
みなさん、こんにちは!
9月3~6日の4日間で北海道へ行ってきました。
今回最大の目的は、あと1に迫っていた「昭和の名水100選」のコンプリートで、場所は利尻島にあります。実はこのチャレンジ、2020年の6月からこれまで3回計画し、すべて飛行機やレンタカー、宿を予約していましたが、コロナ禍で無念のキャンセルを余儀なくされました。感染者数で比べるなら前3回よりはるかに多いにもかかわらず行動制限がないという矛盾に釈然としませんが、今回は何が何でも実行するという固い決意のまま出発の日を迎えました。
コンプ後に増えた道の駅もできるだけ取得しようと、遠回りも気にせず道央から道北にかけて5箇所を廻り、終わってみればかなりの弾丸旅となりました。
タイトル写真は稚内側から望む利尻富士のサンセットです。
<9月3日(土)第一日 ~名古屋-千歳-富良野~>

これまで北海道はすべて朝イチ出発の便だったのですが、今回は15時20分のSKY765便を選択。理由は朝イチ便の1/3の料金だったからで、当日の宿代を含めても安く済みます。定刻通りフライト、いざ北の大地へ!

新千歳空港にも定刻通り到着。ハイドラーの方はご存じでしょうが、着陸後すみやかに機内モード解除とハイドラアプリを起動させて滑走路内サーキットとして名高い?「新千歳モーターランド」CPをゲットしましょう。たぶんターミナル到着後では取得できないと思います。

手配したレンタカーは現行フィットで、ここからは自走の旅となります。

夕日を背にして道東道を東進。占冠ICで降りてからはR237を北上して夕食は富良野市内の「山部ドライブイン」さんで豚丼定食を注文。あまりメジャーではない地元の人が立ち寄る店をピックアップしていたのですが、期待通り美味しかったです。

宿は新富良野プリンスホテル(写真は翌朝撮影)で20時30分過ぎにチェックイン。約3ヶ月前の予約だっため、とてもリーズナブルに宿泊でき温泉も快適。ただ富良野近辺は「大きい蛾」の大量発生にみまわれているらしく、外灯には近づけませんでした。

初日の道内走行は140kmと少なめですが、翌日の第一目的地にだいぶ近づけたので安心して寝られますzzz
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<9月4日(日)第二日 ~富良野-美瑛-留萌-剣淵-浜頓別-稚内~>

快晴の朝を迎え、ホテル裏ゲレンデの緑が眩しいです。本日は長丁場につき午前7時チェックアウト。

20km離れた上富良野町・日の出公園でポケふたをゲットして、美瑛町白金まで進み道の駅 びえい「白金ビルケ」CPゲット。2回目の訪問ですが前回はCP追加前でした。恥ずかしながら、この写真は道の駅ではなく”公衆トイレ”だったことを帰宅してから知りました(^^;)

青い池も2回目です。前回は曇りでしたが今回はピーカン! まずは、立ち枯れのカラマツ側。

そして全景ショット!うーん素晴らしすぎる!!

旭川方面に向かって富良野線の踏切を渡ると綺麗な花が目に飛び込んできたので思わず立ち寄ってしまいました。「ぜるぶの丘 ZELB HILL」という施設で大きいお花畑とのこと。不意打ちは大歓迎です。

さて、ここからは「でっかいどー」を思い知るドライブです。留萌市の「道の駅 るもい」まで100km以上を一気に。ただ深川留萌道が全線開通したため、思いのほか楽でした。

続いて剣淵町 絵本の館までまた100km。ここはポケふた狙いです。

士別市「道の駅 羊のまち 侍・しべつ」までは10kmほど。ここで昼食のパンを買って食べながら運転で次に向かいます。

区間距離としてはこの日最長の浜頓別町「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」まで130km激走。ソフトクリームで栄養補給。

60km北上して日本最北端「宗谷岬」を4年ぶり再訪。

好天のためサハリンも視界に。前回はまったく見えなかったので嬉しかったです。

宗谷岬の本当の見せ場は実はここからです。岬正面の道路を1kmほど登ると宗谷岬牧場です。前回も感動しましたが今回も素晴らしい。

そして「白い道」を走ります。岬の直ぐそばでこの天空感は堪りません。

最後の下りでは利尻富士も拝めました。

稚内市街を通り越して宗谷サンセットロード(オロロンライン)南下。利尻島に一番近い「夕来展望所」から利尻富士を望みます。サンセットまで待つと宿の到着が遅れるので日没一時間前に退散。

稚内市街地近くの西浜パーキングから、利尻・礼文のサンセットです。この場所では太陽は礼文側に沈んでいきます。

18時30分過ぎホテルにチェックイン。この日は大きなマラソン大会があったようで、予定していた海鮮丼の店がお休みで少しガッカリ。でも稚内駅前のお店でも十分美味しかったです(疲れていたので写真は撮り忘れました)。
550km以上走り、ホテルに戻った後は即落ちですzzz
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<9月5日(月)第三日 ~稚内-礼文-利尻~>

まだ薄暗い時間に目覚めると、窓の外がやけに赤く見えます。これは!と思い早朝散歩に出かけました。今回宿泊したサフィールホテル稚内の裏側が真っ赤に焼けていました。これはいわゆる”マジックアワー”でしょうか。

チャンスとばかりにホテル北側の「稚内港北防波堤ドーム」にフォーカス。

これから乗るハートランドフェリー 稚内港に停泊中の礼文行き「アマポーラ宗谷」と利尻行き「サイプリア宗谷」です。この後すぐにお日様は雲に隠れてしまい、この日は2度と姿を見せてくれませんでした・・・
チェックアウトして6時30分出航のアマポーラに乗り込みました。

約2時間の船旅で礼文島・香深(かぶか)港に到着。レンタカー手続き後、島内散策に出発。5kmほど北上して第一スポットは「見内神社」です。曇り空ながら利尻富士が背景にくっきり。

16km北上して「金田ノ岬」です。アザラシ見物の名所だそうですが、今回は見られませんでした。

丘を登って「礼文空港」へ。日本最北端の空港で島内唯一のハイドラCPですが、現在は休港中です。

丘を降りて日本最北端の湖「久種湖(くしゅこ)」へ。淡水湖で面積は0.49㎢、周囲4kmと結構大きいです。

西側へ再度北上してスコトン岬へ。駐車場から岬へ向かう途中に民宿があります。

礼文島最北端の「スコトン岬」突端です。漢字表記は「須古頓」、アイヌ語で「大きな谷にある入江」の意味を持つそうです。晴れていれば樺太が見えるそうですが・・。先に見える島は「トド島」です。

駐車場に戻る途中では利尻富士がまだクッキリと見えました。

西側に南下する道中でポツポツと雨が降り始め「澄海(スカイ)岬」に到着。礼文島の中で最高の透明度を誇る、美しい入り江が魅力だそうですが天気が残念。

礼文島外周は道路が整備されていないので、一旦香深港に戻って西進すると真新しいトンネルが現れ、島の南西部に続きます。雨が強くなってきたので桃岩展望台は諦め、桃台猫台展望台へ。まずは海上の「猫岩」です。それらしく見えないこともない?

続いて背後の「桃岩」を見上げます。マグマがつくった幅200m〜300m、高さ190mの巨大なドームだそうです。

礼文最後のスポットは「北のカナリアパーク」へ。映画「北のカナリアたち」のロケ地で赤い屋根の麗端小学校岬分校があります。利尻富士の背景がとても美しいとのことですが、かなり姿が薄くなっています(泣)

レンタカーを返却して香深港のレストランでランチ。ホッケフライ定食をいただきましたが、これが思いのほかメチャ旨でした。
礼文滞在はわずか4時間。天気がさらに悪化していくなか利尻島に向け出航です。

約40分の乗船で利尻島・沓形(くつがた)港に到着。昼の礼文からの便は鴛泊(おしどまり)港ではないので注意が必要です。

港から徒歩5分で宿の「アイランドインリシリ」にチェックイン。ここでレンタカーの受け渡しもできました。

ここから利尻島外周を時計回りで進みます。まずはハイドラCPでもある「利尻空港」へ。札幌への定期便があるので利尻島だけが目的の場合、費用はかかりますが飛行機が一番良いと思います。新千歳、玖珠どちらからでも約1時間です。

小降りながら止まない雨の中「夕日ヶ丘展望台」へ。さぁ利尻富士とご対面! 今旅初めて山頂が見えなかった場所が島内とは・・・

ここで初心に帰ります。そう、今旅最大の目的は「昭和の名水」神様バッジ取得なのです。利尻北麓野営場に続く道を登り駐車場手前で「甘露泉水」CPゲットから、ついに”名水の神様”が微笑んでくれました。
こうなれば実物を拝まなければ罰が当たります。駐車場から600mの登山を敢行して辿り着いた名水の味は本当に美味しく感じました。達成感に酔いしれ、残りの旅に向かいます。

続いて島一番の観光スポット「姫沼」へ。駐車場からワクワクしながら歩きます。あっ、ここで利尻の相棒紹介です。ピンクの軽ですが島内はこれで十分。
何よりも沓形で唯一のレンタカー営業所「かめやレンタカー」さんの対応がとても親切でお世話になりました。再訪時もこちらでレンタルしようと思います。

そして「姫沼」です。晴れていれば凄い絶景だろうということは容易に想像できますが『冠雪か紅葉でさらにグレードアップした姿を次は見に来なさい』と諭されたのかもしれません。

来た道を引き返す途中で「姫沼展望台」から鴛泊港方面の眺めです。この時雨は止み薄日が差したので利尻で一番明るい写真になりました。

島の南東部に回り込み「北海道三景の碑(利尻富士)」です。

同じ敷地内の「北見神社」で参拝しました。

もう一つの名所「オタトマリ沼」です。周囲約1km、利尻島最大の湖沼ですがこちらの景観も姫沼同様、再訪時のリベンジを誓います。

島の最南端付近「仙法志御崎公園」です。利尻山が噴火した際に海に流れこんだ溶岩でできた奇岩・奇石が多く見られます。
ここを散策中に風雨が急激に強まり、以後の観光は断念しました。

ホテルに戻りレンタカーを返却。部屋の窓から望む「沓形岬公園」です。本当はここからサンセットの絵を撮りたかったのですが・・次回の宿題がどんどん増えます(笑)

風雨で疲れた体を温泉に浸かって癒やします。「海水」「地下水」「雪解け水」三種の湯をたっぷり堪能しました。
夕食はバイキングのため写真はありません。どの料理もレベルが高くとても満足満腹です。特に魚貝は本当に超美味でした。

この日の2島足跡です。利尻外周などほぼ主要道は走破できました。ただ立ち寄る箇所が多すぎて慌ただしさは否めません。次回はもっと1箇所を味わえる旅にしたいです。
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<9月6日(火)第四日 ~利尻-稚内-天塩-羽幌-安平-千歳-名古屋~>

ついに最終日の朝を迎えました。朝温泉から朝食バイキング後はホテルの送迎で鴛泊港へ。

船から望む「ペシ岬」が利尻のラストショットです。

稚内港到着後は港内駐車場に駐めていたレンタカーで一路、新千歳空港を目指します。休憩がてらに「豊富町図書室」→「道の駅 てしお」でポケふたをゲット。

ここからはひたすらオロロンラインを南下します。上り線の景観も素晴らしく、長距離も苦になりません。

羽幌町「はぼろバラ園」で休憩。綺麗なバラを観賞して気分転換。

留萌で「道の駅るもい」を横目に深川留萌道に今旅3度目の走行。本当は帰りに組み込みたかったのですが、フライトに絶対間に合わせるためには行きしか確実に寄れないと思ったからです。
そのまま道央道に入り岩見沢ICからR234で最終目的地の安平町「道の駅 あびらD51ステーション」に到着。

看板のD51は表ではなく倉庫?に鎮座していました。ここで帰りの飛行機に台風の影響で遅れや運休の可能性アリとの情報が入りました。すぐにレンタカーを返却し空港で情報収集。幸いなことに運航に影響はありませんでした。

予定通りの時間で無事帰宅。肝心の利尻・礼文で悪天候とやや不運でしたが、濃厚な4日間の旅はとても充実していました。
今回の「名水神様」でハイドラ累積系バッジの目標は完了(空港神様と100万kmは諦めてます)。残るは日本最南端「波照間空港」CP取得のみとなりました。順調なら来月には達成できる見込みです。
今後は新規追加された道の駅を絡めながら1カ所をたっぷりと味わえるプランで日本全国の何処かを楽しんで行こうと思います。
長文最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。