
1ヶ月以上もミラノ空港で足止めされ
ようやく届いたCarelloのレンズです。
クラシカルなロゴとランプのマークが
いい感じです😊。
レンズカットもしっかりあります。
朝から雪が降出し気温も氷点下なので
家の中でレンズの組替作業です。
左が届いたCarello製で右が今までのSiem製で違いは一目瞭然。
Siem製はクラシックカーの様に真っ直ぐなカットしかありません。
ヘッドライトと言うよりもフォグランプの様なカットです。
今までのSiem製レンズを分解します。
8年前にCIBIEの4灯式外側用のヘッドライトを分解してリフレクターのみを
使ってSiemレンズと組み合わせて作りました。
しっかり効いていたシール材を切って分離しました。
シール材を除去してビニールテープで仮止めします。
正面から見てバルブが僅かに左下がりになる様にセットします。
インナーリムも仮止めして暗くなってからテスト点灯して配光具合を
見てバルブの角度を決めます。
ガレージの中でテスト点灯しました。
LOWビームは下のSiem製レンズより左右の広がりが大きくなってます。
以前撮影した今までのSiem製レンズLOWビームは上下の幅が大きいです。
暗くなってデイズのバッテリーに繋いで腰の高さで点灯してみました。
LOWビームはバルブを傾けたので若干左上がりで左右にも広がってますが
上下の厚みが少なく感じます。
HIビームにすると左右の広がりは抑えられ上方に光が伸びてます。
車の取付け高さくらいに下げて見た状態ですがLOWビーム上側のキレが
あまり良くない感じです。
HIビームは問題無さそうです。

と、ここまでは昨日の作業でした。
配光具合の確認が出来たので今朝は組立作業を始めました。
昨夜シリコンコーキングで貼り合わせをしたら柔らか過ぎて失敗したので
シンナーで綺麗に拭き取って置きました。
前回と同じバスボンドを開店直後に買いに行って作業を始めました。
レンズとリフレクターを脱脂してしっかり磨いてバスボンドを縁に
少量付けて貼り合わせます。適度な粘性があって使いやすいのです。
少しの力でずれてしまうので慎重に周囲のバスボンドを指で均します。
少し置いてから隙間が無い様にバスボンドを指で重ね盛りします。
もう一つを車から外して来て同じ作業の繰り返しです。
リフレクターのメッキを埃・汚れ無くピカピカにするのはなかなか大変です。
2つ貼り合わせが出来たので暖房機の前に置いて硬化を促進します。
指の腹で塗ってますので見た目はよろしく無いですが力加減を調整しながら
塗るにはこれが一番です。隙間が無い様にしっかり塗りました。
前回もこのやり方で8年間しっかり持ちましたので大丈夫でしょう😅。
正面からアップで撮るとバルブの傾きが見えます。
こちらは助手席側(対向車線側)なので傾きを少なくしてます。
傾きを付けずにフラットな配光でも良いかも知れません。
こちらは左ハンドル運転席側(左歩道側)で傾きを多めにしました。
要するに運転席側は歩道よりなので左上がりの配光を効かせて
夜間の歩行者を視認しやすくする狙いです。今日の作業はここまで。

バスボンドがしっかり硬化したらリムを組付けて車体に戻して暗い時に
配光具合を確認し光軸調整しようと思います。
LOWビームの上下方向の広がりが少ないので何となく・・・。
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Posted at 2022/02/10 17:48:38 | |
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