
パスモがピタパに比べて多分使い勝手がいいだろうと書きましたが、ピタパというか、関西の私鉄各社のサービスへの取り組みは関東より上を行っていると思えることがあります。
それは複数の会社でフリー切符、イベントなど積極的に企画していることです。
こちらでは奈良のフリーパスを阪急・南海・阪神などの近鉄以外の線からも発行しているように、京都・姫路・有馬温泉など各地への観光きっぷをいろんな会社を超えて販売しています。
例えば東急で日光周辺に行けるフリーパスがあったら面白いですが、このような取り組みを首都圏の私鉄も行い、乗客減少に歯止めをかける努力をするべきと思います。今のところ東京メトロパスくらいですね。
写真のきっぷは関西エリア乗り放題2日間きっぷ(3800円)ですが、近畿2府4県では購入できません。つまり大阪人がいつも使う駅で何度も買ったら赤字なのです。私は上の子と電車巡りするために川崎出張の帰りにJTBで買いました。店員さんはこの切符の存在を知らなかったので、ほとんど売れていないのでしょうね。
このきっぷの特徴は青春18きっぷのように連続2日間使用しなくてもいいこと。気が向いたら上の子と出かければよいので、好都合です。さらに神社仏閣をはじめ、沢山の観光施設で拝観料、入場料を割り引いてくれるので、京都と奈良2日間観光するだけで多分モトは取れます。
スルッとKANSAIがJR西日本に対抗するための私鉄連合の象徴として設立されたのに対して、パスネットはJR東日本に対抗しようという意識はそれほどなかったように見えます。
パスモがスイカと共通利用できるのは結構なことですが、JR東日本のペースに巻き込まれることなく、私鉄独自に新しいサービスを打ち出していくことを願っています。
Posted at 2006/12/26 02:13:48 | |
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