先日、ドイツのお気に入りの車屋さんに表題の車が入荷したのを発見しました~。
コチラで御座います。
説明書きを読む前からそれとわかる、ジンデルフィンゲン工場コーチワーク物ですね(笑)。
Sシリーズとなると、どうしてもSSKがイイナァって思っちゃう所なのですが、
このベージュとブラウンのカラーリングにはやられました(笑)。
こんなお洒落な配色ならば一番性能が低いタイプSでもイイなって思っちゃいます♪
前の座席用には切り欠きがあるだけで、ドアが無いようですが、
後の座席用にはどうやら隠しドアがあるようです。
フロント真正面から。
グリル上部で折れ目を境に左右に丸枠なしのお星さまがあるのは1927年式です。
1926年にダイムラーとベンツは合併していますが、
まだこの時点ではメルセデスの方のエンブレムを使用しているんですよね。
1928年式以降はお馴染の月桂樹付きのスリーポインテッドスターが
グリルの折れ目を跨って1個だけ付くスタイルになります。
この方がスポーティなのでしょうが、個人的な趣味から行くと、
マスコットが欲しかったなぁ、、、と思います(笑)。
リア真正面から。
スペアタイヤの表面が恐らく日焼けしていますし、
それを固定するバンドもイイ感じにやれている所に好感が持てます♪
ガソリン携行缶?
いかにも当時モノって感じですね~。
私には小数点が見えないのですが、容量が7.9Lって事かな?
コックピット。
茶革がまた好い感じです。
ステアリングセンターのエンブレムもダイムラー時代のメルセデスの物になっていますが、
一寸調べてみた所、これは28年以降のSシリーズでもそのまま受け継がれているようです。
そうそう、戦前の欧州車のステアリングって何故だか良く判らないんですけど、
右ハンドルが多く、この車も右ハンドルなんですけど、
MBに関しては1928年頃から途端に左ハンドルが多くなっている気がするんですよね。
恐らくその辺りで何かあったんだろうと思うのですが、
何故なんだろう?とずっと疑問に思っています。
Sシリーズ、乗ってみたいですねぇ。
以前にも書きましたが、
アクセルを一杯に踏み込んだ時に繋がるスーパーチャージャーが発するという、
ワルキューレの雄叫びというのを聴いてみたいものです(笑)。
国内にタイプSSが1台生息しているのは知っていますけれども、
それだけ遭遇するのでさえ難しい環境下で
そういう機会を得るというのはまず不可能ですよねぇ。
まぁ、クラシックセンターの裏倉庫でSSKにこそっと触れられただけでも
良しとすべきなんでしょうねぇ…(笑)。
あっ、そうそう、この車は応談で御座いました。
因みに10年以上前だったか、バンプラによるコーチワークのタイプSが
確か3億円位していましたので、
まぁ、それは確実に上回っているだろうと思います。
Posted at 2018/07/01 13:15:28 | |
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