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スロー/ニードルのセットが終わったCRキャブですが、今日はちょっと憂鬱な気分です。
そうです、今日は雨です。
雨が降って湿度が上がるとアクセルオフ時にジェットブロックの摺動部に湿度が入り込み引っ掛かりが発生しちゃいます。
出来るだけアクセルオン時のフィーリングを良くしたくリターンスプリングのテンションをギリギリ低目にセットしたんですが、この状態では雨が降ると駄目みたいです。

仕方なくリターンスプリングの引っ掛け場所を、もう半回転キツ目にセットします。



これで取敢えず雨の日でもアクセルの引っ掛かりの対策が出来ます。

結構微妙なセットですね。

いよいよジェットセットです。
先ずはスロージェットのセットです。
以前の450 仕様の#50では濃い目だったので下げていきます。
スローやメインジェットの交換は一旦フロート室のガソリンを抜かなくちゃいけないので結構手間なので5番毎に下げていきます。
ジェットニードルは取敢えずセンターのYY7/クリップ#4で固定します。

改めて#50では明らかに濃い目でアイドリングしているとかぶり出します。
#45に変更に伴いアイドリングでのかぶる症状は大幅に改善します。
此処から5番毎に下げてくるとソレックスのパイロットスクリュー調整の様に徐々にアイドリング回転が上昇してくるので最適値に近づいている様ですが、結局#35迄ではアイドリングが下がる様な薄過ぎの症状は感じられません。

ん〜スロージェットの小さ目が何処まで有るかは？ですが取敢えず手持ちの中では#40を最適としてみます。

続いてメインのニードルジェットのセットです。
此方は比較的交換が楽なのでYY8,YY7,YY6✖️クリップ位置7ヶ所　計21通りの組合せを試して見ます。

各ニードルも#3以下辺りで明らかに中開度辺りで薄過ぎの加速不良の症状が出ます。
又唯一最も濃い目のYY6の#7で低開度でのアイドリング回転のダウン症状が見られます。
しかしジェットニードル の濃さのランクですが此のままではちょっと見難い感じです。

ジェットニードルの変化のイメージです。

最初はグラフのケース1の様にYY8のクリップ位置が最も濃目よりもYY7の最も薄目の方が濃いのかと思ってました。
しかし実際はケース2の様にそれぞれのジェットニードルの濃さがオーバーラップしている様です。
つまりYY8の#4とYY7の#3が同じぐらいのイメージです。

そこで先程のチャートのジェットニードルの並びを変更してみます。


並べ替えてみると前後3本辺りのジェットニードルでしたら此方の方がイメージ通りです。

結果としてはクリップ位置#6でYY7辺りがベストの様な感じです。

上記セットでアイドリングから中開度あたりまで気持ち良く走れそうです。

ん〜この状態で暫く様子を見て、いよいよ最後のメインジェットののセットをしてみます。

CRキャブレターのジェットセッティングに向け必要なジェット類を、私のCRキャブのお師匠さまの所へ手配します。

先ずはスロージェットです。

450 仕様時は#50辺りでしたから、360仕様に伴い小さ目のを中心に選びました。

#38 #40 #42 #45 #50 #52

続いてニードルジェットです。

ちょっと面白いパーツボックスです。
そのままではグチャグチャになちゃうのでストローをカットして入れ物を作りました。
これでボックス内でのガタ付きも抑えられます。

YY8 YY7 YY6

最後にメインジェットです。

先程のボックスの下段に入ります。
450 仕様でもきっちりセットが出来てなく、
現状保有のジェットです。

#115 #118 #120 #122

これでジェット類は集まりました。
いよいよセットですがいつもの様にマトリックスチャートも作っときます。


さあ頑張って埋めてきます。

私も例外にもれずコロナ禍の影響で暇を持て余してまて、ちょっとDeepに行きます。

現在CRキャブレターのセットを画策してますが、
先ずはお勉強です。

よく見かけるCRキャブのセッティングのチャートを、余分な部分を省略してみました。
スロットル開度毎に、主機能部品の影響を表しています。
アイドルから開度1／8辺りはスロージェット影響が大きい様でが、開度1／4辺りまではジェットニードルの外径:Dの影響も結構有る様です。


ストレート部の直径:Dが変わるとニードルジェットとの隙間が変化して燃料の濃さが変わるんですね。
つまりこの辺の低開度領域はスロージェットとジェットニードル両方を意識してセットが必要なんでしょうね。

続いて開度1／2辺りはジェットニードルクリップの位置が殆ど支配的です。
クリップ位置を大きくする事によりより濃いセットになる様です。

最後に全開領域は勿論メインジェットの領域ですね。

やはりCRキャブの特徴的なのはジェットニードルの選択とセットですね。
私なりにもう少し考察してみます。
あまり考えてなかったのはジェットニードルの違いです。
同じYYニードルだと外径:D以外のテーパー部は全く同じなので、開いた時の燃料流量変化率はどの番号も同じなんですね。
つまり開き出す前のイニシャルの位置を変える事により開度に伴う燃料流量を変えているんですね。

この辺は実際にセッティングをしてみないと分からないかも知れませんね。

先ずはセッティングの為に足りないジェット類を手配中です。

もう少し楽しめそうです。

ソレックス36のジェットセットも一通り終わりましたが流石に2気筒のN360ですが結構なジェットの量になりました。
購入時のパーツボックス等に入れてましたが整理整頓します。

こんな時は百均で見繕います。
お〜良さげなのがあります。

キャブのジェットを入れるのに丁度良いサイズです。

早速ジェット類を入れて見ます。

メインとエアジェットで一つ、スローとポンプノズルでもう一つで収まりました。

大きな蓋を開けると一列毎に取出せて、3枠毎それぞれに蓋が出来るので取出しや収納が簡単です。

今までのボックスだと大きな蓋を開けると全ての枠が空いてしまい、何かに拍子にひっくり返してジェット類をぶち撒けた事もあったので一安心です。

さてこれでソレックス36セットも終了です。
次は手こずってるCRキャブのセットでもと考えてます。

乞うご期待を😄