みなさん、こんにちは!
今回(11月)も一泊二日温泉の旅ですが、あまりにも貴重な体験ができたのでタイトルをイベントに変更しました。
みん友さんの白馬ブログを拝見して、思わず長野の宿を予約してしまいました。当初は白馬だけ訪問して後は湯ったりノンビリ過ごすつもりでしたが、出発日一週前に立山黒部アルペンルートのお得切符が発売されていることを知り、旅程に追加しました。
そして切符の折り返し点となる「室堂平」で何とタイトル写真のライチョウと“お散歩”ができました。
そんな旅の顛末によろしければお付き合いください。
<11月7日(火) 立山黒部アルペンルート(扇沢入り)-信濃大町>
午前10時発の扇沢バスに必ず乗ることが条件なので、早朝に自宅を出発。中央道の南信区間は土砂降りでしたが、長野道に入ると雨は止み9時過ぎに扇沢市営駐車場に無事到着。この駐車場は無料です。
駐車場から徒歩10分弱で大町市「扇沢駅」です。天候も回復し7年半ぶりの立山黒部アルペンルートにワクワクです。
ここでWEB予約していた写真の切符をQRコードで引き換えます。扇沢から室堂までの往復で、縛りとしては予約日の午前10時(または10時30分)扇沢発のバスに乗らなければなりません。でも通常より2500円お得です。
黒部ダムに到着。まだ雲が残っていることもあり、復路に期待して黒部湖駅に向かいます。
ケーブルカーを降りて黒部平駅では表には出ず、ロープウェイに直行。やはり長野側山頂は雲がかかったままです。
トロリーバスで室堂駅到着。室堂平側に降り立つと雲の中に入っているようで視界は真っ白で風も強く寒いという三重苦(泣)
とりあえずミクリガ池まで行くことにしましたが、景観はご覧の通りです…。ここで駅まで引き返すか、それともこのまま室堂平周回コースを進むか迷った挙げ句、せっかくなので一周することにしました。
(左上から時計回りの順で撮影)みくりが池温泉を右に折れてしばらく進むと、石道に
ライチョウを発見。おそるおそる近付くと一定の距離(5mくらい)を保ちながらライチョウが石道をひょこひょこと歩き始めました。こちらが止まるとライチョウも止まり辺りをキョロキョロ、横を向いた瞬間でお顔を拝見。私が歩行再開するとライチョウも歩き始めます。あまり長くこちらが止まっていると、振り返り「もっとお散歩しよう」と催促されます(タイトル写真の勝手な解釈です)。
石道右側で野太い鳴き声が聞こえました。たぶん親鳥が「気を付けて」と注意喚起していたのだと思います。ということは散歩の相手は子供のようです。注意深く目を凝らすと親鳥発見! ほぼ正面から捉えることができました。我慢できずに石道の方に駆け寄ってきます。そして私の前に入り親子で散歩開始。ほどなく池側の草地に入っていきました。面白いことに親子でもあまりくっつきたがらず一定の距離を保ちます。
一瞬ですが、やや視界が開けミドリガ池を捉えることができました。
そして草地では、もう一羽加わり貴重な3ショットを収めることができました。付近にいた外国人女性と「ベリーラッキー!」と喜びを分かち合いました。
今回散歩した区間はおおよそ上図の赤線部分、距離にして350mくらいです。後で調べて分かったのですが、ライチョウとの遭遇率は人が少なく悪天候ほど良いそうです。この日は3連休明けの平日で悪天候と条件がピッタリだったようです。
ミクリガ池の絶景はこの先いくらでもチャンスがありますが、ライチョウとのお散歩はたぶん二度とできないでしょう。プライスレスの経験ができて、本当にあのとき引き返さなくて良かったと心底思いました。
あまりの感動に体が冷え切っていたことに気付いたのは室堂駅に戻った後。立山そばをいただき、体を温めました。そして黒部湖方面に引き返します。
大観峰に到着すると完全に天気が回復していました。この絶景は何度見ても飽きません。
ロープウェイからの眺めも素晴らしい。
こうなると行きは素通りした黒部平も散策します。立山側の景観です。
紅葉は終わっていますが、黒部ダム側ではわずかに残ったナナカマドの実が景観に紅を加えてくれます。
黒部ダムの景観もバッチリです。ただ風が強くなってきて湖面がざわついています。
最後に黒部湖を目に焼き付けます。この湖との出会いが私の旅の原点です。
黒部ダムで電子スタンプラリーをやっていてコンプリート、右側の記念カードをいただきました。奇しくも黒部ダムは今年定年を迎えた私と同級生です(笑)
扇沢から宿の「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」さんまでは10分ほど。今年もお世話になります。
客室はデラックスツイン バルコニー付きを奮発。といっても早割適用でリーズナブルなお値段でしたよ。
信州の秘湯「葛温泉」で冷えた体を心底温めるとともに、疲れを溶かすことができました(写真は公式HPより拝借)。
夕食はビュッフェのため写真は割愛、食材が良くとても美味しかったです。食後は快適な部屋でまったりとしてウトウトとzzz
===================
<11月8日(火) ~信濃大町-白馬-天竜峡-名古屋~>
朝温泉から朝食もビュッフェ形式で。好天に恵まれホテルロビーからの景観も素敵でした。再訪を誓いゆったりとチェックアウト。
向かった先は白馬村「白馬岩岳マウンテンリゾート」です。グリーンシーズン終了4日前のギリギリ訪問となりました。
ゴンドラリフト「ノア」で山頂に向かいます。このくらいの標高ではまだ紅葉が楽しめました。
山頂から東山見晴台の景観です。
まずは目的の乗り物に向かうため5線サウスリフトで「白馬ヒトトキノモリ」まで下ります。
そして「白馬ジャイアントスウィング」へ。国内最大級の超大型ブランコで10月6日にオープンしたばかりです。
国内初の巻き上げ式ブランコらしく、まずはブランコに座って係員が後方に引き込みます。
地面から10mの高さがありながら最大で前方約6mの振り幅を得られるそうで、キャッチコピーは「北アルプスの少女ハイジになろう!」です。
リリースとともに勢いよく飛び出し白馬村を見下ろす景観を楽しみます。恥ずかしながら私も「ハイ爺」となりました(^^;)
山頂に戻り「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」から北アルプスを望みます。紅葉&雪山の素晴らしい景観でした。
カフェ隣の「ヤッホー!スウィング」です。こちらの方が混んでいて、景観も良さそうです。ということで施設を満喫して白馬をあとに。
良い天気だったので帰り道で寄り道をすることに。中央道・飯田山本ICから三遠南信道に入り天竜峡PAへ。新たな観光スポットとなった「天龍峡大橋・そらさんぽ天龍峡」へ徒歩で向かいます。
天龍峡大橋の車道の下に設けられた歩道が「そらさんぽ」スポットとなっています。
左右のフェンス金網越し眼下に天竜川を絡めた美しい風景を一望できます。南信はまだ紅葉が始まったばかりという感じですが、良い景観です。
反対側の風景です。飯田線列車を絡めてパチリ。
続いてICを降りて「つつじ橋」に向かいます。天竜峡公園の無料駐車場に駐めて遊歩道を歩いて行きます。
川沿いの歩道を歩いてまずは「龍角峯(りゅうかくほう)」です。高さ70m余の堂々たる一枚岩で、 天竜川の深淵に住む龍が天に昇ったときにできた「龍の化身」と伝えられているそうです。
天竜川に架かる「つつじ橋」です。小さな吊り橋ですが、渡っても意外と揺れは小さいです。
橋からの眺めはこんな感じ。絶景を狙うならもう少し陽が高い時間に来た方が良いのかなと感じました。
中央道に戻り順調に帰宅。いやぁ~本当に素晴らしい経験ができた良い旅となりました。次は距離的には究極に近い一泊二日温泉を計画しています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。