
早朝から雨が降り続く涼しいこんな日は
汗をかかず整備作業も楽に出来ます。
スリップリングのブラシユニットの分解には
二面幅7/32のインチソケットが必要でした。
1/4ソケットから3/8への変換アダプターも
持ち合わせが無く追加購入しました。
まずはブラシユニットを外して摩耗状態を
確認しました。
今回で600回目のブログとなりました😅。
新しい工具の組み合わせで長いボルトを外しました。
これから使うかも知れないので他に3/16と5/32のソケットも購入しました。
ユニットを外したら手前側のブラシに引っ掛かりがあり先端は少ししか
出てませんでしたが数回押し引きしたら出て来ました。
それほど摩耗して無い様です。
上側のスリップリングは少し段付き摩耗しています。
次は本体の分解に取り掛かります。
シャフトの回り止めが無いのでユニバーサルホルダーをフィンに掛けて
プーリーのロックナットを緩めました。
フィンはプーリーと共締めになっているのでこれでは完全に緩みません😣。
よく見たらシャフト中央には六角穴がちゃんとありました😅。
六角レンチを掛けて7/8インチソケットで完全に緩められました。
3本の固定ボルトを外してステータから後ろ側が外せました。
後端のローラーベアリングは指でぐるりと動かして見ましたがゴロゴロした
感じは無く滑らかでした。
シャフトの方も綺麗で段付き摩耗は無さそうですがスリップリングは
ご覧の状態です。ダストが堆積しているので余計に段差が大きく見えます。
ローターの塗装もすっかり剥がれて錆びだらけです。
フロントハウジングとローターの分解はシャフト先端を床に当ててハウジングを
少しずつプラハンマーで叩いて外しました。汎用プラーがあれば便利です。
シャフトを外す前にベアリングのガタを確認したら僅かに振れがありました。
回すと一周の半分くらいゴロゴロ感がありました。
ベアリングは要交換と判断しましたがどの様な規格なのか後ほど調べるために
アップで刻印を撮って置きました。赤文字がその番号です。
シャフト径はΦ17mmでレース外径は40mmの様です。
ここからはひたすら清掃研磨作業の連続です。
固定ボルトやカラー・ワッシャー・ナットなど小物からカップワイヤー研磨。
フロント側ハウジング裏はダストが堆積してますが一緒に飛ばします。
およそ3時間格闘してフィン・プーリー・ローターなどカップワイヤー掛け
フロント側ハウジングは軸付ゴム砥石で研磨しました。
夕方になったのでステータとリア側ハウジングの分解清掃は次回にします。
ローターの錆もほぼ落とせました。外周面は細め金ヤスリを掛けました。
内部の清掃研磨が約半分出来ましたがステータのコイル周りはどうやって
綺麗にしましょう・・・。
フロントハウジングのベアリングを調べたらイタリアのSKF製でした。
6203は内径Φ17mm・外径Φ40mm・レース幅12mmの規格サイズで
2RS1はシールの種類と判りました。
SKFの取り扱い店のネット通販画面で検索すると
シールド(2RS1)ベアリングには、潤滑剤の漏れ、埃、水及びその他の有害な物質の侵入を防止する2つの合成ゴム製シールが付いています。
特長と利点
- シールは耐油性、耐摩耗性合成ゴム製で、スチール補強材を採用
- 動作温度: -40 → +120 °C
- ラジアル方向荷重とスラスト方向荷重に対応
- 標準クリアランスとC3クリアランスの両方を用意
2RSHはほぼ同じシールド、C3はクリアランス大きめ、HTとはグリスの種類
と言う事が判りました。

装着されている物と近似の6203-2RSH/C3を注文することにします。
600
Posted at 2022/08/30 22:48:34 | |
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