去年、デアゴスティーニから売り出された『週刊クラシックカーを作る』についてのブログで、
それのモデルになったW07の770Kと共に、
W150の770Kのオフナートゥーレンヴァ―ゲンにも一寸だけ触れましたが、
この17日に行われる、スコッツデールオークションで、W150のそれが売りに出るらしいです。
最初、タイプ名を見ずに画像だけを見ていたのですが、
すぐに770だと判りました(笑)。
昔は戦前のMBなんて同年代の車両だと顔付きがみんな同じように見えて
全然区別が出来なかったけど、
それが『ある程度』出来るようになってきたのは
繰り返し色んな画像を見てきた積み重ねの賜物なんだろうな、、、と思います(笑)。
幌を降ろした様子を後ろ斜め上から。
7~8座のオープンっていうのが凄いですよね。
戦後になると7~8座だとせいぜい後2列が開くランドーレット止まりですからね~。
畳んだ幌の前とクウォーターウインドウ後方にある板状のものは
パレード中の狙撃に備える為の覆いでしょうか?
計器盤。
W29と同じようなレイアウトですが、
あちらのように豪華な装飾板が奢られていないのは
やはり後席優先の車だからでしょうか。
でもこれはこれで素敵だと思います。
不思議なワイパーの前のパネル形状。
コンシールドワイパーの走りにしてはあまり隠れていない気がしますし、
これ、一体何のためにこのようにしているのでしょうか?
と、写真を一通り見終わると、資料にさらっと目を通してみたのですけれども、
初代オーナーとしてアドルフ・ヒトラーの名前があり、
画像でもヒトラーと思しき方が同じナンバーの車に乗っていたりするのですが、
その後のオーナーについても書かれている中、
8代目のオーナーにインペリアルパレスの名前が出ていて驚いてしまいました。
というのは、以前、ブログで、
小学校の頃、晴海で行われたクラシックカーショウで770Kを見た、
と書いた事があるのですが、
実はその時のその車両がインペリアルパレスの車だったんですよね。
以前にもアップした画像を引っ張り出してきましたが、
ご覧の通り、、、
全くナンバーが同じなんですよね。
この車、あの時の車だったんだ~と思いました。
このオークション資料によると、現存するW150のオフナートゥーレンヴァ―ゲン5台の内の1台、
個人所有の3台の内の1台との事ですので、元々の台数が少ない中、売り物件が出れば
それがその車である可能性は高くなるわけなんですけどね(笑)。
ヒトラーの使用していた車という事で少々ネガティブなイメージがありますが、
そんな車が果たして幾らで落札されるものか、一寸興味のある所であります。
Posted at 2018/01/13 23:38:26 | |
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