先だってアシストグリップのクローム磨きをしていて、
縦目用のアシストグリップでそのクローム部の付き方に違うものがある事を思い出し、
それって一体何時の時期に付いていたのだろうというのが気になって
調べてみる事にしました。
因みにこれが220君に使用されているのと同じタイプで
これがそのクローム部の付き方の違うバージョン。
つまり前者がクローム部の端に長楕円っぽい穴が空いていて
そこをグリップが貫通しているタイプなのに対して
後者はグリップの固定部分を覆うクロームの部分だけ部品が独立していて
グリップの固定後にそれだけパチンと嵌められるタイプなんですよね。
結論としましてはクーペでいくと、220SEb全車が前者のタイプで
250SE以降から、280SEの1969年の前半、具体的には車体番号末尾002702までに
後者のタイプが使用されているらしいです。
あまり意識していなかったし、
どちらも取り付け状態ではチラッと見た程度では(画像では尚更)、
区別が付かないのでそういうふうな区分けになっていたのは知りませんでした。
ただ、いーべーで幾つか部品を見ていくうちに気付いたのですが、
前者のタイプの場合は黒?一色なのに対し、
後者のタイプは表面が白っぽい色で奥側が黒っぽい色の2色構成になっているようですね。
ただ、EPCによると前者にはフットノートがないので多分一色のみだったろうと思うんですけど、
後者のフットノートにはSTATE COLOR NUMBER WHEN ORDERINGとあり、
故に少なくとも2つ以上のカラーバリエーションがあると思われるので、
他の色も2色構成になっているかどうかは『?』ですけどね。
ただ、ネット上の車両の画像を何台か確認した範囲では
細かい色の違いは判らないものの、全て表面が薄い色、裏側が濃い色の2色構成でした。
って事が仮に間違いないとすれば、外からこの部品が見える環境であれば、
220SEか250SEかを判断する事が出来るという事になりそうであります(笑)。
こないだの横浜の車、そこまで見える環境だったかなぁ?(笑)。
因みにこのタイプのクロームの蓋が付く部品の割り当てられる年代は
108/109辺りでも同じような感じなようでして、
例えば1968年生産開始の300SEL6.3では初期モデル(車体番号末尾001846まで)には
この後者のタイプが使用されているのですが、
1969年8月デビューの300SEL3.5にはそれは使用されておらず、
その全ての車両で車体番号末尾002703以降の280SEクーペのタイプと同じ、
固定部分の上までグリップの表面素材が回り込んだこのタイプ、、、
が使用されていたようです。
とすれば、デビューがそれと同時期だった事から容易に予想は出来ると思いますが、
280SE3.5クーペでもそれは同様だったようです。
今回も私的には(笑)、非常に興味深い調査結果で御座いました(アホ)。
Posted at 2019/06/29 21:53:07 | |
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