
みなさん、こんにちは!
4月21~23日の3日間、鹿児島県ほぼ一周ドライブに行ってきました。
そろそろ本格的なハイドラを始めないと、と焦っていましたが、近県はもう取るべきCPはなし。九州や東北は目的県に到達するだけで半日かかり、行きはともかく帰りを考えると3日間では厳しい状況。
そこで思いついたのがLCCで鹿児島に飛び、レンタカーで廻るという“逃げの一手”(^^;)
でも、出会いと絶景をもたらしてくれた“サイゴーの旅”となりました。
タイトル写真は本土最南端となる佐多岬で拝んだサンライズです。またまた長文となりますが、よろしければお付き合いください。
<4月21日(土)・第一日>

中部国際空港までは名鉄(名古屋鉄道)一本で行けるのですが、早朝フライトなので名古屋からミュースカイに乗り換えて順調に到着。
しかしジェットスター搭乗便まではバスで移動、LCCの宿命?か(笑)。それよりもフライトが約20分遅れたことに焦りました。初日は超過密スケジュールを立てていたもので・・。

離陸後は順調に1時間10分ほどで鹿児島空港に到着。直ぐにレンタカー手続きを済ませ、使い勝手が分からぬまま九州道に乗って、えびのICで降りてすぐの宮崎県えびの市「道の駅 えびの」に予定より30分遅れで何とか到着しました。
今回の相棒は黒のトヨタ「パッソ」、初めて乗りましたがトラックみたいな運転感覚でした。そしてこの写真で「?!」と思った人はとても鋭いです。かなり後で種明かしをさせてください。

そして九州道に乗り直して、なぜか北上して熊本県IN。タイトルは鹿児島一周ですが、秋に予定している九州集大成ドライブに備えて熊本南部もできるだけCPゲットする命題も背負っていたのでした(^^;)
人吉ICで降りて球磨郡錦町「道の駅 錦」に立ち寄って、快適なワイディングR445で写真の五木村「道の駅 子守唄の里五木」到着。山間の村の景観はとても素晴らしかったです。

予定時間よりかなり遅れているのに長めの休憩を取ってしまい、ここからは修行ドライブの始まりです(^^;)
県道25号をひたすら下って今旅北限の八代郡氷川町「道の駅 竜北」から、やっと鹿児島に向かって南下します(笑)
八代市に入り「八代宮」→公共建築「八代市立博物館」からR219に折れて球磨川沿いを進み写真の「道の駅 坂本」で小休止。ここも中々良い景観でした。

再び海沿いのR3に戻り葦北郡芦北町「道の駅 たのうら」から写真の「御立岬」で八代海を望みました。R3は整備された国道ですが、片側一車線の幹線道路のため到着時間が少しずつ遅れていきます(汗)
「道の駅 芦北でこぽん」から山方向に進んで「道の駅 大野温泉」と芦北町CPクリア。

またまたR3に戻り水俣市「道の駅 みなまた」は整備されたエコパーク内にあり、くまモンがお出迎え。イチオシのバラ園では春バラが綺麗に咲いていました。

ついに鹿児島県IN!
出水市の公共建築「出水市ツル博物館」が今回鹿児島県ファーストCPです。時間に余裕がないのに記念にパシャリ(^^;)

R389に折れて長島方面へ。黒之瀬戸大橋を渡ると直ぐに長島町「道の駅 黒之瀬戸だんだん市場」CPゲット。そしてさらに13kmほど進んで写真の「道の駅 長島」に到着。
天草を遠くに望む入り組んだ景観は素晴らしいのですが、この写真の僅か10km先に未取得の「うしぶか公園」CPがあることに“悔しさ”が込み上げてきます。ハイドラーの方ならお分かりいただけるかと(笑)

阿久根市に戻り「道の駅 阿久根」から薩摩川内市「新田神社」と進み、初日最後のCP「道の駅 樋脇」へ。ここには無料の足湯「島津の殿様湯」に浸かれるのですが、予定時間を大幅にオーバーしているため写真だけです。

43km先の宿に急ぎます。ラッキーなことに交通量の少ない山道なのでパッソの限界を確かめるドライブを堪能?しました。おかげで最大一時間遅れていた旅程から日置市の宿到着時は35分遅れで済みました(^^;)
私も今回の旅程を建てて初めて知ったのですが、日置市には吹上温泉という秘湯があります。今回の宿は「山里湖畔の秘湯 みどり荘」で純和風のとても趣のある佇まいです。

チェックインが遅れているため直ぐに夕食です。ちょっと贅沢に「薩摩三大肉会席プラン」をいただきました。「黒毛和牛・さつま地鶏・六白黒豚」を石焼きに、特に黒豚はメチャ旨で、刺身のカツオもサイゴーでした(^_^)v

夕食後は楽しみにしていたイベントが控えていました。某SNSで親しくしていただいているV40仲間がご夫婦で宿まで会いに来てくれました。
レーベルブルーT5RDにお乗りで、マフラーは同じPolestarです。ガソリンエンジンだと宿に近づいてきただけで部屋から分かるイイ音でした。宿の中庭でご挨拶後は、とても気が合って直ぐに深イイ話が弾みます。その後はレーブル号に乗せていただき、近場を軽くドライブ。私は助手席で、奥様同士も後部座席で盛り上がっていたようで、とても楽しいドライブでした。

宿まで送っていただき、お土産までいただいちゃいました。本当にありがとうございました。また必ず何処かでお会いしましょう!

22時過ぎにやっと「命の泉」に浸かります。温泉のうんちくは翌日に回すとして、疲れが溶けていくような、とにかくイイ湯でした。

この日の激走を振り返りながら、おやすみなさいzzz
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<4月22日(日)・第二日>

思いのほか早く目覚め、5時からの朝風呂に突撃です。まずは無色透明の露天風呂へ直行し、みどり池の景観を楽しみながら最高の朝に浸かります。そして大浴場は「黒の湯の花のにごり湯」で、どちらも源泉かけ流し100%です。

温泉に浸かるためには宿の庭を散策することになり、みどり池の景観を楽しめます。
吹上温泉は西郷隆盛が湯治で3回訪れたと云われています。だから「サイゴー!」な湯なんですね(^^;)

朝食は最後のサプライズでした。湖畔のテラスでこのシチュエーションでいただきます。晴天限定だそうですが、最高の天気に恵まれ本当に贅沢な朝を満喫しました。
正直、この宿は旅程を考案中に夕刻到着できる場所の近辺でたまたま探し当てたのですが、これほど素晴らしい処とは思っていませんでした。素敵な出会いもあり、それまで名前さえ知らなかった日置市がしっかりと胸に刻まれました。

名残惜しくも出発した後は南さつま市「道の駅 きんぽう木花館」に立ち寄り、34km離れた「野間岬」を目指します。付近には順調に到着したのですが、先っぽに向かう道は超狭いです。パッソで良かったと思いつつ、CPをゲットした後は灯台を見ることなく引き返しました。
ひょっとしたら別の道があるのかもしれませんが、目指す方は気を付けてください。写真は引き返した後の海沿いの道のパーキングからです。

45km離れた枕崎市「枕崎空港」に立ち寄り、そこからさらに55km走って鹿児島市「鹿児島県護國神社」CPをゲットした後、鹿児島港からフェリーに乗り込みます。パッソは全長3.6mなのでV40より450円割安でラッキーでした(笑)

四国のお師匠さんの情報通り、フェリー乗船までノンストップであっけなく乗り込みました。出航後は桜島がぐんぐんと迫ってきます。

下船後にゲートで運賃を払い、目と鼻の先の「道の駅 桜島」へ。名物の桜島小みかんを使ったソフトクリームをバニラミックスでいただき、栄養補給?しました。

2日目は比較的走行距離が少ないこともあり、師匠オススメの観光スポットも旅程に組み込んでいました。まずは「湯之平展望所」へ。桜島で一般観光客が立ち入れる最高地点です。
荒々しい北岳の山肌を間近に望み、今にも噴火しそうな恐怖におののきました。

垂水市まで東進し「道の駅 たるみず」CPをゲットして、曽於郡大崎町まで山越えの険道72号はナビの誤誘導もあり、かなりやばかった(^^;)。何とか「道の駅 あらさの」にたどり着き、鹿児島湾沿いの属郡錦江町「道の駅 錦江にしきの里」までさらに35km走破。
そして南大隅町に入り、第二の観光地「雄川の滝」駐車場に到着。写真のような遊歩道を1.2km歩きます。

ついに「雄川の滝」と感動のご対面。根占地区を流れる雄川上流にある落差46m、幅60mの滝で、エメラルドグリーンの滝壺がとても美しいです。惜しむらくはメインの滝の水量が少なかったこと。静岡の「白糸の滝」に似ている印象を受けました。

そして本土最南端の道の駅「根占(ねじめ)」へ。写真の海側は海水浴場となっており、夕陽と開聞岳のシルエットがピカイチとのことですが、まだ先があるので霞んだ先の開聞岳をかろうじて拝んで次の地へ。

32km南下して、ついに本土最南端の佐多岬駐車場に到着。クルマではここが南限です。
さてここで冒頭「?!」の種明かしです。ガジュマルと写っている今回レンタカーのパッソは、なぜか「札幌ナンバー」でした。本土最南端に佇む札幌ナンバー、運転手は中間の名古屋人という奇妙な組み合わせは絵になります(笑)

駐車場から灯台先の最南端を望みますが、赤矢印の建物はトンネルを潜って800mほど歩かなければ行けません。曇ってきて夕陽も拝めそうもないので諦めて宿に向かうことにしました。

宿はおそらく本土最南端のホテル「ホテル佐多岬」。佐多岬から5kmほど離れた海沿いにそびえ立っています。

チェックイン後は一風呂浴びてレストランへ。ややビジネスライクなホテルですが、夕食の魚はすべて地元産だそうでとても美味しかったです。西郷どんマークのビールが印象的でした(笑)

2日目の走行記録です。食後はいつも通り、すぐに瞼が重くなりますzzz
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<4月23日(月)・第三日>

ついに最終日の朝を迎えました。この日から天気は下り坂でしたが、少し明るくなった空を見上げると雲はそれほど厚くないので佐多岬まで朝練を決行! 昨日の駐車場からトンネルを潜ります。

展望台までは800mとありますが、アップダウンがキツイのでもっと長く感じます。途中の神社で参拝をして、息を切らしながら新展望台に到着!

時間は6時ジャスト。雲の合間から運良くタイトル写真のご来光を拝めました(^_^)v
そして改めて素晴らしい景観に酔いしれました。

パノラマで見渡せるので、西側の開聞岳も望めます。少し霞んでいるのが残念。それでも大満足して宿に戻り、朝食を摂りました。

フライト時間には絶対に遅れることはできないので、早めに宿を立ちパッソ君フルスロットル?で大隅半島を北上します。75km離れた写真の曽於郡大崎町「道の駅 くにの松原おおさき」までノンストップ(^^;)

そのままの勢い?で志布志湾を回り込み宮崎県IN。串間市の「都井岬」まで45km激走しました。パッソ君は登りが苦手でべた踏みしても勇ましい音とは裏腹に加速してくれません(^^;)

国の天然記念物、御崎馬を眺めながらしばし癒やされました。

日南市まで北上するも海岸沿いのR448は途中で災害復旧工事中による全面通行止めで、険道に迂回して「道の駅 なんごう」に何とか到着。景色は良かったです。

ここから下道(しかない)で約70km離れた鹿児島県曽於市「道の駅 すえよし」まで修行ドライブ。混雑はさほどありませんでしたが長かった~(^^;)

そしてついについに財部町「道の駅 たからべ」にたどり着き、鹿児島県道の駅21箇所コンプリート! 手強いけどとっても魅力のある県です。

予定時間より貯金があるので、感動に浸かる間もなく旅程を続行。宮崎県に戻り都城市「神柱宮」から写真の「道の駅 都城」→「道の駅 山之口」と何故か東進していきます。

宮崎市「道の駅 田野」からは宮崎自動車道に乗って、再度西進。高原ICで降りて写真の小林市「道の駅 ゆ~ぱるのじり」が今旅最後の道の駅です。

高原IC反対側に回り込み霧島連山に近づき、高原町「狭野神社」で参拝。再度小林市に入り水族館「出の山淡水魚水族館」→名水「出の山湧水」と最後の悪あがき(^^;)

小林ICから宮崎道→九州道と進み鹿児島空港ICで降りて予定より30分早くレンタカーを返却。この日のルートは鹿児島県道の駅コンプを優先して、宮崎のCPは高速沿いに絞り時間によっていつでも切り上げられるように組みました。

18:15のフライトで名古屋の夜景を眺めながら19:35に中部国際空港に到着。空港内で夕食を摂って21:30に無事帰宅。飛行機の恩恵を目いっぱい受けた帰路でした。

今旅の経路を取得CPに沿って青線で結んでみました。九州内走行距離は1200km近いです。緑線は鹿児島県外周、指宿は外してますが北側はかなりはみ出しています(笑)
西郷どんで盛り上がっている旬の鹿児島ですが、本当に素晴らしい県でした。離島(CP)が未だ残っていることもありますが、たとえCPがなくても必ず再訪したいと思います。その時はV40で!
長文最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。