![タイヤ交換その後 タイヤ交換その後](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/036/833/384/36833384/p1m.jpg?ct=8fe305af2813)
今まだタイヤがクルマに馴染む過程ですが、次第にこのタイヤに対する印象が固まって来ました。
タイヤに求められる4大要素(乗り心地・静粛性・操縦性・耐久性)について大まかな印象を綴ってみたいと思います。ちなみに空気圧はMXV8と同じ220kpaです。
1 乗り心地
率直に言ってMXV8のポヨンとした柔らかさは有りませんが、ショックを吸収するフィーリングが決して後を引かない刺々しさの無い歯切れの良さなので、足回りとの相性は悪くなさそうです。勿論ある程度元の足回りのネガ(ストローク初期の動き出しの渋さ)に引き摺られる部分は有るものの、ホイールと共にそこを上手く補ってくれてる感触を感じます。今にして思えば、前のタイヤの選択時は突き上げ感を過剰に嫌うあまり、結果的に相性を無視したちょっと極端な選択になってしまっていた様に思います。走り出しの軽さや滑らかさは実感出来るレベルで、スッと走り出して音も無くスッと止まれる様になりました。
2 静粛性
コレは何だかクセになりそうです。これ以上を望むなら、車体に更なる遮音処理を目施すか耳栓をするしかないんじゃないかと(笑)そんなレベルです。このクラスになると、車体側で既にある程度遮音に対して対策が講じられているので、タイヤ1つでそう極端に変わる事は無いと思ってましたが、タイヤ交換前のままだったオーディオの音量とエンジン音が相対的に大きくクリアに感じられ、今まで相当五月蝿かったんだなあと(笑)何だか随分久しぶりにちゃんとエンジン音を聴いた気がします。折角の直6なので、個人的には嬉しい変化です。
音質は耳障りな高音でもこもる様な低音でもなく基本的に「サー」とか「コー」と言う音が主体で、以前より遠くから控え目に聴こえて来る感じです。路面状況が悪いと音量はそのまま音に濁点が付く感じで、何とか押さえ込んでくれてます。ホイールを重いオリジナルに戻せばあと少し静かになりそうな気もしますが、その場合オリジナルの足回りのネガが再び顔を出して乗り心地とのトレードオフになりそうです。
3 操縦性
元々のクルマの性格もあって路面との濃厚なコンタクト感は有りませんが、決して不安を覚える様な無感触さではなくて、ビロードやシルクの様な「微かな感触は有るけれどその感触そのものが気持ち良い」感じです。加えてステアリングの反応に自然なメリハリが出て運転し易く(と同時に楽しく)なりました。以前は中立からゴムを捻る様なフィーリングで、グラッとした後に微妙にテンポがずれながら曲がり始め、戻す際も切った方向に一旦そのまま進み続けようとする傾向が有り、ネットリしてる割に腰の据わった安定感に乏しく感じました。元々のレグノはその辺が正反対で、スパッと反応してからグラッと来る感じだったので、今の自然な反応が心地良く感じます。
4 耐久性
あとは1〜3の要素がどれだけ長く保たれるか?です。踏面のゴムが、新品時のMXV8はもっと固かった記憶が有るので、それよりは保たないと踏んでますが、減りもせず固くもならないタイヤは存在しないので、旬が極端に短くなければ目を瞑るべきだろうと思ってます。
5 結論
もっと早く交換に踏み切っていたら、正直な所プライマシーLCと迷ったかも知れませんが、元々の足回りの味付けをタイヤで強引に捩じ曲げるのではなく、足りない部分をバランス良く(しかも高いレベルで)補完する事が交換する意義だと認識を改め、そう言う趣旨に則って考えた場合、このタイヤにして正解かな?と思っています。
Posted at 2015/11/20 23:46:43 | |
トラックバック(0) | クルマ