2012年06月08日
まず、吸気系排気系を双方に社外品に交換した場合ですが
特に吸気系(ビックスロットル、エアクリーナーBOXなど)を変更した場合。
ホンダの場合、MAPセンサー、吸気温度センサー、エンジン水温、スロットル開度センサーで
燃料噴射量や点火時期が決定するファクターになります。
両方ともに影響が強く出るのが【MAPセンサー】(吸気圧力センサー)です。
通称エアフロMAPと言われるのがありまして燃料と点火時期をコンビネーションで
決定しているMAPがあります。
このエアフロMAPといわれるのが曲者でMAPセンサーで燃料が濃く噴こうとすると
点火時期は遅くしようとします。
当然ながら燃料を薄く噴こうとすると点火時期は早くなります。
アペックスのV-AFCなどのMAPセンサーに擬似電圧を送ってごまかすタイプはこの点を利用して
調整します。
当然ながら全部全領域をピッタリこれで合わせられれば一番良いのですが現実はほぼ不可能です。
で、点火時期と燃料の噴射量を独立して調整が出来る物(サブコン、フルコン、ECU書き換え)が必要
になってきます。
当人の場合はサブコン、e-manageアルティメイトを使っているわけですが
アルティメイトの場合は点火時期は0.5度刻み(普通のe-manegeは1度刻み)です。
ここでも妥協は必要になってきます。(当然ですね)
燃料も妥協点が必要です。
サブコンの話はまたあとにします。
今回のテーマの点火時期に話は戻りますが・・・
エアフロマップでの点火時期の不一致を見直すのが重要で、ピストンを叩くタイミング(点火するタイミング)
がパワーを上げるのには重要です。一番の叩く(点火する)ポイントが点火時期なのです。
当然ながらガソリンを点火するには時間が必要です。点火=即爆発というわけではありません。
多少の時間が必要になるのです。点火時期:上死点前○○度ということになります。
点火即爆発であれば上死点で点火すればいいわけですが・・・ガソリンを燃やすには上死点前で点火
して燃え広がるのが上死点付近で燃やせばピストンを下に押す力が最大になりますよね?
ピストンを下に押し下げる力が強い=パワーが出るというわけです。
エンジンオイルの視点から今度は解説します。
ピストンの一番上がった状態=シリンダーが燃焼室にさらされる面積が最小になるのは
判るかと思います。
点火時期が遅くなるとどうなるか。
ピストンが上死点を過ぎて少し下がった状態で点火したとします。
当然ながら燃焼室容積が増えます。シリンダーの燃焼している面積も増えますよね?
シリンダーの燃焼している面積が増える=シリンダーに付着しているエンジンオイルも一緒に燃える
量も増えるので新しいエンジンオイルをシリンダーにを再付着させる必要が出てきます。
これがMAX回転で繰り返されると当然ながら相当量のエンジンオイルが減るわけです。
ましてやロングストロークのエンジンの場合はピストンが下がる量が大きいので点火時期が遅い(早い)
場合はオイル消費も多くなるのは当然の結果でもあります。レーシングエンジンがなぜショートストロー
クなのかは当然ながらこういったファクターがあるからでは?と考えるわけです。
いかに点火時期が重要か判ったでしょうか?
Posted at 2012/06/08 23:47:43 | |
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2012年06月08日
3速~4速全開でセッティングしてますが、最初はいきなりエンジンオイルがバカ食いで…一晩でオイルが1リットル消費する有り様でしたが…やっと0・2リットル程度の消費で済むようになってきました。もう少し頑張って詰めることにします~

Posted at 2012/06/08 15:51:04 | |
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