
先週外装を清掃したワイパーユニット。
ケースやカバー表面の薄らとした腐食を
研磨してから作業台で分解メンテ。
ボンネット内なので大きく傷んでおらず
さっと研磨である程度綺麗になりました。
写真が多くて長い作業ブログです😅。
モーター外皮とギヤケースカバーのメッキが少し腐食してます。
ラックアウターチューブも裏側が少し腐食してます。
カップワイヤーで全体を研磨して終了。
ガレージの作業台でギアカバーを開けると中はグリスが詰まってます。
内部の構造はW113 250SLさんのメンテブログを拝見したので内部構造は
およそ掴んでました。こんな小さなボルトもインチサイズです。
変形eクリップを外しに掛かります。
ラックケーブルはギアのリンクプレートを外すと分離出来ます。
ラックケーブルの端部から順番に綺麗にしていきます。
ギアシャフトのC型クリップは小さくて道具を掛ける隙間が無く外すには
かなり大変になりそうなので後回しにします。
端部側のアウターチューブとホイールボックスをラックケーブルから分離。
ボックスを開けると中は汚れたグリスが固まってます。
ラックホイール歯形溝のグリスを細いドライバーで掻き取りフレーム側も
およそ除去しました。
歯形は360°刻まれてますがワイパーの作動角は90°以下なので常に当たっている
部分は限られてますが偏摩耗はしてない様です。
固定部分のねじ山と先端のスプラインなどワイヤーブラシで綺麗にしました。
始めはグリスが詰まっていてかなり渋かったのですが清掃してラスペネを
シャフトに浸透させたらスムーズに回転する様になりました。
こんなスピードでグルグル回りませんが抵抗は少ない方が良いに決まってます。
もう一つのホイールボックスを綺麗にしたところで昼食にしました。
昼食後に2つ目も仕上げてホイールボックスを仮組みして置きます。
ラックワイヤーも汚れたグリスでベトベトです😣。
ドライバーでグリスの塊をある程度取ってからウェスでグリスを拭取りました。
アフターチューブは塗装した方が良さそうです。
続いてギアケースからモーターを分離して見ました。
オルターネーター程では無いですがスリップリングが少し段付き摩耗してます。
ブラシの方はまだ大丈夫そうです。カーボン汚れを掃除して組付けました。
ギアシャフトのC型クリップを細いマイナスドライバー1本で押したら少し
浮いてくれたので隙間にもう1本差し込んでこじったら外れました。
ご教授の様に飛んで行かない様にマグネットを添えて置きました。
シャフトがきつくすんなり出て来ないので後ろから軽く叩いたら動きました。
さらに叩いて抜きましたがシャフト奥側は油分が切れて錆が出てました。
きつくなってた原因ですね。何年も動いて無かったのでしょう。
シャフトを布ヤスリで軽く磨いて錆を落としました。
案の定グリスがこびり付いてます。ケースの中でも汚れてます。
ケース内のグリス汚れを綺麗にして置きます。
シャフトにはモリブデングリスを塗って置きます。
中間の溝部分にグリスが溜まる様にしっかり塗ります。
ここにグリスがあればしばらく持つはずですが・・・。
ギア内側のカム山がこのスイッチを押してストップさせる仕組みでしょうか?
元のグリスは分離して液状の油分が垂れだしてたので少し固めのグリスを
ウォームギアとリングギア全体に塗って置きました。
C型クリップをラジオペンチで嵌めました。
シャフトの溝にしっかり食い込む様にドライバー先端で叩いて置きました。
クリップ嵌めではいつもこうして確実に喰っているか確認してます。
蓋を戻して今日の作業は終了です。(夜ご飯の支度時間なので😅・・・)
後はラックワイヤーにグリスを塗って組立てれば完了です。

汚れたグリスを除去する作業は嫌いですがこれをやらないと綺麗にスムーズに
なりませんね😣。
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