
みなさん、こんにちは!
6月21、22日に恒例の一泊二日温泉旅に行ってきました。
先月の豪華旅行で資金が厳しく、質素?な“湯快の宿”を調べて泊まったことがない「湯村温泉」に宿泊地を決めました。兵庫県所在ですが日本海に近く、ドライブルートとして海沿いの景勝地を回ることに。
折しも出発当日は遅い梅雨入りとなったのですが、目的地の天気はなぜか快晴と嬉しい誤算。素晴らしい景観を目に焼き付けることができました。
タイトル写真は余部(あまるべ)鉄橋直前の桃観(とうかん)トンネルを抜けた瞬間の山陰本線下り列車です。
<6月21日(金) 名古屋-余部-鳥取砂丘-岩美-湯村温泉>

梅雨入り当日に相応しく、早朝出発時から兵庫県に入るまでは土砂降りでした。しかし、山陽道から舞鶴若狭道に入るとみるみる天気が回復していきます。
北近畿豊岡道に分岐して「道の駅 但馬のまほろば(写真)」休憩時には一転して良い天気となりました。
日高神鍋高原ICで降りて山陰本線「江原駅」で妻を降ろし、ハイドラ担当を妻にバトンタッチ。妻は列車で、私はUXで次の目的地に向かいます。

コウノトリ但馬空港をかすめてR178→山陰近畿道と進み余部ICで降りると、すぐに香住町「道の駅 あまるべ」に到着。途切れ途切れながらだいぶ高速道が開通し、9年前の前回訪問時と比べて非常に行きやすくなりました。

道の駅隣の「余部鉄橋慰霊碑」です。1986年12月、風速約33mの突風にあおられて、客車の全車両が高さ41.5mの橋梁中央部付近より転落した悲惨な鉄道事故。橋梁の真下にあった水産加工工場の従業員だった主婦5名と列車に乗務中の車掌1名の計6名が犠牲となり、2年後にこの聖観世音菩薩像が建立されたそうです。

続いてメインの「余部鉄橋 空の駅」に向かいます。写真中央のエレベーター(愛称:余部クリスタルタワー)に乗って昇ります。

余部鉄橋は2010年に新しくコンクリート橋として架け替えられましたが、餘部駅側の3本の橋脚は現地保存され、余部鉄橋「空の駅」展望施設となっています。
そして旧軌道(列車走行時そのままのレール、枕木)を歩いて展望施設へ。ここからも日本海のパノラマが楽しめるのですが…金網越となります。

実はマル秘展望スポットがあります。Googleマップにも登録されていますが、行き方は少し難しいです。エレベーターではなく歩道を使えば到達できるかも。
展望はご覧のとおり、絶景です。

日本海だけでなく、ここからは桃観トンネル出口をくっきりと捉えることができます(タイトル写真)。そして余部鉄橋を走る山陰線列車と日本海とクリスタルタワー奇跡のコラボ! 実はこの列車に妻が乗車していたのでした。

妻と餘部駅で合流し、道の駅で絶景のお礼にソフトクリームを購入して次の目的地に出発。このスポットは超オススメです。

山陰近畿道(浜坂-居組間は未開通)効果で鳥取まで約40kmが非常に近くなりました。砂丘に来たときは必ず立ち寄る「鯛喜」さんでランチ、ちょっと贅沢海鮮丼をいただきました。

さらに念願の岩牡蠣も超美味。行かれる方は予約をオススメします。

せっかくの良い天気なので砂丘に登ることに。平日なので人が少ないです。

とにかくこの日は海の青さが最高でした。

宿に向かう途中で岩美町の浦富海岸に寄り道。向島恵比寿神社を望む景観は想定外の美しさ。

展望台から海を見下ろすと沖縄離島も真っ青の透明度。

荒砂神社で参拝して宿に向かいます。

25kmほど走って本日の宿「湯快リゾート 湯村温泉 三好屋」に到着。部屋はスーペリア和洋室でとても快適でした。3階にはプールがありました。部屋からの景観は山間の温泉街、とても良い雰囲気です。

この宿の隠し球?は秘湯気分を味わえる森林露天風呂「伏龍の湯」。写真のような階段通路。通常の大浴場から「結びの階段」を93段登ってやっと浸かれます。お湯は熱めですが、とてもリラックスできました。

夕食はバイキングなので写真は割愛。最高の天気に恵まれ、とても充実した一日となりましたzzz
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<6月22日(土) 湯村温泉-天橋立-名古屋>

2日目の朝は曇り空。ただ夕方までは雨が降らない予報なので予定通り「天橋立」に向かうことに。

天橋立はこれまで5回ぐらい行っているので、事前に調べたところ意外な楽しみ方があることを発見。西国第二十八番札所の「成相山成相寺」から成相山パノラマ展望台という隠れスポットがあるのでした。
成相寺の入場門で入山料(駐車場代込)を払うと、そのままクルマで登れます。

さっそく展望台からの眺めです。天橋立の写真は「ノ」の字がほとんどですが、この場所はヨコからの景観となります。天気はちょっと残念ですが、とても新鮮に感じました。

標高500m、かわらけ投げもできるようです。

成相寺に戻り参拝。西国三十三所中、最北端に位置する寺です。

堂内の彫刻「真向の龍」です。

境内には国宝・重文となっている「鉄湯船」があります。寺院における施浴用の湯船として用いられたそうです。季節柄かアジサイで埋め尽くされていました。

本堂下の蓮池越しの五重塔は良い景観です。この池は奇怪な話の「底なし池」と呼ばれているそうです。

施設内にも「弁天山展望台」という天橋立を見下ろすスポットがあります。景観的には先のパノラマ展望台の方が標高が高い分、全体を見渡せるので良いと感じました。
初めて訪問した成相寺ですが天橋立展望スポットとして、まだ知れ渡っていないのでゆっくりと楽しめる穴場だと思います。やや細い道をかなり登りますが、難易度はさほど高くありません。

成相寺からは高速で真っ直ぐ帰宅。梅雨入り直後の旅でしたが、素晴らしい景観に恵まれ、良い旅となりました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
Posted at 2024/07/01 12:50:07 | |
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