2011年05月19日
吸気、排気をいじると点火が遅れる。圧力センサー式ならなおさらずれていく・・・(;´Д`)
多く空気が入る(吸気)→圧力センサーでも多く空気が入ったと感知→燃料を増量→
→燃料が多いので実際よりも点火時期を遅らせる→点火時期が遅いので馬力が出ない
というスパイラルになるようです。
こいつを解決させるのには点火時期がいじれるサブコンorフルコンorロム書き換えが必要となるんです。
CL1のH22Aの場合ですが・・・
低回転域~中回転域では
点火時期はそれほど進みません。実際のところ1~I/J増量したところでも4度5度程度。
点火時期をそれぞれの負荷のところでずらしていきます。
負荷が大きい領域で低回転ではいいところ2~3度程度(1500~2500rpmあたり)
中回転域の負荷の大きいところは4~6度(2500~4000rpm)
一方、燃料はこの低中領域では0.5~2.5%程度の増量。意外と燃料が入ります。トルクがほしいですからねw
高回転域(ハイカムが入ってから)は燃料が多すぎ。とにかく多すぎ。A/Fが10とかです。
燃料が多いということは燃え残りが多いのであまりよくありません。といか・・・よくないです。(;´Д`)
燃料がエンジンオイルを流す(はがす)ましてや・・・ロングストロークですのでピストンの上下移動量も
大きいのでシリンダー内壁のオイルをはがして燃やしてオイルが減っていきます。
(自分の中ではエンジンに問題がない場合のオイル消費の原因はこれの比率が大きいのでは?と考えてます)
この領域の目標空燃比はNAですので11.8~11.5くらい(やや濃い目)
理想は12くらいですが薄すぎてもパワーがなくなります。
エアフロセンサーMAPをいじることになります。(青マネの場合)
黒だとI/J減量出来ますからI/JMAPで減量するとよいのですが・・・・
エアフロMAPをいじるということはエアフロ(圧力センサー)の特性を理解しないとなりません。
エアフロで増量は燃料が多く出る代わりに点火時期が遅くなる。
エアフロで減量の場合は燃料が薄くなる代わりに点火時期が早くなる。
↑
ここが重要
これがわかれば簡単です。今回は燃料を薄くするので若干点火時期が進みます。
進む量を考慮して点火時期MAPをすこし遅らせます。(2パー減量で1度くらい?を目安にしてみましたが・・・)
これだけで普段のノーマルコンピューターとは違う鋭い加速とパワー感が得られます。
やはり、現車ではそれぞれ微妙に違いがありますが・・・おおよそではこの特性でCL1の場合は間違いないとは思います。(計器類をみてる限り)
吸気、排気をやったら点火時期のバランスを取るためのサブコンと考えてもよいかもしれませんね。
昔は点火時期のみをいじれるやつも売られてましたが・・・いつの間にかなくなりましたね。
その代わりにエアフロ信号に増減するタイプが残ったのですが・・・(燃調ということで)
だが、このタイプ・・・点火を進めるには燃料を薄くするしかないのです。
ですからあまりパワーが上がった感覚も少ないということが発生します。
A/Fが薄いとパワー感がなくなるということを話したと思いますが・・・
まさにその感じになります。(;´Д`)
妥協でいいとこ-3~-4パー減量でいいところなんじゃないでしょうかね。
結局のところ得られるのは少ない・・・
ちなみに・・・吸気、排気を高効率品へ交換したらノーマルコンピュータでは高回転ではススだらけ
低回転ではトルクが細くなる。しかも、高回転ではオイルを一緒に燃やしてしまう。ということが
お分かりになったでしょうか?
さぁ~これでサブコン導入に踏み切る人何人でるか!
Posted at 2011/05/19 01:53:22 | |
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