2025年02月15日
備忘録 農水省の動き
すみません、同じネタの後追いです。そこら中に書かれている内容ですのでスルーしてください。
記事01
今回、匿名を条件に取材に応じました。
この卸売業者は農家から直接米を買い、飲食店や個人などに販売しているといいます。政府が把握する主な集荷業者には該当していません。
倉庫に、高く積まれた袋が。約600トンの米です。
兵庫県にある中小の卸売業者:ほぼ全部(令和)6年産です。去年の秋にとれたやつ。その奥に(令和)5年産がちょっとあるぐらい。(Q.去年のこの時期と比べてお米の量はどうですか?)入荷した量は今年の方が1.5倍くらいは多いんですけど。
今回は例年よりも多くの米を買い集めたといいます。
その理由について「自分らもお米がないと商売にならないからね。余ったら余ったで米やから絶対売れるからね。だからもう買えるときに買わんと」と説明。
記事02
投機筋がコメを買い占めた?「転売ヤー」が、ついに「コメ」にまで手を出し始めたのかと衝撃が広がっている。
きっかけは、昨年の「令和の米騒動」からコメの価格が一向におさまらず高騰を続けている問題を、国会で繰り返し追及された、江藤拓農林水産大臣が述べたこの言葉だ。 「米はあると。(中略)どこかにスタックしていると考えざるを得ない」(1月31日) 「今回は、今まで米を扱ったことがないような人が参入している気配がある。どこにどれだけあるか、いま、調査を一生懸命かけています」(2月3日)
要するに、コメの生産は十分に足りているにもかかわらず、一部のけしからん投機筋の人々が買い占めて抱え込んでいるために、価格が下がらないというのだ。
農水省によれば、23年秋の主食用米の収穫量は661万トン。しかし、これに対して需要は705万トンもあったので「40万トンの米不足」が起きていた。それが24年春から徐々に露呈して、夏にはついに店頭からコメがなくなったというわけだ。農水省は「9月になって新米が出回れば米不足は解消します」吉村弘文大阪府知事が備蓄米放出を要請しても、「全国的に見れば需給ひっ迫にない」としてあっさり却下した。
しかし、冷静に考えればそんなうまい話などあるわけがない。9月に出回る新米というのは基本的に10月から食べ始めるものだ。では、例年9月に我々が食べている米はどういうものかというと8月に出回っているものだ。しかし、今回は8〜9月の時点ですでに「40万トンの米不足」に陥っているのでそれがない。つまり本来は10月に食べ始めるはずの新米を、農水省は9月に「先食いしろ」と言っていたのだ。
農水省は新米が出回ればすべて解決みたいなことを言っていたが、なんのことはない民間在庫的には「40万トンの米不足」が昨年7月からずっと継続していたというワケだ。これが「米価高騰」に大きな影響を与えていることは容易に想像できよう。
記事03
国民の目を背けたい農水省 絶対に「コメ不足」と言わないワケ
「農水省にとって都合の悪い話から目を背けさせるために、卸業者に罪をなすりつけているんじゃないの?」と穿った見方さえしてしまうのだ。 なぜかというと、今回の米価高騰は「農水省にとって都合の悪い話」が大いに関係しているからだ。それは今回、「40万トンの米不足」を引き起こしてきた減反政策についてだ。農水省は減反政策廃止後も、主食用米の全国の生産量の「目安」を示しており、米から転作する農家に補助金まで出して、主食用米の生産量を絞っているのだ。
例えば、21年秋の主食米の収穫量は702万トンだった。需要はだいたい年間700万トンと言われているのでトントンだ。しかし、それが翌22年秋になると30万トンも落ち込んで、670万トンになる。「主食用米の作付面積が125万1000ヘクタールと21年産より5万2000ヘクタール減ったことが背景にある」
記事04
実際は「JAの利益を守るため」
減反が進んで「米不足のムード」が定着すれば当然、売り手市場になる。では、売り手は誰かというと、米農家ではない。 日本の農家は海外のように大規模化も進んでいないので、個人の零細農家ばかりだ。そこでJAが「概算金」を払って農家から米を引き取り、卸売業者と取引をする。しかも、減反が進めば兼業農家や「土地売却農家」が増えるので、それらの預金がすべてJAバンクに入る。
つまり、減反政策で一番潤うのは、実は農家でも国民でもなく、JAだというのである。
世界中の国々が自国の食糧安全保障に力を入れている中で、食料自給率38%の日本では、「スーパーから米が消える」という恐ろしい事態が起きた。
農水省は「米はたくさんある。新米が市場に出回ったら解決です」と盛んに触れ回った。確かに、農水省の言うとおり、新米が店頭には並んだが、価格は2倍近く高騰をした。どう考えても「減反」という異常なことを続けてきた“副作用”である。だが、農水省はかたくなに「米不足」は認めず、挙げ句の果てにこんな「説」を唱え始めた。「お茶碗32億杯分の米を買い占めている投機筋の業者がいる」
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わかったことは、貯め込んでいる業者より悪い組織があるということだ。長年米農家を守るためにいろいろな施策をしてきたと思い込んでいたが、米農家に聞くとそうでもないらしい。それではその施策に使った税金はどこへいったか。農水省の間抜けな行動には理由があるということ。大臣が代わっても何も変わらない。頼むから、業界と結託して税金投入するのをやめて上下水道の補修整備にあててくれないかな。
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Posted at
2025/02/15 14:00:41
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