本ブログは、特定の人物に関する記事を晒す内容となりますが、ご覧頂く皆様に、「ネジの締め付け」に付いて真剣に考えて貰いたいので、敢えて発信させて頂きます。
先日、「シビックタイプRユーロ」界隈にて、チタン製ナンバーステー取付に関する記事がアップされていました。
チタンはカッコいいので、取り付けたくなる気持ちは充分分かりますが、取り付け方法に大きな問題が有る事をされていました。
それが、この記事です。
元々、ナンバーステーの車両側取り付け穴の位置がズレている、非常に残念なパーツですが、頑張って取り付けようとされています。
只、頑張って取り付けようとされているのは良いのですが、安全上、非常に好ましくない方法を取られていました。
それが、↓です。
ステーに後付け金具を付けて、車両側の取り付け穴にボルトが掛かる様に細工されています。
ま、細工の方法自体は問題無いのですが、締結品(ボルトや座金類)の使用方法に、大きな問題が有ります。
ナンバー取付用ボルトを入れると隙間が出来るので、その隙間を
バネ座金で埋める
と言う暴挙に出ています( ゚Д゚)
当人は、どう言う意図でバネ座金を長穴の隙間埋めに使用したのかは分かりませんが、バネ座金は本来緩み防止用の部材で有り、しっかりトルクを掛けて平らに潰れて初めてその効果を発揮するモノです。
しっかりトルクが掛かって潰れていないと、逆に緩みを誘発させる恐れも有ります。
長穴の隙間を埋めるので有れば、普通の座金を隙間が埋まる様に使用して、しっかり「面」で押さえる形にするべきです。
別の角度からの写真も撮られていたので確認すると…、
少し見にくいですが、やはりバネ座金は平らに潰れていません。
(即ち、しっかりトルクが掛かっていない。)
流石にこれは危険だと判断したワタシは、当人はみん友では有りませんが、見るに見かねて、お節介とは思いつつ、昨日、下記の通りコメントしました。

しかし当人からは、未だに何ら返信は有りません。
しかし、何でこんなに危険な方法を思い付くのでしょうか?
言っちゃ悪いですが、これは完全に無知な素人の作業です。
本人はどこまでワタシの忠告を聞いているのか分かりませんが、もし脱落したら、どうするつもりなのでしょうか?
自分の被害だけで済んだら良いですが、周りを巻き込んだらどうするつもりなのでしょうか?
この記事を見て、「たかがネジ1本で目くじら立てて…」と思われる方も居るかも知れませんが、機構設計の経験者から言わせると、ネジ1本でも、設計者の思想はしっかり詰まっています。
ネジの種類、サイズ、材質、コスト、その他諸々…。
組立作業者から見ても、締結部材の組み合わせ方、締め付けトルク、緩み防止対策、その他諸々…。
ネジ1本と甘く見ると、ネジ1本に泣く事も多々有ります。
最後に話が脱線しましたが、問題の記事の投稿主さんには、早く問題点に気付いて貰い、手直しして貰う事を願うばかりです…。
Posted at 2022/10/18 10:46:36 | |
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