
ある夏の日、以前から気になっていた
琴浦町赤碕にあるもちもちの木に行ってみた。
もっちもちのたい焼きがあるという店だ。
国道9号から「荒神さん」という看板のある細い道を入ったところに駐車場があった。
店らしきものは見えなかったが、車を降りて少し進むとそれらしき小さな看板があった。

この看板のところから階段を上るともちもちの木がある。
さすがにこの猛暑日続きの気候では、たい焼きなど売れないらしく、注文を受けてから焼くので時間がかかるといわれる。
特に急いでいるわけでもなかったので、その間、まず来ないであろうこの近所を散策してみることにした。
さきほどの道をさらに進めば、海も見えそうだったので、このような快晴の日には、さぞ気持ちのいいことだろうと思ったということもあった。
道を進んでいくと、神埼神社に行き着いた。先ほど看板が出ていた荒神さんだ。
たまたま通りがかっただけで、全然期待などしていなかったのだが、意外にもすばらしい彫刻に出くわした。
天井を見上げれば、迫力のある龍がぎょろっとこちらをにらんでいる。

最近機種変更をしたスマートフォンのカメラがあまり広角で撮れないこともあるが、写真に全然納まりきらない迫力のサイズだ。
近くの看板を見てみると、なるほど、県の指定文化財らしい。
予期せずいいものが見れた。
さらに進むと海に突き当たる。

気持ちのいい空だ。
しかし、その気持ちのよさと裏腹に、あまりの暑さに身体が悲鳴を上げる。もっと歩き回ってみたい気持ちもあったが、ここで引き返すことにした。
あとで知ったのだが、そうか、梅雨が明けたのか。
店に戻ると、たい焼きがちょうど焼けたところだった。
大きさの割には、かなり重量感のあるたい焼きだった。そして、うたい文句どおりもっちりしていた。
ほかほかのたい焼きを抱えて車に戻ると、車の中は空気が歪んでいた。
そんな夏の日。
Posted at 2012/07/22 23:37:17 | |
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