今日はお仕事だった訳ですが、
湖西道路の渋滞を避けるべく下道で帰ってきたんですね。
それでも結構混んでいて三連休+雨で大変だなぁなんて。
で裏道を走っていると丁度雄琴の「ラーメン殿」のあたりでふと161号線を見ると
雨具も着ずにゴリラを押している方がおられるじゃないですか。
・・・・・・・・・。
いろいろな考えが頭をよぎったけれど車を向かわせました。
1本裏道からでしたので表道に出て、ラムー駐車場にてエンカウント成功。
お話してみるとおよそ50代中頃の御仁。
金沢から単身赴任先の大阪茨木まで向かう途中だったとか 汗
ボアアップして88cc、黄色ナンバーとはいえ凄くない???
で、朝9時に出て途中までは良かったのだけれどどんどん調子が悪くなって
エンジンはかかるものの全然回らなくなってしまい途方に暮れながら
取り合えずどこか駅の近くまで行って最悪ゴリラを置いて電車か?となっていたとか。
※なお現在時刻は17時
ぱっと見た感じでまず一番怪しいのは・・・剥き出しのエアクリ。
この雨の中これは・・・そりゃ調子が悪くなるでしょうとも。
あとプラグも見た感じ錆びていてメンテしていないっぽい感じ。
もし、エアクリが濡れて薄い空気で走り続けていたとしたら
こちらにもダメージが来ている可能性があるわけで・・・。
カスタムしてあるとはいえ同じ6Vゴリラ。
最悪うちの子の部品を使えば自走くらいはできるようになるだろうかと。
ハイエースに積んでそのまま我が家へエスコート致しました。
ものすごく恐縮しておられました (^^;
いきなりあやしいおっさんが近づいてきて拉致したようなものですからね(笑)
同じ6Vゴリラを持っているんですよと話をしたらちょっと安心されたような?
家のガレージに到着してすぐ試しにエンジンをかけさせていただくと
確かにエンジンはかかるが高回転域でアフターファイアーとパワーダウン・・・
エアクリが濡れて詰まって空気が薄くなってその分燃料が濃くなった?
そしてプラグを見ると・・・ありゃ?
白い・・・これってこっちは燃料薄いってこと?
もともとのセッティングがどういうものか判らないので兎に角リセッティング。
プラグに関してはうちのゴリラから外したプラグに交換。
熱価は(ノーマル6に対して7)違いましたがまぁ大丈夫でしょう (^^;
剥き出しのエアクリは・・・とりあえずエアを吹いて、パーツクリーナーを吹いて
簡易的ではあるけれど清掃と乾燥。
それらを組み込んで・・・キックの鬼!
エンジンがかかったのですが回すとパンパンとアフターファイア。
普段あまり乗っていなかったとの事なのでカーボンが溜まっているとか
ジェットが詰まりかけているとかそういうのもあるのでは?と。
そうと決まればこれしかない。
鬼の高回転持続運転!
綺麗に回る回転数を探りつつ徐々に回転を上げて行って燃焼室の温度を上げ
燃料を勢いよく供給させてあわよくば詰まりを取ろうというアレである!
5分程高回転を維持させてみました。
するとどうだろう!
先程までのレスポンスの悪さが嘘のように改善、
高回転時のアフターファイアも無くなったじゃ~ぁあ~りませんか♪
おっちゃん超いい顔!!
そして超御礼言ってくれる!!
これでなんとか茨木まで帰り着けそうですと。
ちなみにこんな子だったんですけれどもね。
試走時に「あぁ・・・確かにメンテ不足だな・・・」と
いろいろ思うところがありました (^^;
恐らくベアリングが初期の球だけの状態なのでしょうか?
(レース付きに変更化)
それとも大きめにしてあるフロントタイヤの影響でしょうか?
ハンドルはブレるわ空気圧は低めだわ、いろんなところが錆びてるわ・・・
乗って帰って貰ってしっかりメンテして貰うんだぞと・・・。
その後自分も仕事場にハイエースを戻さなければならないので
判りやすい国道まで一緒に走って行ってそこでお別れとなりました。
無事にたどり着いておられれば良いのですが・・・
後からエアクリに雨よけのカバーを作ってあげればよかったなと気付き
詰めの甘い若年寄さんなのでありましたとさ (´Д` ;
追記:なお京都市内あたりでやはりまた調子を崩してしまったとの事。
やっぱり雨よけカバーを作っておくべきだったなぁ(涙)