2025年06月05日
ショウタイムセブン、2025映画、阿部寛
2月に公開した映画、Amazonプライムビデオで独占配信。
阿部寛が有能なニュースキャスターという何処かで聞いたことあるような設定。
犯人から爆破予告の電話が生放送で流れる。その後爆発事故が起きていたずらではないと気づく、犯人と阿部寛のやり取りが続いていよいよ犯人がスタジオに現れて、、、、というなかなかスリリングな話のはずなんだけど。
感想を言うと、犯人がどのように爆弾の準備をしたのか明かされなかった。
犯人の犯行の動機が最後まで釈然としない、犯人の要求もなんの伏線もなしにころころかわっていく。
基本的にスタジオが舞台で横の広がりがない。警察が動かない。そして評判の悪いラストの阿部寛の長台詞が釈然としない。5年前にキャスターに抜擢された経緯はわかったが3ヶ月前に降ろされた経緯が不完全に終わる。脇役が棒読み。視聴者の反応がアンケート以外に伝わらない。こういう犯罪物は動機や計画などがポイントになるのに動機は浅いし爆弾も出てこないし。最初は面白そうと思って見ていたが60分を過ぎたあたりからネタが見えちゃってトイレに行ったりお茶を入れたり。ネットで調べるとなんと元版があって韓国映画だと。納得してしまった。韓国の映画ドラマはプロセスや心情の表現がうすつペラなんだよね。恋愛ドラマはそれでも成立するがこういうクライムサスペンスは東野圭吾のような優秀な原作、脚本がないとただの2時間ドラマになってしまう。元ネタが韓国だと知っていたら見なかった。
ちなみに現在オンエアしている日曜劇場の阿部寛のキャスターの方がよっぽどちゃんとできている。
もう一つ
『天久鷹央の推理カルテ』
お先にアニメチャンネルでアニメ版は視聴済み。天久鷹央のあんな言動なのに医師としてやっていける理由も説明があるし、あの言動は病気から来ていることも説明がある。なんとなくハチャメチャな感じなんだけどストーリーにきっちりはめ込んでいるのがいい。また、医療知識を使った犯罪や謎解きも破綻がない。さて、実写版に有名女優を使っているが実は原作に忠実に演技しているし背格好のイメージも壊していない。好演ということだ。ドラマ版の脚本はアニメと同じものもあるが新しく書いた脚本が多く、さらに内容も悪くない。犯罪要素、謎解き要素、コメディをバランスよく散らばる、よくできた脚本だと思う。
もう一つ
月九「続・続・最後から二番目の恋」 - フジテレビ
人気シリーズ、嫁さんは欠かさず見ている。50以上のオバハンには刺さる内容なんだろうか。もちろん脚本はよくできているしいい俳優を使っていて舞台が湘南鎌倉とハズレ要素が見つからない。けど、あまりにも演劇風の小気味良い長台詞の言い合いなどなんとなく出来過ぎちゃっていて見ていて飽きちゃうのだよね。還暦前後の大人の男女だから極端な行動は取らないし相手を思いやる大人の対応もできているし、成り行きが気にならないのだよね。嫁さんは大好き。
もう一つ
薬屋のひとりごと
勇者や冒険者、魔法使い、なんとかのアイテムが出てこないアニメは少ない。さらに謎解きミステリーとなるとさらに少なくなる。こちらも40回を超えていよいよ佳境に入るところだ。私レベルの漢方薬の知識、中学で習う程度の科学の知識があると楽しく推理できる。粉塵爆発は学校では習わないが青いバラは小学校の理科で学習する。鉛中毒や堕胎剤は興味があれば復習するとよい。
これだけの人気アニメ、音楽は一流人気ミュージシャン、背景の書き込みもかなりきっちりやっているのに肝心の主人公たちのアニメーションがお粗末、喋るときは口だけ動かす、顔がアップのときはいいが遠景のときの人物描写がいい加減すぎる。集中して見ているので手抜きが気になってしょうがない。ちなみに音声、効果音、音楽はかなり高いレベルで録音されている。薄型テレビの薄っぺらいスピーカではなくアンプに繋いでちゃんとしたスピーカで聞いてみると良さが実感できる。
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Posted at
2025/06/05 23:38:37
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