
前のブログの220SLの事があって、
ブログネタにしようと思って忘れていた事を思い出しました。
画像は海外オクに出品されている
230SLのエンジンルームなんですが、
これ、何か変…。
実はこれ、220SEb用のエンジンが載っているんですよね(笑)。
220SLを現実のものとしてしまっております(大笑)。
前のブログの画像を見る前の話なわけですが、
これ、230SLじゃなくて220SLじゃん!、、、と、ひとりで突っ込みを入れたのはいうまでもありません(笑)。
それでどこで判るのかと言いますと、インジェクターの位置なんですよね。
同じM127でも230SLはヘッドにねじ込まれたインジェクターから
吸気ポートに燃料を噴射するのに対し、
220SEbではベークライト?の土台を介してインマニに取り付けられた
L字型のインジェクターから吸気ポートに向けて燃料を噴射しているんですよね。
M127の2.3Lとその後のM129とM130のインジェクションエンジンでは
ヘッド上のインジェクターを逃げるためにタペットカバーの右側が複雑な形をしているのに対し、
220SEbのエンジンは同じ系統のキャブエンジン用と共通の
その部分が真っ直ぐになっている形状のタペットカバーなので
上述のインマニ上にベークライト?の3つの土台がある事と合わせて
すぐに220SEb用エンジンだと判るんですよね。
インマニが違うので載るのかなぁ?って思っていましたが、
ちゃんと載るんですね(笑)。
これからしてもメーカーは220SEbのエンジンを
そのまま積む積りだったのかも?って気がしてしまいますよね(笑)。
しかし、この出品者、知っていてとぼけているのか本当に知らないのか判りませんが、
エンジンが違う事に触れていないようなんですよね。
この車はマニュアル車ですし、少なくとも220SEbクーペより若干(30kg)軽いので
そこそこには走りそうですが、
リアアクスルがそのまま230SLのものだとすると220SEbよりギヤ比が高いので
加速性能は劣ってしまうだろうと思われます。
まさか、リペアサイズⅢの81.5mmまでボアアップして2278ccになっているから230SLだ、、、
な~んて言い訳するんじゃないでしょうねぇ(苦笑)。
そうそう、換装繋がりの話なんですが、昨日漁っていた画像の中には113のエンジンルームに
600用のM100を載せた図面(と言っても大枠だけ書いたイメージスケッチみたいなもの)なんかもありました。
MBがそんな恐ろしい事も考えていたとは、、、と思ったと同時に
実際に造られていたら面白かったのになぁ、、、って思っちゃいました。
尤も、どこかでそのエンジンを積んだ280SLをある車屋さんで見た事があって
車屋さん曰く、パワーがありすぎて真っ直ぐ走らないと言う話だったので
そりゃボツになりますわよねぇ(笑)。
Posted at 2012/08/12 21:26:29 | |
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