
2a serieはWEBER・22IMキャブレターが装着されています。
633ccモデルでは口径22ですが、後継の767ccDモデル
では混合気の必要量が違うので26、28とサイズUPされた
キャブレターに変遷しています。
22IMの部品はネットのショップで新品は見当たりません。
eBayで検索していると写真の22IM用部品がヒットしました。
とても珍しいので思わずカートに入れてしまいました。
届いた商品のケースにはWEBER BOLOGNA ITALIAと
印刷されており当時物の様な雰囲気。
開封して見るとフロートとシャフト、フロートバルブセット、フロートのパッキンとネジが2本とパーツリストの紙が一枚・・・。
部品点数を期待していた訳では無く、興味本位で購入したのでこの程度かなと思いました。
実際に使える部品では有りますが、まだ交換はしてません。
この頃アイドリング回転数が微妙に変化する状態でしたので、キャブの部品のどこかが不調なのかと思われ、交換出来る部品が少しでも手に入れば良いと考えてました。
実際にキャブレターを観察して見ると、パイロットスクリューのOリングが無くなっていました。
スクリューの奥の方に位置するので外して見て初めて分かりました。
ここから微量の空気を吸うので、応急的にシールテープを巻き付けて戻して見ました。

これだけの事ですがアイドリングが落ち着きました。
Oリングは汎用でサイズが合う物を探して見ます。
デスビ中心のシャフトに進角装置が取付くステーがはまってますが、油汚れが気になったので、
分解清掃して見る事にしました。
引き抜いた直後の状態ですが下部のドッグ部分が大分汚れてます。ここを綺麗にしてグリスを
塗付しました。
進角装置のガイドステーの汚れを清掃して見ました。
デスビの中のガバナーが動いて進角する一般的な物とは違い、バキューム負圧でリンクを介して
デスビ本体を直接回転させて進角するのはとても面白い造りです。
デスビ本体のラベルは表面が擦れて表記が全く分かりません。
デスビが差し込まれるドッグ部分、特に問題は無い様に見えます。
シリンダーヘッドにベースが直接乗っかるのですが、ここにはパッキンは付いて無くてオイルが
にじむのではないかと心配ですが今の所にじみは無いです。
清掃終えて、シャフトには新しいグリスをしっかり塗布して組み立てます。ベースとデスビの刻印
を合わせてセットし、タイミングライトで確認して進角調整をしました。
デスビのステーにも型式100の文字が陽刻されています。

寒い中で地道な事をしていました。
2016年1月 正月休み明けの事
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Posted at 2016/10/18 22:43:49 | |
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