220君の前回のグリスアップからの距離を確認したら
3000キロを超えてしまっていたので
昨日は仕事が終わってから(午後から)、220君を会社に持って来て、
グリスアップ作業を行いました。
と言いつつ、気が付いてみると、グリスアップに関しては
画像を一切撮って居りませんでした(笑)。
一寸前にW113‗250SLさんが同じような事を仰っていましたが、
うちのもブレーキオイルのレベルが結構下がってきており、
ボチボチブレーキパッドの交換時期かなぁ、、、と思っていて、
今回はフロントアクスルの外側のグリスアップポイントは
タイヤを外して行ったので、そのついでに状態を見てみる事に。
うん、これはやっぱりボチボチの時期ですねぇ。
近々、パッドを調達しなくては…。
んで作業中、一寸前からクランプを締めても締めても
傾いてしまうリヤマフラーが一寸気になって見てみると、
こないだ結構締め付けた筈で、もう緩まないやろ~と思っていたのに
見事に緩んでいました(苦笑)。
結果としては、以前、リアマフラーを外した塗装屋さんが
私が取り付けていた向きとは違う角度にクランプを取り付けていたのも
どうやらその一因だったと思われるのですが、
パイプのオスメス共に錆びて痩せて来ている関係で、
締め付け部の切込みがこんな具合に、、、
塞がってしまって、それ以上径が小さくならないからという事のようでした。
※因みに対角の切込みが開いているのはそちら側の施工が終了しているからです。
これ、本来は溶接で取り付けるべき部分なのを
ここで脱着出来れば楽だからと、私が入れた切込みなので、
通常の切込みよりも幅が狭いですからねぇ。
なので先ずはこの塞がった部分に再度ノコを入れて切込みを広げました。
最初、変なノコを使っていたので、勢い余って思いっきり指を切りました(苦笑)。
クランプの方も形がいびつになっていたのでそれを修正し、ねじ山もさらって再度取り付け。
多分、これで緩まないでしょう(笑)。
これも緊急オペだと言えばそのようなものなのですが、メインはこれにあらず。
その作業が終わった後で、軽くリアアクスルを拭いていて、
ふと右のドラムブレーキのバックプレート下を見ると、何か湿っている…。
※ストロボを焚いたら判りにくくなっちゃいましたね(苦笑)。
ありゃ~、ひょっとしてホイールシリンダーが逝っちゃってる?
と思い、タイヤを外して確認。
ありゃん?ホイールシリンダーは何ともないなぁ…と思いつつ
下の方を見るとぐっちょりした物が。
ありゃありゃ、これはホイールベアリングのグリスですな。
青色が消えて、一寸赤味が出ている所からすると、
インナーのシールはもう決壊しているようで、デフオイルと混ざっている様子です。
まぁ、以前、リアアクスルのOHをやった時にも、
外部には漏れがなかったのにアクスルシャフトを抜いてみて、
この部分にはグリスっ気が一切なくてデフオイルで潤滑されていたみたいなので
インナーシールの決壊自体は全然問題ない筈なんですけど、問題は外に漏れている箇所。
10年如きでアウターシールが逝くかなぁと思っていましたが、
よくよく見ると、シールの下に漏れた跡はありませんでした。
って事は、バックプレートとアクスルチューブの間のシール位しか考えられず、
実際にその進行方向側とその下の取り付けナットの辺りの湿り具合が一番強い感じでした。
隙間から斜めにならスパナが掛かりそうだったので、締め付けてみると…
ゲッ、緩い(汗)。
その2つとそれらから時計回り方向にひとつ飛ばした先のナットも緩かったです(汗)。
これ、調べてみると、アクスルシャフトのブーツを交換したのが5年前で
その時はこの部分は外していないし、
それから先となるとさらに5年前のOH時に締めつけたのみなので、
その10年前の締め付けが緩かったならば、とっくに漏れている筈ですから、
緩んでいる意味が全く理解出来ません。
強いて可能性があるとすれば、このボルト側がアクスルチューブに打ち込むタイプで、
それが打ち込みが完全ではなかったものの、それで締め付け自体は出来ていて、
それが長年の使用で本来ボルトが落ち着くべき所に落ち着いて
結果、緩んじゃったって事のかなぁ、、、なんて考えています。
とりあえず漏れの原因も判り、その状態で軽く締め付ける事も出来ましたが、
やっぱりキチッと締めたいし、そのままの状態ではグリスの洗浄もままならないので、
シューを外して締め付け&洗浄を行う事にしました。
リーディング側のシューを外しての一枚。
この状態で行けるか?と思いましたが、
これだと十分には綺麗に出来ないのでやはりトレーリング側も外す事にしました。
それも外せば問題の箇所を含めた6箇所全てのナットにトルクレンチが使えますしね。
サイドワイヤーの向きを変える滑車内もグチョグチョだったので
仕方がないから外して作業しました。
洗浄が終わると大嫌いなシューの組み付け(苦笑)。
慣れないせいとジャッキアップで低い体勢だったせいもあるかと思いますが、
本当に組みにくくて苦労しました。
自分の備忘録として書いておきますが、
結果、シューの軸上でシューの下に位置するスプリングをタイラップで縮めて置いて、
それとシューの間に入るワッシャーを入れて置き、
表側に位置するリーディングのシューを調整機構に固定した上で、
トレーリングのシューを軸に嵌めてその上からリーディングのシューを嵌めて
固定ボルトで固定し、
トレーリングのシューを調整機構に固定して、
最後にリターンスプリングを嵌めるという方法でどうにかこうにか完成させることが出来ました。
リアアクスルOHの時はリフトに載せてやったので
タイラップなんか使わなくても出来たのですが、
ジャッキアップだと見えなくてスプリングの上のワッシャーすら入れるのがままならないわ、
力が上手く入らないわで、それ以外にやりようがなかったんですよね。
因みにマニュアルを見ましたらば、
元々はこのスプリングを抑え込んでおく専用ツールが存在していたらしいです。
そんな具合だったのと、一応左の状態もドラムを外してチェックしたりしていたので、
結局午前様になってしまいました(苦笑)。
とりあえずキチッと締め付ける事は出来ましたが、
暫く経過観察はしておいた方が良さそうですね。
ともあれ、6本中、3本の締め付けが甘くなってしまっている状態を
それらが外れる前に発見出来て良かったなと思いました。
異変に早く気付くためにも、
やはり日頃から方々に目を配っておく事は重要だなぁ、、、と思いました。