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DMM.comへ注文の最終仕様品が納入されました。

ん〜我ながら唸っちゃう出来です。
全厚を僅か0.4mm薄くしただけですが、全体的なぼってりとした印象が激変です。

変更したポケット部のテーパーもほぼ純正並みで、フランジ面の裏側のR追加も指で触るとしっかり再現でき、質感もバッチリです。
しかしどちらも取り付けちゃえば分からないんですがね😜

取付けに当たりやはり色の問題があります。
PA11ナチュラルのグレーでもそんなに違和感はないんですがやっぱりちょっと浮いちゃいます。

やはり黒色への染色を試してみます。
近所の手芸店を覗くとありました。

ネット/YouTube等で紹介されてますが、鍋に溶かして食塩を追加して煮込みます。
以前ラジコンのホイールも染色した事があります。

カミさんにバレない様に素早く煮込みます。

真っ黒とはいきませんが十分です。
N360に取付けてみます。


これで無事完成です。

制作に協力してくれた社長さんにもお見せしたんですが、結構ホンダ系のオーナーさんは部品等にもこだわりる方が多い様ですが、これなら十分満足させれるじゃないかと絶賛して頂けました。
ここ迄なら欲しい人が居るよと言う事で思い切ってDMM.com のマーケットプレイスに出品してみる事にしました。

昭和商店
- DMM.make クリエイターズマーケット
https://make.dmm.com/shop/281357/

会員登録等が必要ですが注文して頂ければ１週間前後で納品され送料も日本全国無料です。
どうか一家に1セット、お買置きをお願いします(^^)

コロナ禍と言う事で時間もあり勉強がてら始めた3Dプリントですが思わぬ結果となりました。
基本的にはモノづくりが好きなのでもう少し頑張っていきたいと思います。

因みに第二弾としてN360のルームミラー制作を企画中です。
これも殆どが経年劣化でボロボロです。
乞うご期待です。

フェスタ城北にて3Dプリントのデモをしたのはリベンジ以外にもう一つ目的が有りました。
旧車乗りでしたら同じ様な悩みが有るのでは思ってました。
午後になりお客さんがちょっと減って来ると参加の旧車乗りでの方がブースを覗きに来てくれました。
何と宇宙(コスモ)スポーツちゃんのオーナーさんです。
名車中の名車ですね。
何と入手時には付いていたホイールキャップのセンターバッチが一つだけ取れて無くなっちゃった様で、3Dプリントで作れないかと言う相談です。
早速一個外して見せてくれます。

それなりの劣化は見られますが再現出来ない形状ではありません。

裏面を見ると…ちょっと違和感です。
表面に比べ明らかに手作り感を感じます。
一般的に樹脂製品は金型と射出成形にて作成されますが、これは表面はそれなりの型によって成形された様に見えますが、裏面は溶けた樹脂を押し付けただけの様で手作りの様に見えます。
残りのも同じ様で、当然純正品を見た事が無く最終的に純正or手作りの判断は？です。
取り敢えずオーナーさんが外したバッチを貸してくれたので制作の可能性を検討する事になりました。

早速制作に当たり情報収集と思いネット検索をしてみるとヤフオクでいきなりヒットです。
何と新品が出品されてます。

びっくりするぐらい綺麗です。

裏面を見ても明らかに金型による射出成形品です。
何と即決価格で出品されてます。
宇宙ちゃんの車格と一個だけ欠品とうい事を考えたら入札すべきとオーナーさんに急遽連絡取ります。
オーナーさんも納得され無事落札となりました。

オーナーさんに入手したのを見せて頂きました。



ん〜　全然レベルが違います。
3Dプリントでもヤフオクのと同じ物は作れる自信はちょっとありません。

ん〜そこで素性をちょっと調査してみました。
ネットでググると宇宙ちゃんのホイールキャップバッチをリプロされてるショップを見つけました。
そちらの製品かと思い電話で連絡してみるとやっと素性が見えて来ました。
実はヤフオクのはオーストラリアのショップがリプロした製品で、それを輸入しヤフオクにて出品されてる人が居るそうです。
純正品では無いんですが、リプロとしてもこの金額で入手出来るんでしたら納得の商品との事です。

取り敢えず宇宙ちゃんの今回の不満は解決出来ましたが、やっぱり所望しているオーナーさんも居るのも事実の様です。
折角造るなら純正ライクにと考えており、是非宇宙ちゃんオーナーさんからの情報提供期待してます。

宜しくお願いします。

この記事は、★プレゼント企画★UPSシリーズを是非使ってみよう！について書いています。

続いて運転席側のアッパーポケット製作ですが、貴重なサンプルをお借り出来ました。
何とほぼ原型が保たれてます。
フランジの表面ですが前期はシボ加工、後期はツルツルだそうなのでこれは前期頃の物のようです。
じっくり採寸してみるとポケット部のテーパー角が正面視と側面視で違います。

ん〜ここ迄拘る必要は無いんですが、凝り性の私は拘ってしまいます。
Fusion360の機能を色々勉強してみるとロフトと言う機能がある様です。
これは原点面に対してオフセットした面を作り、それを結んで3D化出来ます。

描画出来たので3D化します。

ん〜思った感じの外形が出来ました。
厚みも材料費削減の為2→1.6mmと薄肉化します。

続いて上部のフランジの形状です。
よく見ると単純なカマボコ状ではなく、裏側にも微妙なRが付いてます。

微妙に裏側にもRを付けて3D化します。

爪寸法も見直して完成です。

アシストグリップも同様に見直してDMM.com にアップします。

いよいよファイナルステージです。