
午後からはインテークマニホールド上部の
冷却水ダクトの分解取外しから始めました。
ここにはサーモスタットと水温計用センサと
チョークサーモスタットが納まってます。
まずはそれらを外しました。
サーモスタットハウジングは鉄の錆が薄く膜になってこびり付いてます。
55年間の堆積物です。
サーモスタットが入る部分やセンサーが入る部分も錆がこびり付いてます😣。
前後のゴムホースを外してアルミダイキャストのダクトを外せる様にします。
ホースを外しプラハンマーで叩いたりタイヤレバーでこじりながら外しました。
ガスケットが固着してなかなか外れませんでした。
マニホールドの直上に重なってますので汚れが溜まってます。
ヘッドカバーとの隙間からは手が入らず掃除出来ない部分でした。
マニホールドの冷却水ホールも錆がこびり付いてます。
マニホールドの下側にパイプが数本出ています。
このパイプに冷却水が通りキャブレターのチョークソレノイドに温水を送って
いると思いました。
そのパイプを抜けばマニホールドの冷却水が抜けると思い外しましたが
冷却水が出て来ません・・・。どうやらバキュームだった様です。
チョークにバキュームを繋げて何をコントロールしてるのでしょう・・・。
下に向かっているパイプもありマニホールドのドレンも兼ねてるのでしょうか?
その奥に見えるのが室内ヒーターユニットからのリターンパイプです。
アルミダイキャストのダクトの奥は室内ヒーターユニットに温水を送る
パイプが繋がってます。ここのパイプもステンパイプに交換します。
マニホールドから垂直に立ち上がっている金属パイプはブレーキサーボへの
バキュームパイプです。
ヒーターへのパイプはヘッドの後ろを通っているので外すためには
タコメーター用トランスダクターのカプラーとスターターモーター
への配線を外さないとパイプが取れません。
それらも外してヒ-ターユニット手前にあるヒーターバルブを外します。
ここの手前のホースを外してユニット内の冷却水をあらかた抜きました。
ヒーターバルブとは室内の切替えバキュームスイッチでバルブを作動させて
温水を流したり止めたりする装置です。購入した際にはこのバルブが外されて
いてホースで直結でした。樹脂製のバルブを組込んだのですが内部構造が
弱いのかバルブが完全に閉まり切らず温水が流れてしまう状態でした。
今回は純正に近い金属製のバルブに交換して改善させます。
冷却水もほとんど抜けたのでパイプ取外しに掛ります。
往復パイプ2本纏めてボディにブラケットで固定してあります。
そこを緩めてホースを外しました。
軍手の上に横たわっているのが外したパイプです。やっとの事で外せました。
鉄製で表面も大分錆びてくたびれてます。内部もひどい錆と思われます。
もう1本のリターンパイプは次週に作業します。
ヘッドの後ろ側はすぐに外せそうですが・・・
マニホールド下を通っているのでマニホールドを先に外す必要があります。
外したダクトのウォーターポンプ側の入口は高熱の影響かアルミがボロボロ。
漏れ無かったのが不思議なくらいです。仕上げの際に補強が必要ですね。
反対側の出口のホースアダプター金具もボロボロです。
内部は半分くらい詰まり掛けてます。これではヒーターに温水が半分しか行きません。
このアダプターは新品が入るので交換します。
このアルミダクトも綺麗に研磨して仕上げる予定です。時間掛りそう・・・。
それにしてもJAGUARはインチネジなので工具が一揃い別に必要です。
ソケットレンチ、コンビレンチとラチェットコンビレンチ、アレンキーと
揃えましたがまだ23/32・25/32サイズが不足してます。
それらが無くてメートル工具で代用しました。
今日の作業でこれだけ使いました。もう少しネジサイズを共用して欲しいものです😣。

次週はマニホールド分解から始める予定です。
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