
以前、セルモーターのブラシが摩耗して起動しなくなり
難儀しましたから、ダイナモのカーボンブラシの摩耗も
そろそろではと思い切って分解整備する事にしました。
写真は外したダイナモとブラケット、ウォーターポンプ
のプーリーも一緒に綺麗にします。
ダイナモのプーリーで隠れていた部分は相当汚れて
いて手間が掛かりそうです。
実際にかなり手間を要しましたので写真枚数が多く
数回に分けてアップします。
ダイナモを外したエンジン側です。ダイナモが装着される部分は錆が出ていたので黒塗装を先に
行いました。ウォーターポンプのプーリーも外してます。
シリンダーブロック脇に原動機番号が・・・左側2本のスタッドがダイナモブラケット固定用です。
ダイナモブラケットのバンドステーとプーリーのシムプレートですが錆びてます。
ダイナモのリアプーリー側のアップですが、ベアリングカバーや冷却風進入スリットもかなりの
汚れ・・・
ダイナモ本体も分解を始めました。外した部品から順次清掃して行きます。右側はブラケットです。
左側は本体リア側の軸受け部。
リア軸受け部の内側に問題のカーボンブラシが有ります。左側指で持っているのがブラシで
想像してたよりは残ってました。
本体には刻印が有り12V 16A 320Wが見えます。しかし12Vx16A=192Wにしかならず
計算が合いません?・・・26Aなら概ね合いますが。
前・後のカバーを固定する引きボルトも塗装します。
本体の回転子を抜いて前ハウジングとベアリングカバーを順番に綺麗にします。
冷却風の通り道はかなり泥汚れで詰まってました。
この泥はもしかすると輸入される前のイタリア本国の土なのかも・・・
やけに黄色い土なので勝手に想像してました。
前ハウジングベアリングのアップ・・・ベアリングはオープンタイプで摩耗している気がします。
分解して判ったのですがカバーは2枚合わせでその中にフェルトが入ってました。
これにオイル分を滲み込ませて油分が切れない様にしてたのでしょうか・・・
外した状態ではカラカラでしたが・・・
カバーもシルバー塗装しました。もちろん耐油性のウレタン塗装です。
前ハウジングも綺麗にしました。一旦ベアリングカバーも仮戻ししました。

次回は各部品の交換や塗装作業に続きます。
2016年7月1週目の事
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Posted at 2016/11/16 13:40:15 | |
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