旅最北となる洋野町「道の駅 おおの」まで北上して再度久慈市に入り写真の「道の駅 くじ やませ土風館」に向かう途中で「みなとオアシスもぐらんぴあ まちなか水族館」CPをゲット。この水族館は3年半前から海沿い元の場所に戻っていますが、CPは「まちなか」のままです。何とも間抜けな水族館(114箇所)神様バッジGETとなりました(苦笑)

野田村まで下って「道の駅 のだ」に到着。三陸鉄道「陸中野田」駅と併設です。運が良いことに列車が上下線とも到着していたので、ホームまで駆け上がり撮り鉄です。

県道44号に入り海沿いを進むとすぐに普代村「太田名部防潮堤」です。明治と昭和初期に津波被害でたくさんの犠牲者を出したことを教訓に高さを15.5mに嵩上げし、1970年に完成したこの防潮堤は東日本大震災の大津波から見事に村を守り切りました。

次に「黒崎」です。高さ100mを超える断崖から白く美しい「ねだり浜」越の景観は素晴らしかったです。北緯40度線が通過する世界最東端の地でもあるそうです。

少し南下して田野畑村に入り、北山崎です。展望台から望む「海のアルプス」と呼ばれる高さ200mの断崖が連なる様はリアス式海岸で一番の景勝地。訪問時は少しもやっていましたが、本当に素晴らしい眺めでした。

「道の駅 たのはた」から少し内陸に入り写真の岩泉町「道の駅 いわいずみ」で休憩。近くの観光名所「龍泉洞」を訪問したのは4年前。その時はもう一度こちらへ来るとは思ってもいませんでした。

宮古市に入り「道の駅 たろう」へ。道の駅裏には総延長2,433m、高さ10mの二重防潮堤があり、「万里の長城」と呼ばれ防災のシンボルだったそうです。しかし東日本大震災の津波はこの防潮堤を越え、田老のまちに甚大な被害を及ぼしてしまいました…。

300mほど海側の震災遺構となった「たろう観光ホテル」です。津波の恐ろしさをリアルに感じました。

宿泊地の浄土ヶ浜に近付くと雨が本降りになりました。「道の駅 みやこ」に立ち寄り、対岸もぼやけてしか見えない状況なのでこの日の遊覧船乗船は諦めることに。景勝地「鵜の巣断崖」を諦めて最終便に間に合わせただけに残念。
写真は道の駅内に設置された震災前の宮古を再現したジオラマで、立命館大学の学生さんが製作したそうです。

仕方なく宿の「浄土ヶ浜パークホテル」に早めのチェックイン。奮発?して海側の部屋を取っていたため、雨でも浄土ヶ浜の景色を楽しめました。
夕食はバイキングながら食材が良く、とても美味しかったです。

食後に部屋に戻ると窓ガラスを叩く雨音が半端ないです。宮古市は大雨で災害警戒レベル4が発令されていました。明日はどうなるのか運を天に託しますzzz
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<10月5日(土)第三日 ~宮古-釜石-遠野-花巻-山寺-山形蔵王~>

午前4時に目覚めると雨は上がっていました。そして星がキレイに輝いています。これは浄土ヶ浜の日の出が拝めそうと、風呂に浸かって朝の散策にGO!
写真は日の出時刻の5:30撮影。しかしながら水平線に雲がかかっており、ご覧の通りです。

往生際が悪いので、そのまま30分ほど粘ると林立する白い流紋岩越しの日の出を捉えることができました。うーーーん、素晴らしい(^_^)v

この天気なら遊覧船が楽しめると思い、当日の旅程朝イチに急きょ組み込みました。朝食を済ませ遊覧船乗り場へ。定期一番便が船着き場に到着。

出航と同時にウミネコの大群が船に群がってきました。観光客が与えるパンがお目当てなのですが、困ったことにウミネコを避けて風景が撮れません(笑)
まずは陸側を進み、白い岩肌に緑の松の海岸美を楽しみます。左下は夫婦岩、何処でもこの名称が付きますね(笑)。右下はポツンと浮かぶ日出島(ひでじま)で、周囲約2kmの無人島、軍艦島とも呼ばれているそうです。

メインは大沢海岸に突き出た国の天然記念物「ローソク岩」でしょうか。高さ40m、幅は上部7m、下部3mあるそうです。次は北海道余市のものを見てみたい。

左上は潮吹穴、この日はかなり高くしぶきを上げていたようです。半島突き出しの姉ヶ崎付近(右上)でUターン。今度は日出島に接近し地層群を間近に(左下)。地層は約1億年前の白亜紀の頃のもので「宮古層」と呼ばれ、化石の宝庫として知られているそうです。右下は浄土ヶ浜近くの「青の洞窟」入口で、右端の専用観光船で中を見ることができるそうです。

この遊覧船の船名は「第16陸中丸」。震災当日、船長の機転で迫り来る津波を越えて沖へ避難、3隻中唯一残った遊覧船です。その船長「坂本さん」がこの日の操舵担当で、直筆サイン入り三陸写真集を格安?500円で思わず買ってしまいました(笑)
素晴らしい40分の船旅。予定を組み替えて本当に良かったと思いました。

宮古のホテル夕食レストラン名称は「最東端」だったのですが、だまされませんよ(笑)。正真正銘の本州最東端を目指します。
最初は快適だった県道41号は海に近付くと一気に険道へ豹変します。その区間の長いこと…。それでも何とか岬CP「とどケ崎」を取得して、岬神様バッジ(80箇所)が降臨。しかし岬を拝むためには、片道30分以上のトレッキングが待ち受けているそうで、ここは潔く?断念しました。

この険道は山田町のR45合流地点まで延々と続き、写真の「道の駅 やまだ」到着時は、かなり疲れました(^^;)

釜石市「道の駅 釜石仙人峠」までの約35kmは三陸道で快適に移動。側を流れる甲子川の景観も良かったです。

R283を西進し遠野市に入り「道の駅 遠野風の丘」の風車を眺めて「道の駅 みやもり」へ。写真は駅そばの宮沢賢治「銀河鉄道の夜」をイメージさせ、町のシンボルにもなっている「めがね橋」です。

そのまま15kmほど走って花巻市「道の駅 とうわ」に到着。これにて岩手県道の駅(33箇所)コンプリート、そして47都道府県道の駅コンプリートバッジ制覇となりました。これはメチャ達成感があります(^_^)v

駅の目の前が釜石道・東和ICという地の利を生かして東北道から仙台を通り越し山形道に入り山形市までの200kmを一気。目的地の山寺登山口に到着です。

階段を登ると左上の「根本中堂」。そして右上の「山門」を抜けてからが1015段の山登りの本番です。左下は芭蕉ゆかりの石碑「せみ塚」から見上げる高い岩。そして右下の開山堂、納経堂の景観は神秘的です。

そして五大堂からの絶景です。開山30年後に建立された五大明王を祀る道場だそうです。

奥之院まで1015段登りきり参拝しました(^_^)v

最後に三重の小塔。日本最小規模の三重の塔で国指定重要文化財です。

下山して蔵王温泉まで30kmほど走り、宿の「たかみや瑠璃倶楽リゾート」にチェックイン。温泉は酸性を謳ってますが、玉川温泉の後では普通の温泉でした(笑)
夕食は山形ブランド豚のしゃぶしゃぶで、こちらも美味。盛りだくさんの3日目を終え深い眠りにzzz
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<10月6日(日)第四日 ~山形蔵王-御釜-長井-米沢-名古屋~>

いよいよ最終日の朝は曇り空。写真は部屋からの眺めですが、少し明るい箇所もある微妙な天気です。とりあえず朝温泉と朝食を済ませます。

ホテル廻りを散策。スキー場近辺は厚い雲に覆われています。本日のメイン目的地は「御釜」。果たして拝むことはできるのか…。

御釜が拝めるかは運次第といわれています。晴れていても必ず見られる訳ではありません。とにかく向かってみることにして蔵王エコーラインに入ります。

手前の坊平近辺では濃い霧が発生しており絶望感。それでも蔵王ハイラインに入り蔵王苅田駐車場に到着。駐車場からの眺めはこんな感じです(汗)

レストハウスを抜け御釜方面へ向かいます。そして、、、ついに見えました!視界良好です!!

そのまま火口に一番近い場所まで歩きます。そしてこのエメラルドグリーンの水と荒々しい火口壁対比の神秘的な絶景! 思わず叫びたくなりました。
御釜は蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰に抱かれた円型の火口湖。釜状なので「御釜」と名付けられたそうです。

十分に絶景を目に焼き付けた後は山頂付近をルンルン気分で散策。

そして刈田山頂の刈田嶺神社(奥宮)を参拝しました。

あっ、こちらからも見ることができるのですね(^^;)

大満足で山形の新規道の駅取り残しCP取得に向かいます。南陽市「熊野神社」から写真の長井市「道の駅 川のみなと長井」へ。ここで新鮮な野菜と果物をたくさん買い込みました。

米沢市「道の駅 米沢」から無料の東北中央道に乗って福島大笹生ICで一旦降りて最後の給油。といいつつ付近の「リンクサーキット」CPもしっかりゲットしました(笑)
ここからは高速で名古屋まで一気。福島からだとだいぶ近く感じます。順調に無事に帰宅でき、4日間2700kmの旅は終了です。

岩手は“トリ”を飾るに相応しく本当に素晴らしい県でした。壮大な180kmに渡る美しいリアス式海岸と色づく山々は本当に魅力的。山寺、御釜と併せて感動の連続でした。写真は思い出として購入した南部鉄器の急須です。
今回でハイドラCPの大量ゲットを目的としたドライブは終了です。累積系バッジは今回の4個で残りは「名水」「空港」「100万km」と無理に近い厳しいものばかりです。
それでも「名水」にはチャレンジしようと思っています。というわけで今後は離島の旅に出掛けようと思っています。
旅に出掛ける切っかけを作ってくれるハイドラアプリにはとても感謝しています。今後は立ち上げる頻度は少なくなりますが、細々と続けていく所存です。
いつもながらの長文に最後までお付き合いいただき有り難うございました。