ドイツの車屋さんで低走行の300SELを見付けました。
物はコチラ。
残念ながら、カラーコードの確認出来る画像が無いのですが、
どうやら新車から2トーンペイントが施されていた車両のようです。
(但し、塗装自体は数年前にやり直しているっぽいです)
考えてみると国内にいる縦目でクーペやSLでは2トーンの車両は
後から塗られた物も含めてそこそこ居るイメージですが、108/109では殆ど見掛けませんよね。
やっぱり、108/109は社用車として使われていた車が多いから、
新車当時に輸入された車両で2トーンの物は殆ど無かったのでしょうね。
尤も、そもそも海外物でも108/109のオリジナルの2トーンは少ないのですけどね。
サイドから。
前後の車高は殆ど平行な感じですね。
エアサス車は車高が低いという認識はあったのですけど、
調整データ上でどれだけ低いんだろうというのは調べた事が無かったのですが、
108ではフロントのコントロールアームポジション(以前書いたa寸の事)の最低値は
78mmであるのに対し、
109の最低値は55mmとなっていました。
22mmも違うんですね。
108と109で全高を一緒くたにしてしまっているデータが多いようですが、
一応サービスマニュアル上に書かれているデータでは
108のM189搭載の300SEbの全高は1440mm、
109のM189搭載の300SELでは全高は1410mmという事になっていました。
尤もa寸の幅は金属スプリングとエアスプリングでは大きな違いがありまして、
300SEbでは93mmの+10mm-15mmであったのに対して、
300SELでは57mm±2mmとかなり規定値の幅が少なく設定されていたようです。
金属スプリングはやっぱり出来がまちまちで
車両の装備状況に応じて規定通りに組んでも
その位のバラツキが出てしまう感じだったという事なのでしょうね。
しかし、考えてみると、今の220君のフロントの車高って、
エアサスモデルの最低値よりもさらに低いって事なのね(苦笑)。
因みにエアサスのリアの車高は-0度45分±15分とややネガティブらしく、
こないだ220君はリアの平均が+0度39分だったわけですから、
前後を水平に近くするには殆ど1度分低くしなきゃアカン(というよりそれでもまだ足りない)
ということになるわけですね(汗)。
グリルの網目は荒い方で、、、
ドアミラーは後期ですね。
250Sでは網目が変更になった時期が不明だったのですけれども、
ひょっとして109015ではそれがハッキリしているのでは?
と思ってEPCを参照して見た所、これがビンゴでして(笑)、
どうやら002369までが細かいタイプで002370からが荒いタイプっぽいですね。
んで、ミラーの方は002131からこのタイプとなるらしいです。
ん???
これらから年式を追っかけようと思ったのですけど、
109015って全部で2369台なのですよね。
EPCで002370以降を云々している以上は車体番号末尾に欠番があるという事なのでしょうが、
仮にその通りだったとしても002370以降の車両は
恐らく数台、多く見積もっても2~30台レベルの話でしょうし、
ほぼ全て網の細かい方と考えて良さそうな感じですね。
後継のM130搭載の109016ではEPCには荒い方の網の品番と思われる物しか書かれておらず、
109016は1967年の12月に37台生産されている感じなので、
109015に荒いグリルが存在するのだとすれば、
その終わりにちょろっと新仕様のグリルが混ざった感じなんでしょうね。
残念ながらこの車両の車体番号データがないのですけれども、
無論かなり新しい時期に新仕様のグリルに交換した可能性はあるものの、
とりあえず使用感的には違和感がなく見えるので、
本当に最後の最後の車両だったりするのかもですね。
この事から250S/SEに存在する荒い目のグリルの車両は
1967年の12月の終わり以降の車両だと判断して良さそうだという事が判りました(笑)。
で、ミラーが元々、このタイプだったかを確認するには
ダッシュボード廻りを見れば良いのですが、このように、、、
後期のステアリングホイールが付いていて、
ウッドパネル上にクロームのモールの代わりにクラッシュパッド?が通っていれば、
それらは同じタイミングで変更になった物達なので、
元々このタイプのミラーだったと考えてほぼ間違いないんですよね。
無論、ステアリングシャフトまでひっくるめて丸々交換されていれば、
その限りではありませんけどね。
半艶になっちゃってはいますが、ウォールナットのウッドパネルが良い雰囲気ですねぇ。
外にアンテナもなかったので、元々ラジオレス車両だったと思われますが、
デリートプレートのウッドの半艶感が他のパネルから揃っている事からしても
新車からそんな状態だったであろう事が伺われますね。
デリートプレートの隣にスイッチがある通り、この車両は、、、
電動サンルーフ付きなんですよね。
上の画像でも見切れているようにマニュアル車なんですが、
それに加えて2トーンペイントにサンルーフ付きだなんて、
バリバリプライベートで乗る積りの仕様になっていますよね(笑)。
前後の革シートもオリジナルで且つ綺麗そう。
下部がベロア張りになっている初期のドア内張りも好い雰囲気ですよねぇ。
トランク床からマットを剥いだ図。
錆が出ていない上に防振マットが綺麗に残っているでしょ?、、、ってな事なのでしょうね(笑)。
因みに真ん中の丸い奴は燃料タンクのセンダユニットのサービスホールです。
マットを敷いた画像もあったのですが、
YouTubeでの車両紹介をちょろっと見たらそれが中央で裂けている様子だったので(笑)、
こちらでの画像は割愛(爆)。
最後にエンジン画像。
M189が鎮座しておりますが、綺麗だと言えば、まずまず綺麗かなとは思いますが、
おぉ、流石は低走行車、、、という感じではないようで(笑)。
この車、新車当時、ベルギーに納車された車らしく、
最初のオーナーはサッカークラブの主要メンバーだったらしいです。
しかし、そこまでの事が判っているのに、年式が1969年だと言っているのが一寸謎なのですよね。
さて、気になるお値段のほうですけれども、54900ユーロ、
今のレートで1000万円を一寸超える感じですね。
距離と仕様を考えればこんな感じでしょうね~。
その上で説明文には『価格上昇の可能性もあります』だなんて書いていますが、
確かに希少なM189搭載モデルですから、完全に否定は出来ませんけれども、
今、ここまでの値段を付けられていると、
なかなかここからの伸びは厳しそうな気もする所ですけどねぇ。