2019年07月10日
一寸前から『くるまのニュース』というのに
ブガッティのT41ロワイヤルの事が書いてあって、
それを先程覗いてみたのですが、をいをい、という事が書いてありました。
それによるとT41が
車の歴史上過去最大といわれる排気量のエンジンを搭載しているというのですが、
過去最大かどうかは判らないものの、実はそれより遥かに排気量の大きい車が
合併前のベンツにあるんですよねぇ(苦笑)。
それは世界で初めて時速200キロの壁を破ったブリッツェン・ベンツで
その排気量はT41の12760㏄に対し、約21500㏄もあったんですよね。
因みにブリッツェンはレースカーなんですけど、
手元のMBの乗用車のみが出ている本に
1912年から1914年製の82/200PSという車両のデータが載っていて、
同じ排気量のエンジン付きシャシーに36000マルクという値段も出ているので
どの程度売れたものかは判りませんけど、どうやら市販もされていたということのようです(汗)。
さらに記事にはT41は直8なので、シリンダー1気筒当たりの排気量が約1600㏄で
それがコンパクトカーの総排気量並だと書いてありますが、甘い甘い(笑)。
ブリッツェンはその排気量でなんと4気筒でして、
ボア×ストロークが185㎜×200㎜だから、1気筒辺り約5376㏄です(爆)。
コンパクトカーどころか昔のジャガーのV12の総排気量並なんですよね(大笑)。
いや、これが無名なメーカーの無名な車だって言うなら話は別ですけど、
ベンツの、しかも自動車史に残る記録を打ち立てた車に
それ以上の排気量の車両があるのに気付かないというのは
一寸調査が甘過ぎるんじゃないの?と思わざるを得ません。
これに限らず、ネットニュースには調べが甘いものって結構ありますよね。
素人じゃないのに軽はずみに記事を書き過ぎだと思います。
もっと真剣に、ちゃんと調べてから記事にして欲しいものです。
Posted at 2019/07/10 22:49:09 | |
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