サボテン号を1回目の車検に出しております。
今週末までの1週間、ディーラーから代車メガーヌⅢをお借りしています。
先週末の土曜は愛知県、日曜は鳥取県と好き勝手に遠出して800kmくらい乗り、市街地・高速道路・峠道・地方の一般道と一通り走りましたので忘れないうちにインプレを書いてみようと思います。
普段乗っている車がカングーというえらい背が高い車なので、あまり参考にならないかもしれません。
1.外観
先代がオシリが!!だったのに比べるとかなり普通な感じがしていますが、初代以来曲線を上手く使うデザインは健在です。初代は楕円をふんだんに使っていましたが、Ⅲはヘッドライトの形をあちこちにちりばめているように見えます。
リアは先代の絶壁とは違って、くるんと丸い。何にも似ていないようなデザインがいいですね。デザイン重視のため、後ろの席は足元も広いとは言えず、カングーよりも幅が広いのですが大人3人座るのはちょっと難しそうです。
2.内装
一昔前のお金が全然かかっていないようなインパネを知っている者からみると隔世の感があります。決して豪華というわけではなく、周回遅れが半周遅れになったくらいと言えましょう。
カングーに慣れているので天井がとても低く感じます。乗る時は何度も頭ぶつけています。今時のセダンはこれくらいなんでしょうか?椅子は腰の横がちょっと出っ張っているので、私のような横幅がある人には最初だけ座りにくいです。姿勢よく座らなければダメ、と叱られているみたいですね。ウチのカングーは平たいので右に寄ろうが左に寄ろうがあまり関係ありませんが、これはそうはいきません。そのうち慣れましたけどね。あと、ハンバーガーヘッドレストがあるのは羨ましい。
カードキーだったり電子式パーキングブレーキだったりと以前乗ったコレオスのようなハイテク装備があります。私が慣れたのかメガーヌが寛大なのか知りませんが、今回はあまり怒られておりません。面白いのがリアシートにジュニアシート2脚を設置しているのですが、これにシートベルトを装着しておくとエンジン始動時に「リアシート2席、シートベルト装着済」と表示されてから大きな字で「OK」と表示されます。
デザイン重視のため、背が低い=横のガラスが小さいので、信号のない交差点で狭い道から広い道に右折して合流するときに安全確認に難儀しました。カングーは倍の高さがあってしかも背が高いので、比べる方が間違っています。多分普通の人には関係ない事だと思いますが、カングー乗りの方はご注意ください(笑)。
3.走る
タイヤサイズが205/55R16ということもあり、市街地の低速ではあまり乗り心地よくありません。評論家さまのインプレによるとこのタイヤ(ミシュラン エナジーセイバー)との相性が悪いと判断される方がいらっしゃいます。
幅はカングーとほぼ同じなので全然問題ありませんが、ミラーの縦幅がカングーの半分なので(苦笑)、後ろが見にくく感じました。←これはあまり参考にならない
問題のATはジャトコ製のCVT、マニュアルシフトでは6速。
DP0みたいにエンブレは効きませんので、下り坂ではマニュアルシフトを多用することをお勧めします。すぐ6速に入れたがる傾向にあるみたいなので、マニュアルシフトに入れてから2段階落とすとちょうどいいくらいのエンブレがかかります。ただ、上り坂は低速ギアに入れたがる傾向にあり、Rの小さい登り坂カーブでシフトダウンしたら1速になっていたこともありましたので、そのままでいいと思います。
すいている高速ではDのままでいいと思いますが、80km/h以下のペースの交通量が多い道ではマニュアルシフトを併用した方がいいかもしれません。
100km/hでの回転数は2000回転以下なので、とにかく静かな車です。カングーのつもりで走っているととんでもないスピードになるような気がするので、メーター見ながら走っています。
なお、
ルノー小平さんブログによると
『アクセル操作』、『車速』、『勾配負荷』、『コーナーリング負荷』などの走行状況を毎1/100秒でモニタリングし、700以上の変速パターンから最適なものを選択します。
更に、自己学習(AI)機能も備わっていますので、乗り手の運転傾向を蓄積し、乗るたびに『良い感じ』になってきます。
つまり、トルクやパワー面で『一番おいしいところ(ギヤ比)』を使える、という事ですね。
という乗れば乗るほどアナタ好みのCVTになるらしいです。
峠道(国道29号県境越え)では登り坂区間ではほぼ適切なギア選択をしていて、大柄なボディの割にスイスイ登れました。ATカングーでは適切なギア選択が極めて難しいのでこういう道は全く楽しくないのですが、久々に楽しく走れました。さすがドライバーズカーです。
一方の下り坂では↑にありますように、マニュアルシフトを駆使すれば結構楽しく走れます。タイヤは全然鳴らなかったので、足周りにはまだ余裕があったと思います。
オンボードコンピュータによると高速・地方一般道・峠道中心で燃費は13くらいと思われます。時速80km/hで走れば空力がいいので15くらいになるようです。
椅子にケチつけてばかりいますが、長距離走ればそこはルノーらしく疲れ知らずでした。
4.最後に
CVTは最近ようやく慣れてきましたが、何だか日本車みたいでルノーらしくないなあと思うことがあります。ガラスのATに悩まされている人が多い中、日本製CVTかつタイミングベルトがないのはAT派の方にはありがたいことだと思います。
私は普通モデルにMTがあったら次に乗る車の候補になると思います。
ニッチ狙いのルノジャポならそのうちやってくれるのではと期待しています。
Posted at 2012/09/20 23:01:00 | |
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くるまインプレ | 日記