
みなさん、こんにちは!
5月15日から二泊三日で、私の母と夫婦の3人で東北旅行に行ってきました。
一度は行ってみたかった「銀山温泉」ですが、予約の難易度&お高い宿泊料金は中々手を出せません。GW明けに川向きの部屋に空きがあるのを見つけ、“母が元気なうちに親孝行”を口実に勢いで予約を取りました(^^;)
一泊ではせわしないので、二泊目は日本三景「松島」をチョイス。9年前に今回の3人で訪れているのですが、その時は東日本豪雨に見舞われホテルから一歩も外に出られなかったのでリベンジを期します。
ということで大盤振る舞い?の道中に、よろしければお付き合いください。
タイトル写真は夜の銀山温泉街の一コマです。
<5月15日(水) 春日部-浄土平-銀山温泉>

前日に春日部の実家でノンビリ過ごし当日は早朝に出発。天気が良いので予定通り、東北横断道の磐梯熱海ICから磐梯吾妻スカイラインに入ります。この道は景観をとても楽しめるのですが、300hの操縦性を試す最高の舞台でもあります(母ちゃんゴメン ^^;)。
中低速コーナー連続の上りはSPORTモード+NAVI・AI-AVSの進化が感じられ、狙ったラインをしっかりトレースできます。モーターの出力アップ効果も大きく上りでも望んだ速度を深くアクセルを踏み込むことなくゲットでき、楽ちんです。
双竜の辻ポイントで休憩、磐梯山と猪苗代湖の景観を楽しみました。

ほどなく浄土平に到着。駐車場で今旅のUXベストショットとなる一切経山(いっさいきょうざん)とコラボです。

道路向こう側の「吾妻小富士」に登ります。階段の歩道が整備されており山頂まではさほど苦労しません。左上から時計回りで★登山途中で浄土平を見下ろします★山頂に到着、火口はかなりの迫力★「中天狗」方向から福島市街の景観です★迫力の「駱駝山」方向、磐梯吾妻スカイラインのクネクネ感が良い感じ

一旦ビジターセンターに戻り「浄土平湿原」を散策しました。左上から時計回りで★木道が整備されておりぬかるみに足を取られることはありません★この時期だと湿原というよりススキに見えます★小さい水たまりが所々に★小川の回りは緑色、これからキレイな花を咲かせて楽しませてくれることでしょう
プチ登山と散策を楽しんで浄土平を後に。

磐梯吾妻スカイラインを福島市方向に下って完走。昼食は事前に調べていた福島市「手打ちそば切り 胡々里庵」さんで人気メニューの胡々里膳をいただきました。ランチとしてはお高めですが、評判通りそば、天ぷら、デザート等すべて美味しかったです。

続いて福島市「道の駅 ふくしま」へ。ハイドラCP登録はされていませんが、ポケふたはあります(笑)
小休憩後、目の前の福島大笹生ICから東北中央道に入り山形方向に向かいます。上山ICで“途中下車”して給油。上山市ではQR決済で20%還元中。最初はPayPayで決済しようとしましたがシステム障害の真っ最中。でも楽天Payが使えたので恩恵にあずかれました。

東北中央道に乗り直し尾花沢ICから20分ほどで銀山温泉到着。メインストリートはマイカー乗り入れ禁止のため、手前の指定駐車場に駐めて送迎車で温泉街に入ります。平日ですが外国人の観光客が多く、賑わっていました。

チェックインまで時間があるので銀鉱洞方面を散策。白銀公園を抜けて「夏しらず坑」です。当日は30℃近くの気温でしたが、この坑の中から驚くほど冷たい冷風が吹き出しています。真夏でもこの前にいれば相当涼むことができそうで「名称」に納得です。

しばらく進んで文化庁史跡指定されている延沢銀山廃坑洞を見学。銀山温泉は江戸時代初期の大銀山として栄えたこの「延沢銀山」の名称に由来しているそうです。(左上から時計回りで)★銀鉱洞南口の入口です★坑洞内にはとても涼しく照明完備★壁や床の黒ずんだ部分が「焼き掘り」という採掘技術の証拠だそうです★洞内は歩道橋が整備されており北口から“脱出”

洗心峡は山藤がとてもキレイに咲いていました。

1時間ほどの散策を終え、本日の宿「藤屋」さんにチェックイン。(左上から時計回りで)★明るい時間の外観です。他の宿は大正ロマンの雰囲気を匂わせますが、どこか近代的な印象です★部屋はこんな感じです。非常に建築デザイナーのこだわりを感じます。説明を受けないとほとんど人はドアや扉の開け方が分からないと思います★やはり夜の外観は銀山温泉に溶け込みます★川沿いの窓は座って格子越しに夜景を楽しむことができます

まずは温泉に浸かり(詳細は後述)、お楽しみの夕食です。(上段から左右の順で)★先付けと前菜★造りの魚介類盛り合わせ★鰤(ぶり)の西京焼き★尾花沢牛の陶板焼★山菜椀子蕎麦★食後のフルーツ
いやぁ~どれも手が込んでいてとても美味しかったです。

満腹後の眠気を振り払い、宿泊者の特権となる夜の散策へ。
「千と千尋の神隠し」の舞台といわれる銀山温泉の2大スポット昼夜比較です。上段は「能登屋旅館」。創業者の木戸佐左エ門の名を記した大看板がウリです。
下段は「白銀の滝(しろがねのたき)」で落差は22m。iPhoneの夜景撮影は勝手にシャッタースピードが落ちるので良い感じで撮れました。

そしてメインとなる夜の「Ginzan Onsen」。昨年の「千年廻廊2023」キャッチコピー『大正浪漫の世界. 宵闇が銀山温泉を包み、 ガス灯に光が灯るころ現れる幻想の町』を味わいます。この写真は公園方向です。

こちらは入口方向。この景観を見て人生の目標の一つを達成した気分になりました。本当に来て良かった!

充実した初日が終了。心地よく深い眠りにzzz
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<5月16日(木) 銀山温泉-松島>

昨晩早く寝すぎたため、午前4時前には目覚めてしまいました。宿のお風呂は24時間いつでも入れるため早速温泉へ。5つの趣きのことなる温泉があり、まずは左の「ひば」、続いて右の「天空」と浸かりました。すべて家族風呂サイズですが完全なプライベート空間が保たれているので、とてもリラックスできます。前日は「地下」で今旅では3種楽しみました。

風呂上がりは白銀公園まで早朝散歩、良い気分です。

突然ですがカエルです。昨晩夕食時に鳥のような高く澄んだ綺麗な鳴き声が聞こえました。スタッフからそれは「カジカガエル」で、この宿の池に住んでいますよと教えられ発見しました。“清流の歌姫”と呼ばれているそうです。

美味しい朝食をいただき名残惜しくもチェックアウト。もちろんまた行きたいですが、東北には未踏の名湯がたくさんあり今回が最初で最後となるかもしれません。

R347で宮城県に入ると雨中ドライブとなりました。加美町「漆沢ダム」に立ち寄り、ダムカードを5枚もいただきました。

ここからはポケふたをゲットしながら松島へ向かいます。色麻町→大衡村→大和町から大郷町「道の駅 おおさと(写真)」と進みます。

お昼前に松島の宿に到着後は、車を置いて荷物を預け海沿いを散策。まずは「松島五大堂」です。現在の建物は 伊達政宗が1604年に再建したものだそうです。

仙台に近いので昼食は「利久の牛タン」と決めていました。肉厚ながら柔らかい食感に満足です。

食後は松島島巡り観光船へ。写真の「仁王丸」で仁王丸コースに出発。

天気が残念であまり撮る気が出なかったので代表的なスポットを簡単に(左上から時計回りで)★鐘島です。洞門が4つあり波が洞門に打ち寄せると鐘に似た音が響き渡るそうです★松島の象徴「仁王島」。小さな島ですが ゴツゴツとした形状が特徴で神話に登場する金剛力士、通称「仁王」の姿に似ていることから命名されたそうです★有人島の桂島・石浜漁港付近です★今回の航路、桂島を回って往復する感じです

宿にチェックイン。今回お世話になるのは「小松館 好風亭」さんです(左上から時計回りで)★エントランス横のポールポジションにUXとコラボ★3人ゆったりできるように部屋タイプは奮発しました^^;★銀山温泉と同様、窓から絶景が拝めます★福浦島からの全景です(翌日撮影)

大浴場の温泉に浸かり夕食です。こちらも豪華(左上から時計回りで)★近海地魚の盛り合わせ★天然穴子の天ぷら★三陸産帆立のフカヒレあんかけ★活鮑の雲丹焼き

まだまだ続きます★宮城県産キチジの炙り★仙台牛のオランダ焼き★海の宝石ご飯・止め椀・香の物★場所をラウンジに移動してパティシェ特製デザートでフィニッシュ。
うーん、美味しいけど苦しい(笑)

食後はラウンジ横のテラスからライトアップされた「福浦橋」を堪能。この橋が今回松島のテーマです。

食後は部屋でまったり、移動距離も少なく宿を楽しみましたzzz
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<5月17日(金) 松島-いわき-春日部>

最終日の朝は東側が晴天。サンライズが狙えると思い、一人で宿を出て福浦橋からマジックショットです。

太陽に照らされた橋がキレイに海面に映ります。早起きは三文の徳を実感。

良い天気なので福浦島に向かうことに。福浦橋を渡ります。

島は散歩道が整備されています(左上から時計回りで)★福浦島 弁財天を祀る弁天堂です★弁天堂からの景観★島を半周した地点の見晴台からの景色も良い感じ★福浦島側からの福浦橋です

散策後は温泉に浸かり、朝食です。前夜の分が消化しきれていない中、死に物狂いで完食しました(笑)

チェックアウトして徒歩で向かった先は国宝「瑞巌寺」です(左上から時計回りで)★まずは総門を潜ります★参道はとても気持ち良く歩けます★拝観料を払って突き当たりが中門、ここからは入れません★一般拝観者はこの庫裏から本堂に進みます
瑞巌寺は伊達政宗公が伊達家の菩提寺として建立したお寺。豪華絢爛な桃山建築・美術が見どころの「本堂」内は撮影禁止ですがとても素晴らしかったです。
東北4大寺院(四寺廻廊)は平泉「中尊寺」「毛越寺」、松島「瑞巌寺」、山寺「立石寺」だそうで、こちらもコンプリート?となりました。

宝物館 青龍殿を見学し、最後に老杉(ろうさん)の枝に咲く美しいランの希少種「セッコク」を収め、瑞巌寺を後に。

宿の駐車場に戻り「日本三景」の景観を眺めに白衣観音展望台へ。少し手前の木が邪魔でしたがやはり素晴らしい。

最後にしつこく福浦橋方向です。もう少し時間があれば「松島四大観(しだいかん)」巡りもしてみたかったです。ここから帰路に就きます。

南東北の高速乗り放題プランだったので、ほぼ中間地点の福島県いわき市「道の駅 よつくら港」に立ち寄りました。ポケふたもゲットです。

常磐道を柏ICまで走り、春日部の実家に無事帰宅。あっという間の3日間でしたが、とても思い出に残る旅となりました。
母にとって「楽しい旅だった」と思ってもらえれば本望です。また良い時期に一緒に行きたいと思っています。
長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。