2009年06月13日
W126の整備資料でデファレンシャルギヤの調整の項目を眺めていたら、
W126ではサイドギヤを回した時のフリクショントルクが規定の値になるように
シム調整をするようだ、と言う事がわかりました。
しかも思ったより結構トルクの値がデカイ…。
ひょっとして見付けられていないだけで
実はテクニカルデータブックの中に
私の220の場合もそうした調整の値があるんじゃなかろうか?
と思って探してみました。
そしたら、、、、
ありました。
英語の意味がよく判らない項目でフリクショントルクの値がある所があったのですが、
それが見ていたW126の整備資料の文章と使っている単語は微妙に違うものの、
同じ言い回しをしていたので、なるほどこれか!と判りました。
それによると、フリクショントルクは150~180kgcm、、、とありました・・・。
ん?150~180kgcm???
まぁ、W126の場合は40~90Nmって事だったので
それよりはかなり低いんですが、M7のボルトの締め付けトルク並みですから、
結構重いですよね。
古い方のジョイントフォークにトルクレンチを付けて調べてみた所、
一応、ジョイントフォークを手で何とか回せるかな?という程度のようです。
これにより、こないだ再調整した状態ではまだまだ全然軽いと言う事が発覚してしまいました(苦笑)。
レース屋さんに連絡してみた所、まだ手をつけていないという事だったので、
またまたデファレンシャルケースを引き揚げてきてしまいました(苦笑)。
昨日は『納期が延びない事を期待していた』と書きましたが、
結果的には延びてくれて助かりました(笑)。
というのも使用するシムによっては
デファレンシャルケースの加工なしでいける可能性があるんですよね。
最初にシムを入れて調整しようとした時に
メーカーで設定のある最薄の1.30mmのシムで
ギヤを組み込む事まではギリギリ出来たものの、全然回らない状態でした。
こないだ右に組み込んだ1.05mmのシムより厚いシムで1.30mmより薄い物は
1.10mmしかなかったのでとりあえず右1.10mm、左1.05mmだけ試してみたのですが、
それでも先の規定値より全然軽い状態でした…。
というわけで1.15mm、1.20mm、1.25mmを各2枚ずつ作ってもらうべく、
1.30mmより厚いシム6枚を先程レース屋さんに納めてまいりました。
実際にはどうなるか判りませんが、
右側のサイドギヤに1.20mm以上のシムを使用する事になるようであれば、
スリップユニバーサルジョイントとデファレンシャルケース間に
それ用に用意されている中で最も厚い2.0mmのシムを使用する事で
デファレンシャルケースは加工しなくて済むかもしれません。
自分の英語力の無さには改めてガックリしましたが、
直前に正しい調整値に辿り着く事が出来て良かったです~(苦笑)。
Posted at 2009/06/14 00:47:59 | |
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