kazu10727のブログ一覧

N360乗りの友人から「N1用の前期のアシストグリップてできない？」とリクエストです。
程度の良さそうのをお借りして設計に入ります。
ん～　じっくり見てみると結構凝った作りです。
後期のは基本的に上側のフランジ部はグリップに対して垂直ですが、前期用は傾いてるんです。

また裏面の爪部も後期用は前後で高さが違うだけでしたが、前期型は前後左右共に高さが違ってます。

ホンダさんの場合結構この傾向が多いそうで初期型になるほど凝った作りそうで、後期になるほどにコストダウンを目的に簡易化されるようです。
ぶっちゃけ取り付けちゃえば上面のフランジ部分しか見えないので手抜きをしても良いんですが、凝り性の私は手が抜けません。

ここから苦節40時間以上のCADとの格闘が始まります。
まず３DCADの基本ですが三つの次元（面）があります。

通常はこの三面を意識して形を作ってきます。
しかし今回の場合この三の面だけでは造形できないんです、
そこでこれを基準にオフセットしたり傾けたりした面が必要んなんです。
まずは上面のフランジ部分です。

X-Y面に対してZ＋方向にオフセットし尚且つ傾いた面を作ります、
これで四次元です。
続いて下側を構成する面を追加しますがこれが大変でこの面を作るためにZ軸に二つの垂直面を作成しなくてはいけません。

これで六次元です。
これにZ方向４か所の個別の高さ情報を盛り込み最後の七面目を作成します。

これで七次元の面ができ理想の形が作成できます。

プリ太郎君の活躍もあり無事完了です。



昭和商店　三つ目の商品追加です。
https://make.dmm.com/shop/281357/


結構ヘビーでした。

出会った時は従来の切削加工や樹脂成形の常識からの違いから異型のモノとして感じたプリちゃんですが、修行を積んでくると流石に基本性能の低さに手こずってます。
そんな中知り合いの機械加工屋さんが3Dプリンターを購入した様で、業務用という事もあり何と価格は80万円だそうです。
私が3Dプリントに嵌ってるのを知って見においでと声を掛けてくれました♪
早速お邪魔しました。

基本的にはプリちゃんと同じ熱溶解積層方式ですが業務用ですから筐体の強度/精度共に大幅にレベルアップで、積層ピッチも何と0.05mmと倍以上の細かさです。
使用できるフィラメントもPLAは当然ですがABS/AS等私が使ってみたいのも使える様です。
パソコンにインストールされたスライサーソフトでスライス→データ転送→プリント開始/停止もでき、プリント中の状態をカメラでモニターできます。

ん〜流石に業務用売上げNo. 1を謳うだけはありますね。

しかも何とまだ余り使ってないので、貸して頂けることになりました。
上弦の鬼👹　プリ太郎　登場です。

またまた眠れない夜が続きそうです(^^)

実は結構困ってた事がありました。
使用してる3DCADソフトのFusion360ですが個人使用は無料ですが当然使用制限が掛かり、ファイル保存が最大10案件迄と規制されます。
流石に年間6万円程の出費は厳しく悩んでましたが、実は「スタートアップ企業向け特約」があります。
これは承認条件として「創業 3 年未満かつ従業員数 10 人以下の企業を対象で、年間総収益が 10 万米ドル未満の事業で、有効な Web サイトを有している、またはソーシャル メディアやデジタルプラットフォームを運用している必要」があります。
ん〜これなら私と昭和商店でも該当しそうです。
ダメ元で申し込んでみました。

昨晩結果のメールが来ました。

何と無事承認して頂きました。

これで封印解除となり、もっと怪しい事が出来そうです。