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フリーハブOHの続きです。



あいにくカセットフリーを外す工具を持ち合わせていないので、ブレーキクリナーで全体を洗い流すのは止めて、カセットフリーの給油口からシマノのフリーハブグリスを注射器で注入してみたした。
そうすると、腐れ神様みたいな汚れが。(ﾟoﾟ;



ピントがズレていますが、微グロということで。

黒いグリスが出てこなくなるまで新しいグリスを注入していったのですが、カセットフリーを回すと、注入したグリスがフリーハブ側のベアリング受けの隙間から出てきます。
ベアリングに給油できる構造になっているようです。
そういえば、昔、聞いたことあるのを思い出しました。

さらにカセットフリーを回し続けると、一度は静かになったラチェット音がまた大きくなっていくのと、カセットフリーの回り方に滑らかさがなくなっていく感じがしました。

このカセットフリーには、シマノのフリーハブグリスは合わないと思い、フリーハブ側に使うグリスを再注入することに。
ネットの74デュラに詳しいサイトで、カセットフリーの構造を再確認にて、カセットフリーをブレーキクリナーで洗浄しました。



カセットフリーの回り方を確認しながら、フリーハブ側のベアリングに使うグリスをカセットフリーにも注入しました。
カセットフリーのラチェット音の変化と共に、あるところから、カセットフリーの回り方も滑らかになりました。

ネットには、ハブ側に使うグリスをカセットフリーに使うと、フリーの爪が動かなくなって云々とありましたが、初期の頃の交換を前提としたカセットフリーには問題ないようです。

あとは、ちゃちゃっと玉当たりを調整して完了です。
さすがデュラエース、回転はウルトラスムースです。

キャリパーブレーキに続いて、カセットフリーハブをOHしました。

こちらは６速対応のデュラエース FH-7400-6 です。
同じ筐体で、スペーサーを入れ換えることで７速対応の FH-7400-7 へ仕様変更できます。



バラしたところ、玉当たりに虫食いはなく、まだ使えそうです。
でも、クロモリ製のシャフトのネジ山が一部潰れていました。



で、もう一つ調達してあったリアハブをバラしました。
こちらは筐体の程度は良いのですが、なんだか違うワッシャーで組まれて、全体で3mmほど寸足らずでした。
なので、ニコイチにすることにしました。



中古の部品は、ちゃんと状態を見極めないといけないですね。(^_^;)

ボスが外に出てると、クロスケも必ずそばに居ます。

たまにボスが、クロスケをウザく感じているようですけど。



最近はクロスケのほうが愛想が良いい感じで、抱っこしても嫌がりません。
ボスは抱っこして30秒もすると、身をよじって拒否るので。(*´Д｀*)

リアブレーキに続いて、フロントブレーキキャリパーもOHしました。



ブレーキキャリパーは、デュラエースの BR-7400 です。
SLRに対応前のモデルなので、リアの BR-7402 と比べるとリターンスプリングが太いです。(左：BR-7402、右：BR-7400)



どっちのブレーキキャリパーも、ちょっとづつ部品が足りないので、海外調達中のキャリパーと合わせて稼動できる状態にしていきます。

BBパーツが付きました。

タンゲのシールドBBで、68-113 サイズです。
装着予定のクランク用のBBは 68-112 サイズなのですが、30年前の中古より新品が良いだろうと判断しました。



工具がないので取り付けてもらったのですが、左右の椀を締め付けて完了…って感じで、カップアンドコーン式のような玉当たり調整は不要で便利になったものです。
椀とロックナットの締め付けを調整しながら、軸をグリグリしてベアリングの感触を確かめる…という作業も、それはそれで楽しいのですけどね。

行方不明になってた13mm/14mmのハブスパナが調達できたので、ポチったブレーキキャリパーを分解整備しました。
デュラエースのBR-7402で、デュラエース最後のシングルピポット式のブレーキキャリパーです。



バラしてみると２つのアーチの間の樹脂スペーサーに、小さなベアリングが埋め込まれていました。
こんなところにも細工があるなんて、さすが日本の工業製品って感じです。



洗浄とグリスアップで完成です。



ただ、組み付け直して気づいたのですが、三角錐のロックナットは素材のクオリティが低く、BR-7402 の純正部品ではないようです。



オークションは画像から判断するしかないのですが、まだまだ修行が足りないようです。(*´Д｀*)