
先日交換した中古タイヤのDUELER H/T 687
購入したお店のネット情報では、タイヤの残り溝 スリップサインから3.5mmってありました。
写真を見ると、もっと残り溝はあるような・・・
新品タイヤだと気にすることのない、残り溝なんですが、中古タイヤを購入する場合、ネットだと、写真とコメント、製造年月日を参考にして、購入を決めるしかありません。
コメントは、「新車外し」とか「走行距離少な目。イボが残ってます・・・」 みたいな感じです。
それ以外には、写真でラインの残り状況で、あまり消耗していないという確認をすることと、あとは製造年をチェックすることくらいでしょうか。
残り溝に関する「○分山」や「バリ溝」とかの表示は、人それぞれなので、やはり写真を見て、自己責任で判断、「勝負」するしかありません(汗)
「勝負」って、書いていることが、ネットで中古タイヤを購入する「リスク」を表してますね(滝汗)
さて、こんな感じで購入する新車外しのタイヤですが、純正タイヤなので、以前のヨコハマ ジオランダー G91のように、市販品とは異なり、メーカー装着品の独自シリーズ設定のタイヤになることがほとんどかと思います。
価格はサイズ設定でピンキリのようで、私が以前に乗っていたE51エルグランドの純正サイズ 215/60R17のTOYOタイヤなどは、新車外し、4本セットで2万円程度で入手できました。
今回、225/55R18 を探してみましたが、タイミングが合わず、オークションでも、ネット通販でも良品を見つけ出せず。
急な交換で、新品を買う財力もなく、許容範囲でサイズを変更し、235/55R18を探すことに・・・
このサイズはオークションで数セット発見できたものの、新車外しは、さすがに6万円程度と、結構高額。
タイヤの大半は、DUELER H/T 687。おそらくハリアーの新車外しかと。
少し古い2014年製だと、3万円~4万円程度で、8分山以上のものが多数あることがわかりました。
ただ、写真やコメントでは、なかなか状態を判断しづらく、これだと思える商品がありませんでした。
そして、発想を転換し、中古タイヤのネット通販をチェックしたところ、身近なショップで2014年製のタイヤを発見。
前記のとおり、コメントではスリップサインから3.5㎜と書かれていたのですが、写真を見ると、もっと残り溝がありそうだったので、店頭へ行き、現状確認をすることにしたのでした。
純正タイヤの中古の場合、アルミホイル交換時の下取りなどだと思うのですが、実店舗で、案外安く出ていることもありますし、何より、実際に自分の目で状態をチェックすることができるのが一番のメリットかと。
店頭で現物を確認したところ、やはり、残り溝は十分で、ビード切れ、パンク修理履歴もなさそうだったので、即決で購入、装着してしまいました。
その後、装着し、1週間以上経過したところで、ようやく時間ができ、タイヤを観察。
ちなみに今回購入したものは2014年33週製=2014年8月ごろ??
外した純正タイヤが2014年の早々の製造だったと思うので、妥協しました(汗)
残り溝をチェックしようとすると・・・
私もすっかり忘れていたのですが、オールシーズンタイヤ(M+S規格) のタイヤには、スノータイヤとして使用する限界をしめす「プラットフォーム」と、タイヤの使用限界の「スリップサイン」の2種類があるんですね。
参考:スタッドレスタイヤの「プラットホーム」って何?
今回のタイヤは「M+S」
写真の右側(タイヤの外側)の△が「スリップサイン」、写真の左側(ホイルに近いほう)の矢印が「プラットフォーム」だったかと思います。
まずは「スリップサイン」をチェック。
残り溝、約5㎜
次に「プラットフォーム」をチェック
残り溝 約3.5㎜
普通に、溝の底から計測。
残り溝 約7㎜
という結果。
参考に、取り外したTOYOA24の残り溝は、溝の底から約7㎜でした。
この確認の結果、ネット通販のお店の残り溝チェックは、おそらく、「プラットフォーム」から計測したものではないかと考えています。
今朝、改めて「プラットフォーム」が底から何㎜か測ってみると、約3.5㎜。
「プラットフォーム」が残り溝50%で設定されているとすると、このタイヤの新品時の溝の深さ=約7㎜??
「スリップサイン」は約1.6mmということから考えても、現状の残り溝 約7㎜ は、新品時からそんなに摩耗していないような感じかと思います。
新車外しだと、残り溝表示も、ほとんどありませんし、新品の溝の深さがわからないので、あくまでも想像ですが・・・
中古タイヤを購入するときは、当然、ゴムの硬さや、ひび割れのチェックが重要だと思いますが、「M+S」規格の中古タイヤの残り溝表記は、要注意ですね(汗)
こんな体験をすると、中古タイヤ購入は、慎重に探さねばと思います(笑)
「タイヤは命を乗せている」ので、本来は中古タイヤより、新品に限るとは思いますが、モノや状況によっては、選択肢に加えることもありかと思います。
さてこのタイヤ、いつまで使うことになるのやら。
以上、タイヤにこだわりのある方には、無関係なお話でした(汗)