
中日本高速道路(NEXCO中日本)が、建設中の新東名高速道路について、県内区間を来年夏に開通させる方針を固めたことが25日、関係者への取材で分かった。当初は2013年3月末を予定していたが、工事が順調に進み、前倒しを決めたとみられる。本県を東西に貫く新たな大動脈の完成により、地域経済活性化や防災力強化などが期待される。
26日にも正式に発表する見通し。関係者によると、先行開通させるのは御殿場市の御殿場ジャンクション(JCT)から浜松市北区の三ケ日JCTまでの約162キロ。 この区間のインターは長泉沼津や藤枝岡部、森掛川など10カ所、休憩施設は静岡サービスエリアや掛川パーキングエリアなど7カ所が整備される計画になっている。
現東名高速に比べて内陸部を通過する新東名は、カーブが緩やかで急坂が少ない構造で、快適な走行が可能になる。土木、建築工学などを駆使した最新技術で東海地震に備えるなど、高度な防災機能を有するのも特徴。現東名で災害や事故が発生し、通行止めになった場合の迂回(うかい)路となるほか、広域的な物資の緊急輸送路としての役割も期待されている。
一方、新東名の開通により現東名は交通量が減少。朝夕の渋滞緩和や物流の幹線ルートとしての機能向上など地域経済への波及効果が見込める。 県は、新東名開通を「県民に極めて大きなインパクトを与えるもの」(交通基盤部)と位置付け、中日本高速道路に前倒し開通を強く要請。新東名や現東名、静岡空港、清水港、御前崎港など陸・海・空のインフラを活用し、産業や文化、観光などの振興につなげる「ふじのくに交通ネットワークビジョン」の策定も進めている。
(静岡新聞より)
来年度中という話でしたが、早くなってよかったですね。その代わり愛知県の区間が出来るまでは岡崎周辺の渋滞がもっとひどくなるような気がします。
Posted at 2011/08/27 16:24:15 | |
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