ここ数年の夏は猛暑と言うのがすっかり定着して、エアコンの無い生活はちょっとイメージ出来ない感じです。
クルマもまた例外ではなく、エアコンが効く事の有り難みをヒシヒシと感じています。
そろそろそんな季節も終わりに近付き、そこで各車のエアコンが完調に近いと言う前提で、今後トラブルが起きた際の目安となる様に、現状での効き具合を纏めておきたいと思い立ちました。
エステート編
車格の割にリヤの吹き出し口が無いのは少しケチ臭い気がするものの(笑)効きそのものには全く不満が無いです。基本外気導入での使用ですが、単に十分に効くだけに留まらず、スイングルーバーや音も無く短時間でスゥ〜っと涼しくなる等、涼しさや効かせ方の演出が抜群であると同時に「備わっている能力をフルに発揮せずとも十分以上」な絶対的な余裕を感じます。またその余裕が、炎天下での大渋滞みたいなシチュエーションでも外気に関係無く常に快適な車内空間を提供してくれる絶大な信頼性にも繋がっていて、乗る者に一切の不安や不快感を与えないのは誠に有り難い限りです。
クルマの持つ魅力は様々な要素が有るので、信頼性が高さが即そのクルマの魅力に直結するとは限りませんが、付き合いが長くなると決して無視出来ないファクターだと思います。
635csi編
昨年コンプから前後のエバポとエキパン、レトロフィット化と思い切って手を入れ、修理後「このクルマは本来こんなに効くんだ〜」と痛く感激しましたが、それは今年も変わりません。
ちなみにE24は厳密にはエアコンではなくクーラーで前後2系統、ヒーターの回路はまた別に前1系統と言う、とても面倒くさくて非効率的な構造です。しかも後ろのクーラーは後席住民の為ではなく、あくまでも前のクーラーの補助的な役割なので前後で快適さが極端に異なり、故に自分のクルマながら後席に座る事は極力遠慮したい代物です。それでいて立派なヘッドレストとリヤウインドウが開閉可能だったりするので、手の込んだ嫌がらせにも感じます(笑)
ガスがR12からR134に変わったので、理屈の上では少し効きが落ちてる筈ですが、記憶を辿ってもまだガスが残っていたR12の時よりも断然涼しいです。コンプの音が静かになり、パワーを喰われてる感じはほぼ皆無です。またドレンの量が半端無いので効率良く作動していると思われます。
走ってさえいればリヤエアコンが必要無い程の効きですが、炎天下での渋滞では効きが落ち、水温計がジワジワ上がるのがクルマにも人間の心臓にも良くないです(笑)そんな状況では無理を強いてる感が拭えないので、効き具合よりも労る事を優先してます。
遡れば40年前の設計で、空調に関する考えや技術が未熟な事を考慮すれば、極端に言えば吹き出し口から涼しい風が出て来るだけで御の字です。そう考えれば、このクルマで利用頻度が限りなく低い後席の中央にクーラーBOXが鎮座し、それでいてちゃんとしたドリンクホルダーが無い「頑張る方向を間違えたピントのずれたゴージャス感」も可愛く思えます(笑)
アルト編
当初コンプは回るのに涼しくならない状態で、ガスとオイルを補充して復活。どこかで決定的に漏れている訳では無く、使わな過ぎで各部のシールが痩せてしまって、10年かけて少しずつ漏れていた様です。それから2年以上が経過しましたが、補充直後から特に効きが落ちた様には感じず、今年の夏を乗り切りました。
クラウンとは逆に基本内気循環でファンは4段階のうち2で使用する事が多く、車内は決して静かではないですしハッキリパワーが喰われてるのが実感出来ます。また効きが外気温や速度の影響を受け易く、過酷な状況にクルマ自体は耐えられるものの、その皺寄せがエアコンに来ている感が有ります。総じて余裕が無くギリギリな感じが付き纏いがちですが、それ以上を望むのはちょっと酷かな?と思っています。
現状、上記の様な使い方で、35℃以上の猛暑日みたいな状況でない限り極端に効きが悪いとは感じないので、エアコン自体が無い事と比較して考えれば全然マシです。
自分の場合クラウン以外は要求するレベルが低く、また暑さ寒さの感じ方は人それぞれなのであくまでも目安ですが、自分自身が現状を把握すると共に、多少なりとも同車種に乗っている方の目安になればと思います。
Posted at 2016/09/24 18:20:13 | |
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