
ノーマルのヘッドライト
はっきり言って当時の物は暗くて頼りなく
濡れた路面では点いているのかも判らなく
運転席側のライトはいつもガラスが曇って
水滴もついている状態。
電球外して中を拭いてもすぐに同じ症状で
シールがダメになっている模様。
根本的に対策をしなければならないので
レンズとリフレクターのシールを切って分解。
ガラス内側を綺麗にしてリフレクターも磨こうとしましたがメッキの一部は
剝れ落ち輝きが無くなっている部分も・・・
それでも綺麗にしてお互いをシーリング材で合わせました。
暫くはそれで使用しましたが、曇ったり水滴が付いたりと効果は有りません。
どうやらソケットとリフレクターの密閉がダメでそこから湿気が入るようです。
それとCARELLO製のライトはリフレクターの電球ソケットが特殊?な形状で
ハロゲン電球にも出来なさそうです。(普通の38Wのダブル球です)
こんな形状のソケットです。
ヘッドライト自体を新しい物に変えようと部品検索して色々と調べて見ました。
2a Serieは外径130mmと小さく丸目4灯式の車とほぼ同じです。
それでも種類は殆ど無くそのまま使えそうな物は有りません。
メーカーに問い合わせて外形寸法教えてもらったりしてようやく使えそうな
CIBIE4灯外側用(H4:Hi・Low切替タイプ)を購入する事にしました。
品物が届いて早速合わせて見るとアルミ製のリムにガラスが入りません。
CIBIE製はレンズの外周が大きく困ってしまいました。
ガラスレンズの外周を削ればリムに入りそうですが削る際に割れたり欠けたり
したら手に負えないので思い付いたのがこの新品を分離して使えないかと…

写真の様に新品ライトのレンズとリフレクターのシール材を細い刃物で
切り込んで分離に成功!
左下が元のレンズです。右側がリムでこの中にレンズが収まります。
残念ですがCIBIEのレンズはお蔵入りです。
使えないですが元のリフレクターも保管してあります。

CIBIEのリフレクター内径に元のレンズ外径が嵌まりました。
仮組みすると おお~いい具合!
これでH4ハロゲン球がそのまま使え元のレンズなのでフォルムを崩さず
一石二鳥ならず三鳥^^
本音はCIBIEの独特なレンズカットが好きなので生かしたかったのですが
600に装着すると一気にノーマルさが失われると思いこれで良しとする事に。

さらにリムを仮組みするとこれも問題無し!(元のリフレクターとは全然違います)

仮組みをばらしてリフレクターとレンズをシールしますがコーキング材1本では
多すぎて余すだけなので量が少なく使い勝手が良いお風呂の補修材「バスコーク」
を使用しました。
H4ソケットに組替えますがライトケースの奥行きが限られているので薄型の
ソケットを探しました。写真の物でも四隅は削ってギリギリに詰めて有ります。
2aはオートバイ見たいにライトケース裏の1本のボルトで上下左右光軸調整
して固定します。
(600Dになるとライトケースは使わずライトユニットをブラケットで固定)

ケースの中は奥行きがギリギリ。
H4カプラーの手前にも分解し易いようにキボシ端子を設けています。

車体に装着完了しました。
パッと見はレンズがそのままなのでノーマルに見えますが4200KのH4バルブに変えたのでブルーが写り込んでます。
この頃はまだシートカバー掛けて無くて雪が積もってます・・・。
夜のテストでは直線模様しか無いレンズですので全体的にぼわ~と拡散してます。
LowビームではH4バルブのリフレクターで上向きの光は出ずに対向車からパッシングもされる事も無く、Hiビームもそこそこ遠くまで明るく良好です。(これで車検も通りました)
最新の車の様にはいきませんが、明るさ・配光は満足のいく物になりました~。
家内からもかなり明るくなったわね~前は行燈みたいだったから・・・・と褒められました^^
夜に走行する事は稀ですが、イベントの帰りなどでは重宝しています。
2015年の正月休みに加工したライトでした。
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