前回のホームオーディオ球切れ修理でCDプレーヤーの故障は専門業者に依頼する予定でしたが・・・仮見積もり出してもらった所、結構な高額。。。
考えてみると、まぁ、この位にはそりゃなるわな。って額ですが。
でも・・・同じ機種の完動品、買えるでしょ!って額。
う~ん・・・考え所ですね。
メーカー修理(ヤマハ)に出しても部品欠品で修理不可ってなるの目に見えてるし。
専門業者に出して今後も安心して使えるようにするか、中古買ってまた同じ症状が出ない様、祈りながら使うか。。。
んん!?・・・同じ症状??・・・
そう、機械にはその機種独特の症状ってのがありますね。
この機種は一応当時のヤマハのフラッグシップモデル。
未だに愛用者は多いと思いますし修理されて長く使用され何かヒントがネット上にあるかも!
自分の愛機の症状はディスプレーの表示切れとそれに伴う不動状態。そしてCDトレーの作動不良。
調べたら・・・ありました!個人のブログと動画に修理をアップしてくれてる方もいました。ほぼ自分のと同じ症状。厳密に言うと違う機種のだったりですが時代的にも製品グレード的にも似たようなもん。使われてるパーツもそう大きくは変わらないでしょう!
イケそうな気がしてきたのでさっそくバラします!
ディスプレー部をバラしてくと切れてる配線が見つかりました。
原因はコイツか!
最終的に4本が断線してました。
コイツを再ハンダ付けする為、一度基盤から7本全部外します。
古いハンダを吸い取った後、再度ハンダ付けする為にコードの先端の被膜を剥きます。が・・・こいつが結構大変でした。
一般的な車用電工ペンチだとワイヤーストリッパーの一番小さいのは0.75sq程。
コイツはもっとずっと細い配線。燃やすとハンダ付きづらくなりそーだし、仕方なくカッターでリンゴの皮剥く要領でトライ・・・・
ダメだぁ~~(汗)・・・全部で7本あるので!何本か上手くいっても力加減で中のワイヤーまで切れてしまう!
その度に配線の長さ揃える為また全部カット。。。3回失敗した所で。。。
これ以上配線を短くするとマズイ・・・どうする!?(-”-)
あくる日、知り合いの車屋さんに相談した所、「コイツを使いな!」と渡された小さいワイヤーストリッパー。あぁ!こんなサイズもあったのね。
でも・・あんな細い配線、上手く皮剥けるのかな?・・・
使ってみました!コイツは凄い!
こんな細い配線の皮膜だけをいとも簡単に除去出来ました。
「一番細いところは殆ど使わないから錆びてっかもな~」と言ってた工具ですが、感動モノの仕事ぶり!グリップに印刷されてるメーカー名がこすれて見えなくなってなっていますが、どこの工具だろうか。。。
思わず自分も買っちゃいました。ベッセルの小さいほう。
ハンダ付けの為、基盤の穴に通し固定。
コレが結構シビレます。なんせ小さすぎて拡大鏡を使いながらの作業。
手がもう1本欲しいところ。
そしてハンダ作業。これまた小さすぎて!!プルプル、イライラしながら・・・
少しミスると、隣のハンダとくっ付いたり。その度にまたハンダを吸って除去、再トライ、そして拡大鏡で確認・・・
自分にとってはもはや「ナノテクノロジー」です。
他の機械で付けたハンダのようにキレイに仕上げたい所ですが、ムリっす!
次に、配線と基盤の間に純正では接着剤が付いてるのですが、これをハンダ付けの為、除去したので再構築します。
隣の13P配線のように配線が急に曲がってるので固定するのとフロントパネル脱着の際、無理な力が加わらないようにする処理だと思われます。

使ったのはコレ!BONDICです!最近ホームセンターで結構置いてあって、前から興味ありました。
配線と基盤の間にゲル状のボンドを盛り、UVライトを照射して数秒・・・
おぉ~!あっと言う間に固まりました!
今回みたいに接着面どうしにある程度スキマが必要な場合、とても良いですね。
コレは面白い。FRPのポリエステル樹脂が瞬間的に硬化する感じ、と言えば分かりますかね?
基盤を元通りセットして、POWER、ON!!
お~~!ディスプレーの表示が復活しました!!
だがしかし・・・これで修理が終わった訳ではありません。
次に取り掛かるのはCDトレーの作動不良です。続く・・・
ブログ一覧 |
オーディオ | 日記
Posted at
2018/02/04 12:44:05