第14回自美研ミーティングand第2回商用車ミーティング関東（パトカー劇用車1）

当イベントでは個人所有車のほか、実際にドラマや映画の劇中で使用される劇用車も展示されました。

210系クラウンです。
元個人タクシーの前期型ガソリンロイヤルをベースに後期化されています。


当車は去年も展示されましたが、今年は窓が開けられた状態で車内も公開されていました。

本物同様に作り込まれており、カーナビもカーロケナビに外観が似た2015年以前のゴリラが装備され、モニタースタンドは実際に警視庁などで採用されているTRN-17が装着されています。

クルーです。
一昔前はパトカーの定番車種でしたが、国費物は10年以上前に姿を消し、県費も神奈川県警に現存する1台が最後の生き残りと思われます。

比較的パトカーに内外装が近い教習車あたりがベースかと思いましたが、サルーン系の最廉価グレード、LSサルーンFがベースとのことです。

LSサルーンFは一般向けのサルーン系でありながら、無塗装バンパーにシルバー塗装グリル、ビニールシート等営業車や教習車の廉価グレードに近い内外装を持った法人ユースを意識したモデルであり、生産台数はごく少数と思われます。

1999年にサルーン系のラインナップが整理され、LSサルーン系は廃止され、LXサルーン系のみに変更されています。

フロントグリルはパトカー仕様に合わせてメッキタイプ、バンパーもカラードタイプに変更されており、前面警光灯用ステーやイエローレンズの角型フォグランプも本物同様装着されています。

フェンダーミラーはベース車だと電動リモコンメッキとなりますが（標準は黒色ドアミラー）、パトカー標準の黒色リモコンタイプに交換されています。

ホイールはパトカー専用の15インチスチールです。

車名エンブレムとトランクキーシリンダーカバーが装備される一方、リアパネルフィニッシャーは非装備でパトカー専用の組み合わせです。

ABS、LSD装着車はリアガラスにステッカーが貼られています。
市販車もパトカーもオプションですが、国費物は装備されているのであった方が本物感が高いです。

カーメイト製ナビミラーも一昔前のパトカーには欠かせない装備です。

散光式警光灯はパトライト製エアロブーメランです。
エアロソニックの設定もありましたが、国費車は全てブーメランタイプです。

ルームミラーもパトカー標準の上下2段式です。