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250端子(Lサイズ)の芯線部分のカシメには、ストレートの圧着工具がベストという結果を出しました。

が、爪が長い絶縁体のほうのカシメは、爪自体はｍ字にできるのですが付け根側がW字になったり片側だけＶ字になってしまい、Ｕ字を維持できません。

文字で表現は難しいのですが…
<カシメ前>
ｍ　←ダイス上部
Ｕ　←端子
凸　←ダイス下部

<カシメ後>
ｍ　←ダイス上部
W　←端子
凸　←ダイス下部

みたいになってしまいます。(´Д｀)

爪が折り曲がる過程を観察してみると…
爪がダイスの形状に沿って曲がる前に、爪が上下のダイスから押される力で一度横方向に広がります。
固い材質の端子では、爪の上部が曲がり始める前に、横方向に広がった部分が爪の付け根方向に潰れてしまうため、付け根部分の形状がＵ→Wになってしまうようです。
付け根部分が下方向に潰れると、上部がm字になっても、下方向に潰れた分が短くなってカシメられる結果となってしまいます。

何個も…いや数十個も試して、現象を確認しました。(^｡^;)

付け根をW字にしないためには、爪が曲がる前の横方向に広がろうとする動きを規制する必要がありますが、ストレートの圧着工具ではダイスが浅いので、カシメるときの横方向の規制ができません。

で、この理屈に叶うには…と考えてると『ホーザンを使え』という囁きが…
あったわけではないですが改めてホーザンP-706のダイスを見てみると、ちゃんと理に叶った形状をしたダイスがありました。
試しにカシメてみると、あっさり綺麗にカシメられました。(^｡^;)

250端子はストレートの圧着工具で何とかしなければ…と視野が狭くなってました。
そもそもホーザンP-706の杖側のダイスは、絶縁体側のカシメを想定した形状になってます。

まだまだ、フォース…いやホーザンを使いこなせていないパダワンです。(´д｀)