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フーテンのとらのブログ一覧

2009年09月22日 イイね!

バッテリーの交換タイミングって?(4)

バッテリーの交換タイミングって?(4) ここまで書いた内容で、バッテリーの能力判定は端子電圧とC C A で判断すればよいと思ったのですが、よく考えるとC C A とはバッテリーの導電性を数値化したモノであって、蓄電可能容量は別の話だよなぁと(笑)。

そこで、原点に戻りバッテリーの劣化とは何?と言うと、一番の要因は電解液の希硫酸と電極の鉛が化学反応を起こして、その生成物である硫酸鉛(不導体)が電極に付着する事で内部抵抗が上昇(CCAが低下)し、電流が流れにくくなる事です。その他、開放型のバッテリーでは電解液が蒸発して電極が露出するまでになった場合や、大昔には良くあった電極がバッテリー内部で脱落してしてしまう(今はほとんどそんな事はありません)等があります。勿論、バッテリー上がりを起こすような過放電もバッテリーを劣化させます。

話を戻して、C C A も蓄電可能容量も、時間が経過すると劣化が進むので、互いに無関係では無いのですが比例する訳でも無いことから、最近のヨーロッパではC C A と共にリザーブ・キャパシティ(RC)を劣化判定の基準にするようになってきているのだそうです。

私の買ったバッテリーには120RC の表示が有り、この数字の意味はフル充電状態から25Aの電流を連続して取り出した時、端子電圧が10.5Vに低下するまでの時間を計測したもので、新品の時には120分間持続出来る性能があると言う事を表しています。
 これは、 25A × 2時間=50で、54AHとほぼ等しくなりますね。
なお私が調べた範囲では、現在RCを測定するテスターは開発途上?で、まだそれほど売られてはいないようです。

これまでのまとめ。

C C A = 短時間にどれだけ大きな電流を取り出し得るか?の指数。
RC  = どれだけの電力を蓄え得るか?の指数。

1) C C A=良好、RC=良好      問題なし

2) C C A=良好、RC=やや難あり エンジン始動が出来れば使っていても良いが、
                         電装品を多く使う場合はバッテリーが上がる可能性がある。

3) C C A=やや難あり、RC=良好 エンジン始動が困難になる可能性があり出来れば交換し、
                         自動車用以外の用途があればそちらに使う。

4) C C A、RC 共に難あり       交換する。

2)と3)の場合は、ブースターケーブルを持っていればとりあえず対処は可能で安心(笑)。

現時点では、バッテリーの能力をチェックするのはC C A (テスター)に頼らざるを得ないようですが、近い将来にはC C A とRC の両方を測定できるテスターが開発され、合理的にバッテリーの交換時期が判定できるようになるでしょう(欧米では 笑)。
2009年09月20日 イイね!

バッテリーの交換タイミングって?(3)

バッテリーの交換タイミングって?(3)それでは新品の時の標準的なC C A の値と、中古状態のバッテリーを測定した時の値をどう判断するかと言うことになります。

走行or充電後2~3時間経過したあと、バッテリーアナライザー(テスター)を使ってC C A を測定した場合、一般的には標準値の80%以上は良好、80%未満から70%程度までは要注意、70%を切ると交換した方が安心と言う事のようです。但し、70%を切っても、即危険な状態と言うことでもなく、場合によってはエンジンスタートが困難になる事もあると認識しておくレベルと思えば良いらしい(笑)。
写真は、国産メーカーの44B19サイズの中古品ですが、C C A 値だけで判断すればほとんど新品状態です。

私の40年間の経験から言っても、関東地方の気候で普通の使い方をした場合、4年は問題なく使えていましたから、バッテリーは2~3年で交換と言うのはやはり早すぎると思います。

Myソニカとカペラは万一の場合に備えて、それぞれブースターケーブルを備えてあるので、1度や2度くらいエンジン始動が出来なくても慌てる事もありません。 どちらかと言うと救援した方が圧倒的に多いです、特にスキー場で(笑)。2~3千円で買えるモノですから、車に常備しておく事をお勧めします。

国産メーカーはC C A の値が公表されていませんがおおよその目安は以下の通りです。

ソニカサイズ 40B19 = 270
          44B19 = 310

カペラサイズ 75D23 = 465
          80D23 = 500
          85D23 = 530

以上の様なことから、バッテリーの寿命はC C A で判断するのが合理的と思ったのですが・・・。

2009年09月18日 イイね!

バッテリーの交換タイミングって?(2)

バッテリーの交換タイミングって?(2)今回、このバッテリーを買ってみようと思ったのはこのデーターを見てでした。計器に表示されている端子電圧の12.84Vはすぐに分かりますが、507C C Aって何だぁ(笑)。確かにバッテリーケースには580C C Aの表示があるので、先ずはこのC C Aと言う略語と数値の意味を調べて見ようとネット検索(便利な世の中です)。

調査の結果C C Aとは、コールド・クランキング・アンペアの略で、外気温が-18℃の時、30秒間の放電で端子電圧が7.2Vになる迄に取り出せる電気量を表した数値と分かりました。
自動車用バッテリーの第一の役割はエンジン始動時にスターターモーターを回す事ですから、その時には瞬時に大電流を取り出せる能力が必要です。少し専門的になりますが、電池から大電流を取り出す為には、電池の内部抵抗が低い方が有利です。そして、C C Aとはこの内部抵抗値をキーとして、数種類のテストを対象バッテリーに行い計算した結果の数値だと言うことが分かりました。
したがって、過放電や長期間使用等でバッテリーが消耗し内部抵抗が大きくなると、C C Aの値は低くなります。

     ---------------------------------
      ちなみに、普通使われる電池の内部抵抗値は、                
      マンガン電池 > アルカリ電池 > ニッケル水素電池等(充電池) であり、
      デジカメ等大きな電流が必要な機器にマンガン電池は使えせん。
     ---------------------------------

つまり、このバッテリーは新品時の標準値が580C C Aであり、現時点でのC C Aが507ありますよと言うことらしい(笑)。と言うことでこのバッテリーのコンディションは、

507÷1/580×100=87.4% となり、

新品時の87%の能力を保持していると判定されますとのこと (販売業者によれば 笑)。

ここまで、調べてこのバッテリーを落札する事に決め即決(2800円)。

しかし、国産メーカーのバッテリーにはこんな表示は無く、せいぜいAH位です。
やはり欧米では、合理的にバッテリーの状態を判断しようとしているんでしょうねぇ。

続きは次回。

09-21-09 アンダーライン部 記述追加
2009年09月16日 イイね!

バッテリーの交換タイミングって?(1)

バッテリーの交換タイミングって?(1)7月にソニカ、昨日はカペラのバッテリーを交換しましたが、今までは、4年使ったからとか、車検時に交換したほうが良いと言われて交換する事がほとんどでした。

しかし、今回、カペラのバッテリーにリビルド品を試してみようと思いたち、バッテリーの性能とは?、寿命とは?と言った素朴な疑問を私なりに調べてみました。その内容を少しずつ書いて見ようと思いますので、詳しい方達は別として、皆さんの参考になれば幸いです。

先ずは、自動車用バッテリーの型式からです。

ソニカのバッテリーは、今回、ボッシュの新品46B19Lと言うタイプで36AHのもの、カペラは写真の通り、ACDelcoのリビルド品で80D23Lで54AHのものを買いました。

46とか80と言う数字は、そのバッテリーの性能を現す数字で、大きい方が能力が高いことを表している様です。BやDはバッテリーケース短面のサイズ(幅&高さ)、19や23はケース長面の幅、L は+-端子(Rの場合は逆)の位置を表していますので、この表示が使用中のバッテリーと同じであれば、一応互換性はあると言う事になります。

36AHや54AHは新品時の蓄電容量を表し、数字が大きいほど大容量と言うことです。
AHはアンペア・アワーで、36の場合は新品&満充電状態なら36A(アンペア)の電流を1時間(H)取り出すことができ、3Aなら12時間程は取り出せる事になる訳です。

今回はここまで。

次は、580C C Aとか120RC って何だろうっていう疑問です(笑)。


09-20-09 記述誤りがあったのでアンダーライン部分を訂正しました。
2009年09月15日 イイね!

試しに

試しにカペラ用としてリビルドバッテリーを買ってみました。
ソニカは新品のボッシュでしたが、カペラは再生バッテリーと差別待遇?(爆)。

D23サイズは国産新品ですと2万円前後するので、韓国製の新品(6000円前後)かな?と思いましたが、モノは試しと初めてリビルド品を買ってみました。

一応、品物は一流品であること、そしてある程度の量を販売している業者から、価格は送料込み4000円以下を条件としました。

この「AC Delco」はトヨタが純正扱いしているので、基本性能や耐久性は問題なしと判断。
販売業者のテスターによるチェックでは、現時点で新品の87%程度の性能を維持していて、半年間の保証付きとの事だったので、送料込み3400円で購入しました。

正直な所、今後どれくらいの期間使えるのか?は分かりませんが、2年くらい問題なく使えれば十分満足出来ると思います。使えるモノは極力使うのもエコでしょうからテストを兼ねて・・・(笑)。

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2006年末に定年退職しました。情報通信系が得意なシステムエンジニアとして、40年間コンピューターと人間を相手に楽しく仕事をしてきました。 天気の良いときは空を...
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